あらすじ
民間軍事会社を運営する社長の妻と娘が拉致された。
偶然、現場に居あわせたリーチャーに依頼が届き、ともに解決へと乗りだすのだが……。
二度の映画化で、世界的な人気を誇るアクションサスペンス。
新作ドラマがアマゾンプライムで進行中のジャック・リーチャー・シリーズ、
待望の最新邦訳は、シリーズ屈指の傑作!
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
非常に謎解きの要素が強い一冊。これまでのリーチャーシリーズを読んでいなくても楽しめる作品です。作中で述べられている米国人、英国人の気質の違い、軍の部隊ごとの違いなども興味深い。リーチャーは人を殺すことにちゅうちょしない。こういう考え方は私には理解が及ばない。銃や人を殺すことが身近にあることとそうでないことの違いかなとも考えた。
しかし、読んでいる間はそんな小難しいこと考えずに楽しめた。
Posted by ブクログ
リー・チャイルド『奪還(上)』講談社文庫。
2006年に刊行されたジャック・リーチャー・シリーズの第10作。
冒頭こそ偶然が重なる強引な展開に不自然さを感じたものの、読み進むうちに面白くなってくるから不思議だ。
戦争の残酷さ、祖国と仲間に裏切られた男の怒りと執念……
民間軍事会社の社長エドワード・レインの二度目の妻ケイトと娘ジェイドが拉致され、犯人の要求によりベンツの車中に準備した100万ドルの身代金がベンツごと奪われる。
偶然、カフェに居たリーチャーはベンツが犯人により持ち去られる場面を目撃する。翌日、再び訪れたカフェで社長の部下から目撃情報を尋ねられたリーチャーは自ら進んで誘拐犯の捜索に介入するというトンデモな展開。
そして、複数犯による犯行で、犯人は300km以上離れた場所にアジトを構えているだろうといったリーチャーの推理は全て空振りに終わり、追加の500万ドルの身代金まで奪われる。さらに450万ドルも奪われ、総額1,050万ドルの身代金が犯人の手に渡る。
しかし、ここで挫けないのがジャック・リーチャー。リーチャーの雇い主が戦争を食い物にした極悪人であることを掴むと、今度はその方面の関係者であるレインの最初の妻の妹パトリシア・ジョセフ、ニューヨーク市警のブルーワー、元FBIの私立探偵ローレン・ポーリングらと連携し始める。すると何故かそちらの方面の推理はズバリと当たってしまう。
見えてきた犯人の姿と目的……
たどり着いた先は……
定価1,100円
★★★★★
Posted by ブクログ
二転三転しておもしろかった。妻子誘拐の謎解きとアクション。アメリカ人とイギリス人の違いよ描写もなるほどと思いました?あっという間に読み終わります。