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Posted by ブクログ
リー・チャイルド『奪還(上)』講談社文庫。
2006年に刊行されたジャック・リーチャー・シリーズの第10作。
冒頭こそ偶然が重なる強引な展開に不自然さを感じたものの、読み進むうちに面白くなってくるから不思議だ。
戦争の残酷さ、祖国と仲間に裏切られた男の怒りと執念……
民間軍事会社の社長エドワード・レインの二度目の妻ケイトと娘ジェイドが拉致され、犯人の要求によりベンツの車中に準備した100万ドルの身代金がベンツごと奪われる。
偶然、カフェに居たリーチャーはベンツが犯人により持ち去られる場面を目撃する。翌日、再び訪れたカフェで社長の部下から目撃情報を尋ねられたリーチャーは自ら進んで誘拐犯の捜索に介入するというトンデモな展開。
そして、複数犯による犯行で、犯人は300km以上離れた場所にアジトを構えているだろうといったリーチャーの推理は全て空振りに終わり、追加の500万ドルの身代金まで奪われる。さらに450万ドルも奪われ、総額1,050万ドルの身代金が犯人の手に渡る。
しかし、ここで挫けないのがジャック・リーチャー。リーチャーの雇い主が戦争を食い物にした極悪人であることを掴むと、今度はその方面の関係者であるレインの最初の妻の妹パトリシア・ジョセフ、ニューヨーク市警のブルーワー、元FBIの私立探偵ローレン・ポーリングらと連携し始める。すると何故かそちらの方面の推理はズバリと当たってしまう。
見えてきた犯人の姿と目的……
たどり着いた先は……
定価1,100円
★★★★★
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