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災厄の街〔新訳版〕
3年前に失踪したジムがライツヴィルの町に戻ってきた。彼の帰りを待っていたノーラと式を挙げ、幸福な日々が始まったかに見えたが、ある日ノーラは夫の持ち物から妻の死を知らせる手紙を見つけた……奇怪な毒殺事件の真相にエラリイが見出した苦い結末とは? 巨匠の最高傑作が、新訳で登場! -
スナイパーの誇り
ボブ・リー・スワガーは親友の記者キャシー・ライリーがモスクワから発したメールを読み、いたく興味を掻き立てられた。第二次大戦末期の独ソ戦で輝かしい狙撃歴を残したソ連邦赤軍に女性狙撃手がいたという。名前はミリことリュドミラ・ペトロワ。射殺した敵兵数は百を超え独軍からは“白い魔女”と呼ばれ恐れられていた。だが1944年の半ば以降ミリの名前は記録からふっつりと消える。いったい彼女になにがあったのか。ボブはただちにモスクワに飛び当地でキャシーと再会しミリに関する調査を開始した! -
サイモン・アークの事件簿
オカルト探偵アーク登場!73人もの人間が崖から飛びおりた、謎の大量自殺事件を取材に出かけたわたしは、現場の村で不思議な男性と知り合う。その男は、悪魔の存在証明や真の超自然現象を追い求め、世界を旅しているのだという。年齢2000歳とも言われる彼の名は、サイモン・アーク――。シリーズ第1作にしてホックのデビュー作でもある短編「死者の村」を巻頭に、自薦作品の中からさらに精選した10編を収録した、オカルト探偵アーク待望の第1短編集。黒魔術、狼男、悪魔崇拝、妖精……世界じゅうで起きる怪異な事件に、快刀乱麻の推理力で挑むアークの活躍をご照覧あれ。 -
逃げ出した秘宝
天才的な泥棒ドートマンダーが宝石店から盗んだ品物の中には、大きなルビーの指輪があった。それはアメリカがトルコに返却する秘宝で、宝石店の店主が奪ったものだった。不運にもドートマンダーはFBIと警察から追われる身に。しかも、仕事がしづらくなった彼の仲間たちが、捜査を終わらせるため犯人を探し始めた! 『天から降ってきた泥棒』に続く爆笑作。 -
天から降ってきた泥棒
超高層ビルの最上階に軟禁された娘を救い出せ! 天才的な泥棒ドートマンダーは、ひょんなことから厄介な仕事を引き受けるはめになった。ついでに貴重品を盗んでひと儲けしようと考えた彼は、それを餌に仲間を集め、厳重な警備を誇るビルに侵入する。が、ハプニングの連続で窮地に……熱烈なラブコールにこたえ、伝説の男が遂に復活。スリルと爆笑の痛快作。 -
夜の冒険 現代短篇の名手たち8
神父は、その谷にただ一人で住んでいた。若者たちを皮切りに、古くからの住人たちは次々と谷を出ていき、村はすっかり寂れてしまった。今や住民と呼べるのは彼だけなのだ。それでも神父は、毎朝鐘を鳴らし、教会を守っている。そこへ…過疎の村で起こった奇妙な事件を描く「静かに鐘の鳴る谷」をはじめ、極北の荒野で、夜中の港町で、異郷の小さな町で、次々起こる20の事件。 -
踊る黄金像
南米から密輸されてきた百万ドルの黄金像がちょっとした手違いから十五体の模造品にまぎれこみ、ニューヨーク中にばらまかれてしまった。一獲千金をめざす悪党たちが次から次へと登場し、一大争奪戦が始まるが――マルクス兄弟のパワーを凌ぐ究極のスラップスティック大作。 -
わたしはサムじゃない
結婚して八年たったいまもパトリックとサムは深く愛しあっている。ところがある日の真夜中、パトリックはサムの泣き声で目を覚ます。なぜかサムの心は五、六歳児並みの幼い少女になってしまっていて「わたしはサムじゃない、リリーよ、あなたなんか知らない」と言い張るのだ。パトリックはなんとかしてサムを取り戻そうと決意するが…。不条理な試練にさらされる夫婦の姿を描く新境地の連作二篇に加え、ケッチャム節炸裂の衝撃作「イカレ頭のシャーリー」を併録。これが鬼才の現在進行形だ! -
暗殺のジャムセッション
冷戦の最前線西ドイツでスパイ戦争に巻き込まれたマッコークルは、無事に帰国し、連れ帰った恋人フレドルと結婚してワシントンに〈マックの店〉を再開した。そこに突然、かつての相棒パディロが転げこんできた。元共同経営者にして腕利きスパイ兼殺し屋のパディロは、潜伏先の西アフリカから脱出してきたのだ。某国の首相暗殺を依頼され、それを断わったことからトラブルになったという。だが暗殺の依頼者たちは、何としてもパディロに暗殺を実行させるべく、卑劣な手段に訴えてきた……謀略と裏切りと追跡が交錯するなか、暗殺計画の歯車を止められるか? -
矜持
【競馬シリーズ】アフガニスタンで右足を失った陸軍大尉トマスは故郷へ戻った。厩舎を経営する母とは不仲だったがほかに行くあてもない。だがその厩舎では、負けるはずのない馬が不審な負け方をすることが続いていた。さらに、母の口座から毎週大金が引き出されている。母の弱みを握った何者かが母を脅迫しているのだ。トマスは姿なき敵との対決を決意する。自己の名誉と復活を賭けて。 -
拮抗
【競馬シリーズ】「おれはおまえの父親だ」ロイヤル・アスコットの初日、ブックメーカーを営むネッドの前にやってきた男は、三十年以上前に自動車事故で死んだと聞かされていた父だと名乗った。にわかには信じがたい話に混乱するネッド。だがその直後、突如出現した暴漢が父を刺殺してしまう。なぜ父は今頃になって現われたのか? ネッドは否応なしに錯綜する謎の渦中へ巻き込まれてゆく。スピーディかつスリリングに描くサスペンス巨篇! -
審判
【競馬シリーズ】弁護を引き受けろ。そして裁判に負けろ……アマチュア騎手で弁護士のメイスンは、ライバルの騎手を殺害した容疑で逮捕されたミッチェルの依頼を受けた。その直後から奇妙な脅迫が彼を脅かす。時を同じくして、逆恨みをしたかつての依頼人がメイスンを襲撃してきた。ふたつの事件には関連があるのか? 恐怖と職業倫理の間で揺れ動くメイスン……競馬シリーズの興奮にリーガル・スリラーの醍醐味を盛り込んだ巨匠の意欲作! -
祝宴
【競馬シリーズ】マックス・モアトンは人気レストランを経営する前途有望な若きシェフ。しかし、彼が料理を担当した伝統の2000ギニーレースの前夜祭で食中毒が発生し、店は閉鎖に追い込まれてしまう。さらにレース当日、パーティ会場で爆弾テロが発生し、多くの死傷者が!前日の食中毒と爆弾事件には繋がりがあると直感したマックスは、汚名返上のため調査を開始する。 -
モルディダ・マン
合衆国大統領の実兄がリビアに誘拐された。自国側の大物テロリストがCIAの手に落ちたと考えたリビアが報復に出たのだ。しかし、CIAはその件には一切関与していなかった。一触即発の事態を収拾すべく、ホワイトハウスは“モルディダ・マン”を雇った――国際紛争のはざまで大国を手玉にとる男どもを描き、巨匠が真骨頂を示す傑作。 -
7人目の子
誰かぼくたちをもらってくれますか?――児童養護院の一室で撮られた7人の幼子の写真。それが載った古い記事とベビーソックスの入った封筒が、デンマーク国務省に届く。中に養子縁組申請書も同封されていた。項目欄には「ヨーン・ビエルグストラン」という名前。この子は誰の養子になり、なぜこれがここに? 局長長官はおそれを抱く。彼自身、養護院の秘密を隠しており……北欧最高のミステリ賞〈ガラスの鍵〉賞受賞。 -
モノグラム殺人事件
名探偵エルキュール・ポアロは、お気に入りの珈琲館で夕べのひとときを過ごしていた。灰色の脳細胞の束の間の休息。そこへ、一人の半狂乱の女が駆け込んできた。どうやら誰かに追われているようだ。ポアロが事情を尋ねると、女の口からは意外な言葉が。彼女は「殺される予定」だというのだ。しかも、その女ジェニーは、それは当然の報いであり、殺されたとしても決して捜査はしないでと懇願し、夜の街へと姿を消した。同じ頃、ロンドンの一流ホテルで三人の人間が殺害された。すべての死体は口にモノグラム(イニシャルの図案)付きのカフスボタンが入れられていた。ジェニーは被害者ではなかったが、関連を嗅ぎ取ったポアロは、友人の刑事キャッチプールとともに捜査に乗り出すのだった -
その女アレックス
英国推理作家協会賞を受賞した大逆転サスペンス。貴方の予想はすべて裏切られる! おまえが死ぬのを見たい――男はそう言って女を監禁した。檻に幽閉され、衰弱した女は死を目前に脱出を図るが……。ここまでは序章にすぎない。孤独な女の壮絶な秘密が明かされるや、物語は大逆転を繰り返し、最後に待ち受ける慟哭と驚愕へと突進する。「この作品を読み終えた人々は、プロットについて語る際に他の作品以上に慎重になる。それはネタバレを恐れてというよりも、自分が何かこれまでとは違う読書体験をしたと感じ、その体験の機会を他の読者から奪ってはならないと思うからのようだ」(「訳者あとがき」より)。未曾有の読書体験を、貴方もぜひ! -
007 白紙委任状
いま世界最高のミステリ&サスペンス作家といえばジェフリー・ディーヴァーに間違いないでしょう。そのディーヴァーが、なんと007ことジェームズ・ボンドに挑んだ! それは2010年初夏に制作の発表が行われて以降、「Project X」というコードネームで呼ばれていた極秘プロジェクト。秘密厳守を誓約する文書に署名しないかぎり編集者も翻訳者も原稿を見ることが許されないという厳戒ぶりでした。殺しのライセンスを持つ史上最高のスパイの物語を、ディーヴァーは現代的なノンストップ・サスペンスに仕立て上げています。ヨーロッパから南アフリカ、そしてドバイへと世界を駆け巡る一大アクション巨篇! 2011年週刊文春ミステリーベスト10第4位。 -
騎乗
17歳の障害騎手ベンが突然厩舎を解雇されたのは、父親ジョージの策略だった。ジョージは下院議員選に勝利するため、唯一の家族であるベンを必要としていたのだ。激しい反発を覚えながらも、やがて父親に説得されたベンは選挙活動への協力を誓う。しかし、選挙区では、ジョージに対するスキャンダル攻撃と暗殺工作が待ちかまえていた!十代の少年を主人公に据え、生きることの厳しさと真の男の勇気を描くシリーズ第36作。 -
森で昼寝する猫
〔トラ猫ミセス・マーフィ〕ゴシップが恋愛話くらいなんて平和すぎるわ! 退屈していたトラ猫ミセス・マーフィの前に運良く(?)事件が。コンピュータ・ウイルスの侵入に紛れて銀行のデータから大金が消えたのだ。さらにミセス・マーフィが不審な血の付いたバイクを発見した直後、近くの森で死体が見つかる。猫探偵の無敵の活躍、第3弾 -
勝利
レース場で起きた惨劇に観客たちは凍りついた。目の前で騎手が落馬し、馬に押しつぶされて死亡したのだ。友の突然の死に、哀しみにくれるガラス職人のローガンだったが、まもなく彼のもとに謎のビデオテープが届く。それは友が彼に遺したものだった。だが、押し入った何者かにより、テープが強奪されてしまう! -
烈風
気象予報士のペリイは、同僚とカリブ海でハリケーンの“目”の中を飛行する冒険に挑んだ。だが、“目”から出る時、強風に揉まれて飛行機は海上に不時着、ペリイは嵐の海に投げ出された。漂流の末、彼は無人島にたどり着くが、廃屋の金庫の中で奇妙な物を発見する。しかも、やがて銃を携え奇妙な服に身を包んだ一団がやってきた。九死に一生を得てイギリスに戻った彼は、真相を解明すべく陰謀の渦中へと踏み込んでいく。 -
トランプをめくる猫
〔トラ猫ミセス・マーフィ〕騎手が誰かに刺し殺されたの。心臓をトランプの上から貫かれて――競馬大会で起きた殺人事件に居合わせたコーギー犬は、ミセス・マーフィに語った。コカインや遺産相続といった単語が人間たちの間で囁かれるなか、名探偵を自認するトラ猫は目撃証言を求めて鼠との協定締結に乗り出す! -
コンピューター検察局
物体光速移送装置の発明者デフォーは、虫垂炎の痛みに耐えて手術台に横たわっていた。名医の手術をプログラムした手術マシンが迅速に処置を施すはずだ。が次の瞬間、安全なはずのマシンのメスは狂ったように彼の腹を切り裂いた! マシンの故障か、それとも何者かが……? VIP死亡事件を重要視した合衆国政府は、コンピューター犯罪を取り締るCIB長官クレイダーに調査を命じた。淫奔な妻、装置の共同開発者など、殺人の動機を持つ者は多かった。だがその方法とは? -
コンピューター404の殺人
大統領選に備え、選挙専用コンピューターを点検していたジャジーンと技師はわが目を疑った。選挙はまだ先だというのに、インプットした覚えの全くない選挙結果がマシンから出てきたのだ。ただちに調査を始めた二人を何者かの凶弾が襲い、技師が命を落した。沈黙を守っていた過激派グループ〈HAND〉が、また活動を開始したのか? 大統領候補でもないのに突然名前が現われた二人の男は何者なのか? 何一つ明らかにならぬまま第二の殺人が……コンピューター検察局シリーズ第二弾! -
新聞をくばる猫
〔トラ猫ミセス・マーフィ〕新聞を開いたクロゼットの住人は、ロスコウ校長の死亡記事に仰天した。昨日は元気だったのに……ところが当の本人はピンピンしていた! 不可解な事件は悪戯と判明するが、その直後にロスコウが急死し、事態はにわかにきな臭く──動物パワー全開の名推理が事件の謎を解明するのか? -
出走
巧みな手段で競走馬を盗み出した調教師夫妻だったが、思いもよらぬことから罪が明るみに―絶対に真似をしてはいけない、と著者が書き添えるほど巧妙な犯行の手口を描いた「ブライト・ホワイト・スター」をはじめ、短篇デビュー作である「強襲」、ラスト一行の衝撃が秀逸な「悪夢」など、長篇とは一味違う魅力の短篇作品を収録。さらに、本書のための書き下ろし五篇を加えた全十三篇で贈る、深い余韻を残す珠玉の短篇集。 -
再起
元騎手で調査員のシッド・ハレーは、上院議員のエンストーン卿から持ち馬の八百長疑惑に関する調査を依頼された。しかしその直後八百長への関与を疑われた騎手が死体となって発見され、殺人容疑で逮捕された調教師も証拠不十分で釈放されたあと、不可解な自殺を遂げてしまう。真相究明に奔走するハレーだが、謎の刺客が最愛の恋人マリーナを襲う。不屈の男シッド・ハレーを四たび主役に迎えて、競馬シリーズ待望の再開! -
さよなら、ブラックハウス
寂しい島だった。だがそこには、支え合った友がいた、愛し合った恋人がいた――エジンバラ市警の刑事フィンは、イギリス本土から離れた故郷に望まぬ帰還をする。惨殺体となって発見された島の嫌われ者をよく知っていたからだ。フィンは事件を解決し、島から出たかった。袂を分かった親友と別れた最愛の恋人に再会する前に。少年時代に経験した儀式「鳥殺し」の記憶から逃れるためにも……。息苦しくせつない青春ミステリ。 -
瘢痕
公園にぽつんと張られた白いテント。昨日まではそこに無かったテントの中に、まさかあんなものが隠されていたとは――酸鼻をきわめる女子学生殺害事件の発生に、ネット新聞社は色めきたった。どこよりも先に特ダネ記事をモノにするんだ! 火災で一人息子を亡くし、心と体に虚無を抱えたまま復帰したばかりの事件記者ヘニングも取材に奔走するが……はたして事件の真相を暴けるか? 英米でも絶賛された注目作。 -
ウォッチメイカー
ミステリ三冠達成(このミス1位、週刊文春ミステリー1位、日本冒険小説協会大賞〈海外部門〉)。これが現代アメリカミステリの最高到達点だ! “ウォッチメイカー”と名乗る殺人者あらわる。手口は残忍で、いずれの現場にもアンティークの時計が残されていた。やがて犯人が同じ時計を10個買っていることが判明。被害者候補はあと8人いる――! “人間嘘発見器”こと尋問の天才キャサリン・ダンス捜査官とともに、リンカーン・ライムはウォッチメイカー阻止に奔走する。2007年度のミステリ各賞を総なめにしたジェフリー・ディーヴァーの代表作。【リンカーン・ライムシリーズ第7作】 -
スリーピング・ドール
リンカーン・ライムシリーズからスピンオフした美貌の“人間嘘発見器”。この女を欺くことは誰にもできない――。 他人をコントロールする天才、ダニエル・ペル。カルト集団を率いて一家を惨殺、終身刑を宣告されたその男が、大胆かつ緻密な計画で脱獄に成功した。ペルを追うのは“ウォッチメイカー”事件でリンカーン・ライムと行動を共にした、いかなる嘘をも見抜く尋問の天才キャサリン・ダンス捜査官。ペルとダンス、二人の天才が熱い火花を散らす頭脳戦の幕が開く! 2008年週刊文春ミステリーベスト10第3位、このミステリーがすごい!第5位。【キャサリン・ダンスシリーズ第1作】 -
獣たちの庭園
現代最高のミステリー作家が初めて歴史サスペンスに挑んだ! 1936年、オリンピック開催に沸き立つベルリン。アメリカ選手団にまぎれてニューヨークの殺し屋が潜入する。米国海軍情報部からナチス・ドイツ高官暗殺の使命を帯びたその男は、現地工作員との接触の際に誤って人を殺してしまい、刑事警察(クリポ)から追われる身となる……。リンカーン・ライムシリーズで人気の著者が初めて挑む歴史サスペンスは、懐旧的雰囲気のなか、タフな主人公(ヒーロー)が活躍するという新機軸。もちろんどんでん返しも盛りだくさんの上級エンタテインメントです。CWAイアン・フレミング・スティール・ダガー受賞作。 2005年週刊文春ミステリーベスト10第5位、このミステリーがすごい!第5位。 -
クリスマス・プレゼント
ひねりにひねった短篇16連発。原題もズバリ“Twisted”。これぞ「どんでん返しの魔術師」ディーヴァーの真骨頂だ! スーパーモデルが選んだ究極のストーカー撃退法、オタク少年の逆襲譚、未亡人と詐欺師の騙しあい、釣り好きのエリートの秘密の釣果、有閑マダム相手の精神分析家の野望――。ディーヴァー・マジックが次々に炸裂するミステリー短篇集。お馴染みリンカーン・ライムとアメリア・サックスが登場する「クリスマス・プレゼント」は本書のための書き下ろし。2006年週刊文春ミステリーベスト10第8位、このミステリーがすごい!第2位。 -
NOS4A2 -ノスフェラトゥ-
全米メディア絶賛、ジョー・ヒル待望の新作。 ヴィクトリア・マックイーンは8歳のときから、父にもらった自転車ですでに無くなっているはずの〈近道橋〉をわたり、失せ物を見つけられるようになった。17歳のある日、母と喧嘩をして家を飛び出したヴィクはその自転車で〈橇の家(スレイ・ハウス)〉に辿り着く。そこにいたのは、〈NOS4A2(ノスフェラトゥ)〉のナンバープレートを付けたロールスロイス・レイスに乗る老人――吸血鬼(ノスフェラトゥ)ならぬ連続児童誘拐犯の、チャールズ・タレント・マンクスだった。 ブラム・ストーカー賞2013年度最優秀長編賞候補にノミネートされた、ベストセラー作家ジョー・ヒルのダークホラーが日本上陸。 -
容疑者
「置いていかないで!」ロス市警の刑事スコット・ジェイムズは相棒のステファニーとパトロール中、銃撃事件に遭遇する。銃弾はふたりを襲い、ステファニーは死亡、スコットも重傷を負った。事件から九カ月半、犯人はいまだ捕まらず、スコットの耳に相棒の悲痛な叫びだけがこだまする。事件前の決定どおり警備中隊へ配属となったスコットがそこで出会ったのは、新たな相棒マギー。アフガニスタンに従軍し、そこでスコットと同様大切な相棒を失った雌のシェパードだった。心に傷を負ったひとりと一匹の新たな旅立ち。アメリカ探偵作家クラブ生涯功労賞受賞の著者、渾身の大作登場。 -
散歩をこよなく愛する猫
クロゼットの町は大騒ぎになっていた。町をあげて南北戦争の戦闘を再現する歴史イヴェントの開催が近づき、誰もがその準備に奔走しているのだ。騒然とした雰囲気のせいか、それまでは目立たなかった微妙な人間関係までが話題にのぼる。そして迎えたイヴェント当日、再現劇では発射されないはずの実弾が人間に射ちこまれた!右往左往する人間たちを尻目にトラ猫ミセス・マーフィ率いる動物探偵団が事件解決に乗り出した! -
アルバムをひらく猫
高校卒業から20年。記念の同期会が近づき、ハリーたちは準備に奔走中。そんなある日、同期生たちに謎めいた手紙が届く。そこには「あなたは決して老いない」というメッセージのみが。単なるいたずらだと一笑に付すハリーだったが、賢いトラ猫のミセス・マーフィは不吉な予感を覚える。はたせるかな、在学中に人気者だった男が射殺される事件が起き、同期会には暗雲が……人間たちにはまかせられない! 動物探偵団始動! -
病院が嫌いな猫
事件が起きたのは、クロゼット病院の古いボイラー室。病院の設備管理主任のハンクが首を切り裂かれた死体で発見されたのだ。現場の状況から考えて、行きずりの凶行ではないと思われるが、ではその動機は? 保安官たちの捜査をよそに、好奇心を抑え切れなくなったハリーは、いつものように独自の捜査に乗り出してしまう。そんな彼女を心配して、トラ猫ミセス・マーフィが率いる動物探偵団も、事件捜査へと立ち上がった! -
決着
建築家のモリスのもとを、突然、競馬場の支配人が訪ねてきた。経営者の男爵家の一族が老朽化した競馬場の売却をめぐって対立しているため、彼に株主総会に出席して売却に反対してほしいというのだ。モリスは、男爵家に嫁いだ過去のある亡き母から競馬場の株を受け継いでいた。彼は、男爵家との関わりを避けてきたが、支配人に懇願され、母の忠告を無視して総会に出席する。が、総会は紛糾し、やがて競馬場が爆破された。 -
不屈
貴族の血を受け継いでいながら、ひとりスコットランドの山中で孤独な暮らしを続ける青年画家、アリグザンダー・キンロック。ある日、彼は自分の山小屋で待ちかまえていた四人の暴漢に襲われ、あやうく命を落としかける。闇雲に「あれはどこにある?」と脅されたあげく、わけのわからぬままに崖の上から突き落とされたのだ。事件が起きたのは、アリグザンダーが母の屋敷へ行こうとしていた矢先だった。ビールの醸造会社を経営している義理の父が、心臓発作に倒れたとの知らせを受けたのだ。全身の怪我をおして屋敷に赴いた彼は、義理の父の会社が倒産寸前であることを知る。経理部長が莫大な資産を横領して姿を消したらしい。しかも、会社が主催する障害レースの賞品である純金のカップも行方がわからない。会社の危機を救うべく奔走をはじめたアリグザンダーは、自分を襲った暴漢は横領事件に関係があるのではとの疑念を抱くが…。 -
密輸
競走馬輸送会社を経営するフレディは、自社の運転手がヒッチハイカーを乗せることを禁じていた。が、一台の馬運車がその鉄則を破りある男を乗せたところ、男は急死した―これが一連の事件の発端だった。夜その車に何者かが侵入し、翌日修理工が調べると、車体の下から携帯用金庫が発見された。車は密輸に利用されているらしい。やがて、修理工が謎の言葉を残し不審な死を遂げた。謎が深まる中、フレディは陰謀に迫る。 -
敵手
馬の脚が切断されるという残忍な事件が続発。元ジョッキイの調査員シッド・ハレーは、飼い馬を傷つけられた白血病の少女に反人さがしを依頼される。やがて容疑者として浮かんだのは、ジョッキイ時代の好敵手で、今では国民的タレントとなった親友エリスだった。シッドはやむなく彼を告発するが、逆にエリスを擁護するマスコミから執拗な攻撃を受けて……。 -
告解
彼を殺したことを告白します……枕元にいた映画監督のトマスを神父と誤り、死の間際、老人はそう囁いた。意識が混濁した老人のうわ言だったのか?時を同じくして、26年前の競馬界で起きた変死事件を題材に新作を撮影中のトマスは、何者かからロケを中止しろと脅迫を受ける。老人の告白と脅迫には関係が? トマスは不屈の意志でロケを続けるが、遂に凶刃が彼を襲った! 映画界を舞台に放つ、シリーズ屈指のサスペンス。 -
妻の沈黙
不動産開発業で成功を収めた夫トッド。彼を支えるサイコセラピストの妻ジョディ。二十年以上連れ添ってきた二人の生活に、ある日亀裂が入った。トッドの浮気相手が妊娠したのだ。 まだ見ぬ我が子に心を奪われはじめるトッドと、すべてを知りながら何も言わないジョディ。二人のあいだの緊張が最高潮に達したとき、事件が起きる――。 誰にでも起こりうる結婚生活の顛末を、繊細かつ巧妙に描いたベストセラー・サスペンス! -
本を隠すなら本の中に
「いますぐわたしの家から出ていって!」大学時代のルームメイト、パミーが家に転がり込んで二週間、我が物顔で家を占領するだけでなく、トリシアの大事な城であるミステリ専門書店に出て客に迷惑をかけるにいたって、ついに堪忍袋の緒が切れた。ところがトリシアが追い出したその日のうちに、こともあろうに人手不足に悩むカフェの店主でトリシアの姉アンジェリカが、うっかりパミーを雇ってしまったのだ。だがそのパミーが店の裏で殺された……。古書と専門書の町、読書家の聖地ストーナムで起こる事件を描く、ライトミステリ。本の町の殺人シリーズ第3弾。アガサ賞候補作。 -
横断
〔競馬シリーズ〕名馬や馬主を乗せてカナダ各地の競馬場を巡る大陸横断競馬列車。英国ジョッキイ・クラブの保安部員ケルジイは、内偵中の馬主を追ってこの特別列車に乗り込んだ。車上の邪悪な陰謀に孤独な闘いを挑むケルジイ。ロッキイ山脈と大いなる危険に向かって、サスペンスが鉄路を走る! -
連闘
〔競馬シリーズ〕敬愛するカシリア王女が危機に――夫が、銃器製造の分野に進出を狙う会社の共同経営者に脅迫を受けているという。その男の手から夫妻を救い出すため、キットは再び立ち上がったが、敵はすでに彼の身辺にまで卑劣な罠を……『侵入』の主人公が揺れる恋のなかで挑む新たな闘い! -
標的
〔競馬シリーズ〕作家としてスタートを切ったサヴァイヴァルの専門家ケンドルは、有名調教師の伝記を書くため厩舎に赴いた。だが到着早々、行方不明だった女性厩務員の他殺体が発見され、やがてケンドル自身にも犯人の魔手が……サヴァイヴァルのプロがその知識と技量を尽くして非情の罠に挑む。 -
直線
〔競馬シリーズ〕騎手デリックは急死した兄から宝石輸入会社を受け継いだが、大量のダイヤが行方不明になっていることが判明する。デリックは慣れない宝石業界で模索しながらダイヤの行方を追うが、こんどは彼自身に危険が迫ってきた。兄への熱い惜別の思いを胸に、悪辣な敵に挑む青年の闘い。 -
奪回
〔競馬シリーズ〕ヨーロッパ最高の女性騎手が誘拐され巨額の身代金が要求された。無事救出されたのも束の間、今度はダービー優勝馬の馬主の息子が誘拐された。誘拐対策企業のスタッフであるアンドルーは、同一犯人の存在を感じるが……誘拐対策のプロと冷徹な誘拐犯の頭脳戦を描く力作。 -
黄金
〔競馬シリーズ〕アマチュア騎手のイアンは、絶縁状態が続いていた父から突然連絡を受けた。五番目の妻が何者かに殺され、父自身も命を狙われているという。犯人は遺産めあての親族の者か? 父の護衛を引き受けたイアンは、犯人探しに乗りだすが……遺産相続をめぐる争いと親子の葛藤を描く。 -
侵入
〔競馬シリーズ〕周囲の反対を押し切って、先祖代々敵対する家の息子と結婚した妹。ところが、何者かの扇動による中傷記事によって二人が営む厩舎が窮地に追い込まれてしまった。憎悪に満ちた記事を陰で操るのは誰か? 徒手空拳のチャンピオン騎手キットが、マスコミ界を相手に奔走する人気シリーズ第24弾。 -
証拠
〔競馬シリーズ〕酒屋を営むビーチは、あるレストランで偽のラベルで売られている酒を発見した。利き酒の能力と知識を買われ、警察の捜査に協力するうち、ビーチは巨大な陰謀の渦に巻き込まれていった! 酒の世界を舞台に、謙虚な勇気と該博な知識を武器に闘う男の孤独な姿を描く、極上の味わいのサスペンス! -
帰還
〔競馬シリーズ〕外交官のダーウィンは友人に付き添い帰郷した。友人の娘の婚約者は優秀な獣医だが、最近手術した馬が次々と原因不明の死を遂げていた。さらに、病院が放火され、焼け跡からは身元不明の死体……ダーウィンは調査に乗り出すが、事件の謎を解く鍵は過去の記憶に隠されていた! -
試走
〔競馬シリーズ〕「おれは死ぬ……アリョシャだ……モスクワ……」英国王子の義弟と同性愛の噂のある騎手が、謎の言葉をのこして急死した。王室をまきこむスキャンダルか? 調査の依頼をうけた元騎手のランドル・ドルーは、オリンピックを目前にひかえたモスクワへ単身乗り込む。が、そこには巨大な陰謀が!/掲出の書影は底本のものです -
障害
〔競馬シリーズ〕明かりがまったくない。力のあるエンジン音、軋む音。ここは一体どこだ? 余暇をアマチュア騎手として過ごす公認会計士ブリトンにとってその日は晴れやかな一日だった。出場した障害レースで優勝したのだ。ところがレース直後に何者かに誘拐されてしまった。ブリトンは脱出を決意したが……。/掲出の書影は底本のものです -
配当
〔競馬シリーズ〕物理教師ジョナサンは、ある日友人からひそかに三本のコンピュータのテープを渡された。数日後、その友人は事故死し、ジョナサンも命を狙われる……テープには、三回に一回は当たるという驚くべき確率の勝馬予想システムが組み込まれていたのだ。テープをめぐる熾烈な争奪戦を新機軸の構成で描く。/掲出の書影は底本のものです -
反射
〔競馬シリーズ〕交通事故で死んだ競馬写真家の自宅に、二日連続で強盗が押し入った。いったい何の目的で? 彼の遺した大量のフィルムを手にしたアマチュア写真家で騎手のノアは、自らの知識を駆使して、そこに潜む秘密の解明に挑んでゆく。複雑なパズルを解いたノアが目にした物は、驚くべき画像だった!/掲出の書影は底本のものです -
利腕
〔競馬シリーズ〕片手の敏腕調査員シッド・ハレーの許にまいこんだ昔なじみの厩舎からの依頼――所属の有力馬が、次々と原因不明のままレース生命を断たれるというのだ。調査に乗り出したハレーを襲ったのは、彼を恐怖のどん底へ突き落とす脅迫だった。『大穴』の主人公を再起用しMWA、CWA両賞を得た傑作/掲出の書影は底本のものです -
名門
〔競馬シリーズ〕名馬を種付けした子馬に次々と奇形が生まれた! 生産牧場に融資していた商業銀行エカテリン社の青年重役ティムは事態を救おうと死力を尽くすが……何者かの陰謀か? としたら何のために、またどうやって? 名馬の血統に賭ける生産牧場と名門銀行家の苦闘を巧みなストーリイ展開で描く。/掲出の書影は底本のものです -
駄作
世界的ベストセラー作家だった親友が死んだ。追悼式に出席した売れない作家プフェファコーンは、親友の手になる未発表の新作原稿を発見。秘かにその原稿を持ち出し、自作と偽って刊行すると、思惑通りの大ヒットとなったが……ベストセラー作家を両親に持つ著者が、その才能を開花させた驚天動地の傑作スリラー/掲出の書影は底本のものです
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