マルクスルッテマンの作品一覧

「マルクスルッテマン」の「刑事ザック 夜の顎」ほか、ユーザーレビューをお届けします!

作品一覧

  • 刑事ザック 夜の顎 上
    3.5
    1~2巻836円 (税込)
    タイ人の売春婦が四人、自分たちの住む部屋で無残に射殺された。街の売春をめぐる犯罪組織の抗争か、人種差別主義者の暴走か、あるいは単独のシリアルキラーが跋扈しているのか? 事件を追う特捜部の若き刑事ザックの焦燥は深まる。ストックホルムの裏側にひろがる闇を追う刑事たちを描く、新シリーズ第1弾!

ユーザーレビュー

  • 刑事ザック 夜の顎 下

    Posted by ブクログ

     日本の刑事小説やアクション小説は、ハードボイルドからバイオレンスにいつしか変ってきたようにうっすら思っている。ハードボイルドの流れは断ち切れてしまい、小説が劇画的傾向を強めているような小説読者としての危機感を感じている。

     海外小説はどうなのか。世界にも、日本と同様の傾向はもともとなかったわけではない。むしろ銃器を合法化している国や兵隊上がりの作家などは、装弾した銃を身に着けて歩く文化が当たり前のことのようで、それらを非合法に用いる主人公像だって特に珍しいことではなかったように思う。それでも劇画化したように、空白の多いページ、行替えの多いパラグラフが近年目立ってきて、とても読みやすいアクシ

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    2018年03月26日
  • 刑事ザック 夜の顎 上

    Posted by ブクログ

     日本の刑事小説やアクション小説は、ハードボイルドからバイオレンスにいつしか変ってきたようにうっすら思っている。ハードボイルドの流れは断ち切れてしまい、小説が劇画的傾向を強めているような小説読者としての危機感を感じている。

     海外小説はどうなのか。世界にも、日本と同様の傾向はもともとなかったわけではない。むしろ銃器を合法化している国や兵隊上がりの作家などは、装弾した銃を身に着けて歩く文化が当たり前のことのようで、それらを非合法に用いる主人公像だって特に珍しいことではなかったように思う。それでも劇画化したように、空白の多いページ、行替えの多いパラグラフが近年目立ってきて、とても読みやすいアクシ

    0
    2018年03月26日
  • 刑事ザック 夜の顎 下

    Posted by ブクログ

    戦慄の四重殺人。さらにそれに続く事件の残忍な手口に、百戦錬磨の特捜班の面々も言葉を失う。売春をめぐる犯罪組織の抗争か、人種差別主義者の暴走か、あるいは単独のシリアルキラーが跋扈しているのか?浮上しては消える手がかりと容疑者。事件を追うザックたちの焦燥は日ごとに深まるが…若き刑事の苦悩と成長を通し移民、差別、薬物などスウェーデン社会の闇を雄大なスケールで描きだす新シリーズ、ここに開幕!

    荒っぽい展開にちょっとげんなり。共著者の一人、モンス・カッレントフトの作品は「冬の生贄」と「天使の死んだ夏」を読んだことがある。あちらは女性刑事ものだったと思うが、作風が変わったのかな?

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    2018年01月21日
  • 刑事ザック 夜の顎 上

    Posted by ブクログ

    ザックがまだ五歳のころ、刑事だった母が何者かに殺害された。心に深い傷を負ったザックは誓う。刑事になって、いつか母を殺した犯人を捕えると…二十七歳になったザックは腕利き刑事となり、ストックホルム警察の特捜班に抜擢された。だが、難事件を追う日々の裏で、彼の苦悩は続いていた。そんなある夜、タイ人の売春婦が四人、自分たちの住む部屋で無残にも射殺される。それは稀に見る残忍な事件の発端に過ぎなかった。

    ノルウェーの次はスウェーデンの刑事小説。下巻に続く。

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    2018年01月21日

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