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「このミス」第1位『神は銃弾』ボストン・テランの新たな代表作! 貧困家庭に生まれた耳の聴こえない娘イヴ。暴君のような父親のもとでの生活から彼女を救ったのは孤高の女フラン。だが運命は非情で…。いや、本書の美点はあらすじでは伝わらない。ここにあるのは悲しみと不運に甘んじることをよしとせぬ女たちの凛々しい姿だ。静かに、熱く、大いなる感動をもたらす傑作。 解説・北上次郎
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Posted by ブクログ
4.5 初めて読む作家の作品。 カメラと女性の相性は、いいな。 どうしようもない男たち(イブの恋人など例外もあります)に人生を狂わされる女性たちが、手を組んで立ち向かう…そんなストーリー、かな? 『音もなく少女は』という邦題は、主人公を表すのには最適なのだろうけど…これはこれで良い。 証拠もないの...続きを読むに復讐に向かおうとする展開には、ハラハラさせられます。 傑作だと思います。
原題はWOMAN 邦題がいまひとつなのはよくあることだけど、これはなぁ。 でもでも肝心の小説は素晴らしかったです。
ナチのホロコースト、人種差別、聾学校の様子、手話でのやりとり。著者、自身がもしかして聴こえないんじゃないかと感じました。
耳の聞こえない少女イヴと母親クラリッサ、イヴの保護者となるフランの壮絶な物語。 希望と絶望の間を揺れ動くエピソードの積み重ねで物語が進み、女達が懸命に闘う姿に胸を打たれる。 重苦しい話の中でも美しいタイトルと文章、そしてイヴの撮る写真が光のように感じられる。
大戦後のブロンクス、最悪な混沌とした街を物体に生まれついての不幸な運命に弄ばれる女性たちの話。家族とは、友情とは彼女たちに取って男とは何か? 胸に深く突き刺さる小説だ。
奥付を見ると原題はWOMAN。 男性優位の、銃と麻薬に溢れたアメリカの町。障害を持ち女に生まれたイヴ。母とその女友達と彼女と。言葉が景色が写真が文章になってここにある。心情は文章で直接表されていないのに心情が溢れてくる。親の目でイヴを見、子供の目でクラリッサとフランを見る。クラリッサは何でロメインの...続きを読むような奴と夫婦でいるのか‥‥ 終盤は読むのが苦しい、でも読まずにいられない。朝読み終わったのに、夜中の今思い出すと胸が苦しい。人生を考え、女を考え障害を考える何度でも 何度でも
三種類の女がでてくる。 ナチスの迫害を生き抜いたものの、女としては致命的な傷を心身に負った孤高の女・フラン。暴君のような夫に虐げられる生活の中でも良心に根ざす信仰を失わず、障害を持って生まれた娘に無償の愛情を注ぐクラリッサ。 そんな二人に慈しまれ、銃の代わりにカメラを武器にしなやかに成長していくイヴ...続きを読む。 女と女の友情の話である。 イヴと名付けられた希望の種を巡る、女たちの静かで激しい戦いの記録でもある。 中でも魅力的だったのはクラリッサ。横暴な夫の虐待を耐え忍び、幾多の悲劇を乗り越え強く在ろうとした姿が感動をよぶ。 立場と性格は違えど同じ逆境を体験した者同士、相通じるものがあるフランと共に屋上で鳩を抱く場面の無垢なる美しさは言葉にできない。 文章は類稀な詩情に溢れ繊細で美しく、灰色の現実の中でも決して色褪せない真実の宝石を写真の如く切り取っていく。 撃鉄を落とすようにシャッターを押し、自分を弾圧する人生への対し方を学んでいくイヴ。 冒頭、イヴと恋人が手話で交歓するシーンに溢れた素朴な信頼と愛情は、物語を追ってイヴという少女の過酷な前半生を知ればこそ、それがどれだけ得難き価値のあるものか得心がいく。そしてイヴが撮った写真、肌の色が異なる家族が食卓で手を繋ぎ輪になる情景にこそ聖俗併せ呑む愛の核心が集約されるのだ。 本作には素晴らしいもの、尊きものが散りばめられているが、それらを脅かす唾棄すべき悪の存在もまた容赦なく描かれる。しかしだからこそ、弱き女たちが自分よりさらに弱きもののために戦いに挑む姿は、精神の気高さから生まれた崇高な美しさを保ち得るのだ。 「自由の女神が聾唖でもいいじゃないの」 これは母と子と希望の物語だ。
貧困、人種、性の差別に加え障害を持つという問題に、犯罪が絡んでくるお話しでした。 イヴには、カメラがあって本当に良かった。
すばらしい。 聾唖者の少女と60年代アメリカの貧困社会でおこる、悲しみの連鎖。サスペンス。 その背景と物語が感動的。
邦題に惹かれて読みました。 暴力ですべてを支配することが出来ると思っている男たち。 そんな男に支配や従属を強いられ、絶望に立たされながらも光を求める女たち。 女(破壊者)は、母という別の生き物(創造者・保護者)になることが出来る。またそれを望んでいる。 音もなく少女は「 」 本の内容自体...続きを読むもですがタイトルも深い余韻があって素晴らしかったです
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音もなく少女は
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田口俊樹
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