無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで100万冊以上配信中!
“ゴーストマン”VS冷血の殺し屋&中国マフィア。
21世紀最高のノワール・シリーズ。待望の第2弾。
恩義のある友からSOSが届いた。
すべてのトラブルを解決し、彼女を死地から救い出す。
それが私の仕事だ。
強奪は洋上で行われた。サファイアを運ぶ密輸船の襲撃。だが船にはサファイア以外のものも積まれていた。はるかに価値があり、はるかに危険なブツが。この強奪を立案したのはアンジェラという犯罪者だった。マカオで待機する彼女のもとに部下の生首とサファイアが一粒だけ届けられた。添えられたメッセージ――ブツを返せば残りのサファイアは返す。予想外のトラブルが起きたのだ。これを切り抜けるには信頼できる相棒が要る。
私は世界でも指折りの強盗だ。だが私の素性を知る者は誰もいない。例外はただひとり、アンジェラ。彼女は私の師匠であり、いかにして犯罪者になるか、いかにして強奪を仕切るかを教えてくれたのは彼女だった。彼女のおかげで私は一流のゴーストマンになった。そんなアンジェラから6年ぶりに連絡が届いた――SOSが。罠かもしれない。罠でも構わない。私は即座に決意する。死地マカオへ飛ぼうと。これは命がけの博打だ。だが、それが私を昂揚させるのだ。
マカオで待つのは冷血の殺し屋ローレンス。私たちの退路を断つ中国マフィア。ゴーストマン師弟コンビは知略とテクニックの限りを尽くして戦う。「このミステリーがすごい!」「週刊文春ミステリーベスト10」で第3位に輝いた『ゴーストマン 時限紙幣』に続く、最高にスタイリッシュでクールな傑作の登場!
Posted by ブクログ 2019年05月20日
ゴーストマン2作目、そして作者死亡により最終作となった作品。
前作は全編に緊張感が漲る傑作だったが、本書は若干様相が異なる。ゴーストマンとしての仕事ではなく、本来なら無関係なトラブルに自ら足を踏み入れてしまうのだ。その理由は前作で散々語られた女性・アンジェラだ。男がかつて何らかの関係をもった女のため...続きを読む
Posted by ブクログ 2018年06月19日
『時限紙幣』の衝撃度は薄れている。ブラッドダイアモンドは有名だが、サファイアもそうなのか。ジャックとアンジェラは『SUITS』のハーヴィーとジェシカを彷彿とさせる。シリーズものの中間点という感じで、作者の死で、ここで終わってしまうのが、何とも中途半端で、惜しい。ジャックは何が楽しくて生きているんだろ...続きを読む
Posted by ブクログ 2018年03月23日
ゴーストマンシリーズ第2作。1作目が結構オモロかったので、翻訳出て比較的早く(俺にしては)読んでみた。名前は偽名以外一切名乗らない主人公が、相変わらずカッチョ良い。名前も名乗らない癖に、行動の説明がいちいち細かくナルシスティックなんがカッチョ良い。実際にこんなん聴いたらきっとカッチョ良くないはずなん...続きを読む
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。