ブックライブでは、JavaScriptがOFFになっているとご利用いただけない機能があります。JavaScriptを有効にしてご利用ください。
無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで100万冊以上配信中!
来店pt
閲覧履歴
My本棚
カート
フォロー
クーポン
Myページ
5pt
「このミス」第1位『神は銃弾』ボストン・テランの新たな代表作! 貧困家庭に生まれた耳の聴こえない娘イヴ。暴君のような父親のもとでの生活から彼女を救ったのは孤高の女フラン。だが運命は非情で…。いや、本書の美点はあらすじでは伝わらない。ここにあるのは悲しみと不運に甘んじることをよしとせぬ女たちの凛々しい姿だ。静かに、熱く、大いなる感動をもたらす傑作。 解説・北上次郎
アプリ試し読みはこちら
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。
Posted by ブクログ
4.5 初めて読む作家の作品。 カメラと女性の相性は、いいな。 どうしようもない男たち(イブの恋人など例外もあります)に人生を狂わされる女性たちが、手を組んで立ち向かう…そんなストーリー、かな? 『音もなく少女は』という邦題は、主人公を表すのには最適なのだろうけど…これはこれで良い。 証拠もないの...続きを読むに復讐に向かおうとする展開には、ハラハラさせられます。 傑作だと思います。
原題はWOMAN 邦題がいまひとつなのはよくあることだけど、これはなぁ。 でもでも肝心の小説は素晴らしかったです。
ナチのホロコースト、人種差別、聾学校の様子、手話でのやりとり。著者、自身がもしかして聴こえないんじゃないかと感じました。
耳の聞こえない少女イヴと母親クラリッサ、イヴの保護者となるフランの壮絶な物語。 希望と絶望の間を揺れ動くエピソードの積み重ねで物語が進み、女達が懸命に闘う姿に胸を打たれる。 重苦しい話の中でも美しいタイトルと文章、そしてイヴの撮る写真が光のように感じられる。
大戦後のブロンクス、最悪な混沌とした街を物体に生まれついての不幸な運命に弄ばれる女性たちの話。家族とは、友情とは彼女たちに取って男とは何か? 胸に深く突き刺さる小説だ。
奥付を見ると原題はWOMAN。 男性優位の、銃と麻薬に溢れたアメリカの町。障害を持ち女に生まれたイヴ。母とその女友達と彼女と。言葉が景色が写真が文章になってここにある。心情は文章で直接表されていないのに心情が溢れてくる。親の目でイヴを見、子供の目でクラリッサとフランを見る。クラリッサは何でロメインの...続きを読むような奴と夫婦でいるのか‥‥ 終盤は読むのが苦しい、でも読まずにいられない。朝読み終わったのに、夜中の今思い出すと胸が苦しい。人生を考え、女を考え障害を考える何度でも 何度でも
三種類の女がでてくる。 ナチスの迫害を生き抜いたものの、女としては致命的な傷を心身に負った孤高の女・フラン。暴君のような夫に虐げられる生活の中でも良心に根ざす信仰を失わず、障害を持って生まれた娘に無償の愛情を注ぐクラリッサ。 そんな二人に慈しまれ、銃の代わりにカメラを武器にしなやかに成長していくイヴ...続きを読む。 女と女の友情の話である。 イヴと名付けられた希望の種を巡る、女たちの静かで激しい戦いの記録でもある。 中でも魅力的だったのはクラリッサ。横暴な夫の虐待を耐え忍び、幾多の悲劇を乗り越え強く在ろうとした姿が感動をよぶ。 立場と性格は違えど同じ逆境を体験した者同士、相通じるものがあるフランと共に屋上で鳩を抱く場面の無垢なる美しさは言葉にできない。 文章は類稀な詩情に溢れ繊細で美しく、灰色の現実の中でも決して色褪せない真実の宝石を写真の如く切り取っていく。 撃鉄を落とすようにシャッターを押し、自分を弾圧する人生への対し方を学んでいくイヴ。 冒頭、イヴと恋人が手話で交歓するシーンに溢れた素朴な信頼と愛情は、物語を追ってイヴという少女の過酷な前半生を知ればこそ、それがどれだけ得難き価値のあるものか得心がいく。そしてイヴが撮った写真、肌の色が異なる家族が食卓で手を繋ぎ輪になる情景にこそ聖俗併せ呑む愛の核心が集約されるのだ。 本作には素晴らしいもの、尊きものが散りばめられているが、それらを脅かす唾棄すべき悪の存在もまた容赦なく描かれる。しかしだからこそ、弱き女たちが自分よりさらに弱きもののために戦いに挑む姿は、精神の気高さから生まれた崇高な美しさを保ち得るのだ。 「自由の女神が聾唖でもいいじゃないの」 これは母と子と希望の物語だ。
貧困、人種、性の差別に加え障害を持つという問題に、犯罪が絡んでくるお話しでした。 イヴには、カメラがあって本当に良かった。
すばらしい。 聾唖者の少女と60年代アメリカの貧困社会でおこる、悲しみの連鎖。サスペンス。 その背景と物語が感動的。
子供を産んで育てることがむつかしい時代になってきている。母性が本能とは別な道を歩き始めたのだろうか。ペットや家族愛のドラマを見て、やくざが泣いているシーンは喜劇でしかなくなったのだろうか。 ブルックリンの極貧家庭に生まれた、耳の不自由な少女イヴが勇気のある女たちに守られ成長していく物語。 母のク...続きを読むラリッサは、耳が聞こえないという障害を持つイヴを、将来味わうだろう人生の荒廃から救うために、教育を受けさせようとする。 そこで教会で顔見知りになっただけのフランに相談する。 イヴを育てることでクラリッサとフランは親友になる。 フランには過酷な過去があった。 彼女の愛した青年も耳が不自由だった。 フランの両親は傷害のある子供たちを教育する私立学校を経営していた。 そこに彼は入学していた。 家系に障害のある子供がいると、優生保護のために断種手術を受けなくてはならなかった。 彼女は青年と逃げるが、子宮を摘出され、恋人は射殺された。 その後、彼女は一人小さな店を持って暮らしていた。 三人の女性が、運命と卑劣な男たちに翻弄されながら勇気を持って生き抜くものがたり。 文章は繊細でダイナミック、時には詩的で、上質な文学的な香りを持っている。 彼女たちが、過酷な出来事に打ちのめされながらも、立ち上がるたびに、読んでいても何度か胸が一杯になる。 ストーリーを思い出しながら、もって生まれたイヴの障害について母親がとった手段や、フランを襲う過酷な社会通念や国の方策について考えてみた。 優性保護については、今でも法以外では解決されているとは言えない。法的に問題がないとしても、子供の誕生について親の根源的な愛情を計ることはできない。 アメリカの一女性が提唱した優性保護のあり方をWikiで調べてみた。深い学問的な理論はわからないながら、人の生きる権利、産むことの自由を強制的に定めることは、産み育てる苦しみよりも育てることができない苦しみも様々な形を含めて深いのだと言える。 今なら宇宙論かと思える意見を見つけた。 「遺伝的に不適当な」人物をターゲットとして優生学者がすすめた社会的介入法としては、選択的な生殖、断種、安楽死が含まれた。例えば1932年にサンガーは、「悪い家系」を断つための断種と隔離を行う「強固なポリシー」について触れている。 20世紀初めのアメリカ合衆国では、サンガーも強力に押し進めていたこの優生学運動は強い影響力を得た。アメリカの優生学者の努力の結果、何万人単位で断種が行われたり、コロニーに強制隔離される人が出たりしたほどの力があった」 「大家族の子供に対してできる最も慈悲深いことは、殺すことである」 「(黒人)は遺伝的に劣った人種である」「人間の雑草(黒人・移民・障碍者など)を駆除しなければならない「向こう見ずに繁殖する者たち、、、子供をうじゃうじゃと産みつける、、、決して産まれるべきでなかった人々がいる」 Wikipediaより
レビューをもっと見る
新刊やセール情報をお知らせします。
音もなく少女は
新刊情報をお知らせします。
ボストンテラン
田口俊樹
フォロー機能について
「文春文庫」の最新刊一覧へ
「小説」無料一覧へ
「小説」ランキングの一覧へ
時計仕掛けの歪んだ罠
捜索者の血
悪魔の赤い右手 殺し屋を殺せ2
あなたに似た人〔新訳版〕 I
怒り 上
石を放つとき
一抹の真実 ~A GRAIN OF TRUTH~
偽りの銃弾
作者のこれもおすすめ一覧へ
みんなの公開リストをもっと見る
一覧 >>
▲音もなく少女は ページトップヘ