青木創の一覧
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ユーザーレビュー
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リー・チャイルド『消えた戦友 (下)』講談社文庫。
ジャック・リーチャー・シリーズ第11作、14作目の翻訳作。
放浪生活が長く、素寒貧のジャック・リーチャーがやたらと金にがめつく、悪党たちのポケットから持ち金を強奪するシーンが何度か描かれるのには少し興醒めした。しかし、スリルに富んだストーリーは
...続きを読む面白い。
カルヴィン・フランツの残したUSBから手掛りを得たリーチャーたちはラスベガスへと向かう。しかし、リーチャーの推理は外れ、ラスベガスでは何も得られなかった。
殺害されたカルヴィン・フランツが残したUSBの情報と行方不明になっている軍事企業ニューエイジの保安副部長を務めていたトニー・スワンとの関係を調べると、開発中の新兵器に関わる疑惑が浮かび上がって来た。『リトル・ウイング』という名の新兵器を大量に強奪した一味の存在が疑われ、彼らがリーチャーたちのかつての仲間を殺害したと見られた。
リーチャーは、ニーグリー、ディクソン、オドンネルと共にかつての仲間たちを殺害した一味を焙り出し、復讐することを誓う。
日本では2000年に刊行された『キリング・フロアー』でシリーズが 開幕したが、『反撃』『警鐘』『前夜』と刊行された後、一度翻訳が途絶えた。ところが2012年にトム・クルーズ主演で『アウトロー』が映画化されるや再び息を吹き返し、その後は年に1作のペースで翻訳されている。アメリカでは27作目までが刊行されており、まだまだ楽しみは続きそうだ。
定価1,100円
★★★★★
Posted by ブクログ
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リー・チャイルド『消えた戦友 (上)』講談社文庫。
ジャック・リーチャー・シリーズ第11作、14作目の翻訳作。2007年の作品。
これまでは単独での行動が多かったリーチャーだが、今回は昔の同僚たちと事件の捜査を行うという、これまでとは少し変わった趣向の作品。安心安定の面白さ。
日本では2000
...続きを読む年に刊行された『キリング・フロアー』でシリーズが 開幕したが、『反撃』『警鐘』『前夜』と刊行された後、一度翻訳が途絶えた。ところが2012年にトム・クルーズ主演で『アウトロー』が映画化されるや再び息を吹き返し、その後は年に1作のペースで翻訳されている。アメリカでは27作目までが刊行されており、まだまだ楽しみは続きそうだ。
住所不定で、携帯電話もEメールアドレスも持たずに放浪を続けるジャック・リーチャーがATMで金を引き落とすと、何者かにより覚えの無い1,030ドルが入金されていることに気付く。10-30という憲兵が同僚に応援要請する時の無線コードであることが気になり、入金した人物を調べると、かつての同僚のフランシス・L・ニーグリーであることが判った。憲兵時代にリーチャーは9名から成る特別捜査部隊を率いており、ニーグリーは最も信頼出来る女性隊員だった。
ニーグリーはシカゴで民間警備会社で働いており、会社に連絡するとニーグリーのアシスタントからロサンゼルスに向かったことを伝えられる。ロサンゼルスに飛んだリーチャーはニーグリーと再会し、かつての同僚のカルヴィン・フランツが砂漠の上空を飛ぶヘリコプターから突き落とされ、亡くなっていたことを伝えられる。
フランツの死の謎を明らかにするため、リーチャーとニーグリーが調査を行うと、かつての同僚のうち5名が死亡または行方不明になっていることを知る。
やがて、かつての特別捜査部隊の同僚、カーラ・ディクソン、デイヴィッド・オドンネルも合流し、4人で事件の真相を調べるが、4人の周囲には謎の人物たちの姿が付きまとう。
定価1,100円
★★★★★
Posted by ブクログ
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テロとの戦いに突入しているアメリカの姿を描いています。
テロとの戦いって、対テロリストというだけではなくて、対自国民という事にもなるんですね。それが故に、リーチャーは、警察や連邦機関から追われながら、テロリストに孤独な戦いを挑む羽目になります。一体、何から何を守っているのか?もっとも、リーチャーの
...続きを読む戦いが孤独なのは、いつもの事ですが。
Posted by ブクログ
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事件の解決に向かっている途中、リーチャーがMP時代に取り逃した犯人の姿が見え始めます。今回リーチャーが潜入した事件の背景、事の黒幕は、その嘗ての犯人につながっていたんですね。
最後、リーチャーがピンチに陥るのですが、その後、意外に最後までは短かったのは、仕方ないのか。まぁ、あそこから更に長く話が続
...続きを読むくのは、リーチャーのダメージから言っても難しかったしね。
Posted by ブクログ
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とっても面白かった!
ロンドンのウェイターとしての捜査と、過去のコルカタ時代の捜査の記憶が交互に語られていき、テンポよく読み進められる。
最後の方は二転三転しながら意外な真実が明らかになっていく。単に事実を解き明かすだけでなく、理想に燃える青年だった主人公の成長物語でもあった。
著者がShazamの
...続きを読むCEOも務めていた実業家だと知って、読後にも驚き。
Posted by ブクログ
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