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ベイジルの戦争
巨匠ハンターが描く傑作エスピオナージュ ナチス占領下のパリで幻の写本を追う英国人エージェント、ベイジルの活躍! 虚々実々の諜報戦。敵中突破の秘策とは――? 第二次世界大戦を舞台とする傑出したスパイ・スリラー。 ベイジル・セントフローリアンは、かの時代のジェームズ・ボンドだ。 ――ネルソン・デミル 歴史のディテールに細心の注意を払った、巧妙で魅惑的な物語。 ――ランシング・ステート・ジャーナル紙 ベイジル・セントフローリアン。英国陸軍特殊作戦執行部所属。 無類の酒好き、女好き。だが任務に当たらせれば並ぶ者のない凄腕のエージェントだ。 その日も女優と逢瀬を楽しんでいたベイジルは急遽招集され、 ナチス支配下に置かれたパリへの潜入命令を受ける。 任務は、とある暗号が秘められた聖職者の写本を複写すること。 それは、暗号解析の責任者アラン・チューリングが、対独情報戦の要と捉えているものだった。 巨匠ハンターの筆が冴えわたる、戦時スパイ・スリラーの傑作!(解説・寶村信二) -
〈刑事ハービンダー・カー〉シリーズ
これは怪奇短編小説の見立て殺人なのか?──イギリスの中等学校タルガース校の旧館は、かつてヴィクトリア朝時代の作家ホランドの邸宅だった。クレアは同校の英語教師をしながら、ホランドを研究している。10 月のある日、クレアの親友である同僚が殺害されてしまう。遺体のそばには“地獄はからだ”という謎のメモが。それはホランドの怪奇短編に繰り返し出てくる文章だった。事件を解決する鍵は作中作に? 英国推理作家協会賞受賞のベテラン作家が満を持して発表し、アメリカ探偵作家クラブ賞最優秀長編賞受賞へと至った傑作ミステリ!/解説=大矢博子 -
悪童たち
ひと気のない静かな山中。男は邪魔な義理の両親を殺した。それは完全犯罪になるはずだった。だが、その決定的瞬間を三人の子供が目撃していた! 彼らは男を恐喝しようとするが……。二転三転していくストーリーと、息もつかせぬサスペンス。華文ミステリの新境地にして、チャイニーズ・ノワールの傑作が登場! -
フルダ
米国で映画化決定の北欧ミステリ! レイキャヴィーク警察・犯罪捜査部の女性刑事フルダ・ヘルマンスドッティルは、“ガラスの天井”に出世をはばまれ、警部止まりで64歳の定年をむかえようとしていた。 ある朝フルダは、20歳も年下の上司に呼び出され、2週間後に部屋を明け渡すように言われる。フルダが担当している事件も、すでに他の者に割り振ったという。 残りの2週間、フルダに許されたのは、未解決事件の処理だった。そこでフルダは、1年前海岸で遺体で発見されたロシア人女性の再捜査を始めるのだが‥‥。フルダを悲惨な運命が襲う。 アイスランドの人気作家ラグナル・ヨナソンによるフルダ・シリーズ第1弾! 誰もが想像できない結末――読み終えてストレスがたまること請け合い(!)です。 元ワーナーブラザーズピクチャーズ(ワーナー映画)の社長グレッグ・シルバーマンが、本作(英題:The Darkness)の映画化を推進中。(2019年11月発行作品) -
時計仕掛けの歪んだ罠
スウェーデン売上1位の傑作犯罪サスペンス。 15歳の少女3人の連続失踪事件を追うベリエル。目撃の通報を受けて急行するも、3度とも現場はもぬけの殻で、彼は苛立ちを募らせていた。事を荒立てたくない上司の警告をよそに、殺人事件だと確信し捜査に執念を見せるベリエルはやがて、それぞれの現場写真に映る不審な女に目をつける。緊迫の攻防、息を呑む逆転劇、衝撃の真相……。ここまで目を見張る取り調べシーンがかつてあっただろうか。ページをめくる手が止まらない、スウェーデンNo.1ベストセラーの傑作犯罪サスペンス!(2020年7月発行作品) -
夜の爪痕
〔二〇二〇年パリ警視庁賞受賞作〕パリ市内で全裸の女性の惨殺死体が発見された。犯罪調査部の新任課長ヴァルミ警視は、その死体を見て愕然とする。彼の元情報提供者のエスコートガールだったからだ。だが、犯人の手がかりは何ひとつなく、捜査は難航するが……パリ警視庁の現役警察官が描いた迫真の警察小説! -
越境者
ワイオミング州猟区管理官の職を辞したジョー・ピケットは、ルーロン知事の意向で現場に復帰していたが、新たな任務を与えられる。巨大製薬会社の跡取りスコギンズが失踪し、FBIは、州の辺境に住む富豪テンプルトンが前々から暗殺業を営んでおり、スコギンズを標的にしたのではと疑っていた。さらにスコギンズ失踪の前後、ジョーの友人のネイトらしき男が近くで目撃されていた。ジョーは知事の指令でFBIに協力し、テンプルトンの本拠地へ情報収集に赴くが……。ジョーがネイトと敵対!? 全米ベストセラーの冒険サスペンス・シリーズ!/解説=三橋曉 -
手/ヴァランダーの世界
田舎暮らしを願っていたヴァランダーに、同僚のマーティンソンが物件を紹介した。購入を考えたヴァランダーだったが、なんと家の裏庭で地面から人間の手の骨が突き出しているのを見つけてしまう。地面の下には骸骨と衣服の残りが埋まっていた。ヴァランダーは過去に遡って家の持ち主を調べ始める……。著者が書店キャンペーン用に書き下ろした、『霜の降りる前に』と『苦悩する男』の間に位置する中編「手」と、マンケル本人によるシリーズの各作品、人物、地名の紹介を網羅した「ヴァランダーの世界」を併録。シリーズファンなら絶対見逃せない一冊。/【目次】手/著者あとがき/ヴァランダーの世界/1 始まりと終わり、そしてその間になにがあったか?/2 クルト・ヴァランダーの物語/3 ヴァランダー、そして彼の家族と周辺の人々/4 人物索引/5 ヴァランダーの地理的世界/6 地名索引/7 ヴァランダーの好きなもの/8 文化索引/訳者あとがき -
われらが痛みの鏡
かつて傷痍軍人エドゥアールの仮面造りを手伝った無口な少女ルイーズも、いまでは30歳になり、教師をするかたわら、週に一度、近くのレストランでウエイトレスをしていた。だが常連客のひとりである老医師の奇妙な願いに応えてから、次々に驚くべき事件に巻きこまれてゆく……歴史ミステリ三部作待望の完結篇! -
天使と嘘
〈英国推理作家協会賞最優秀長篇賞受賞作〉臨床心理士のサイラスが施設で出会った少女イーヴィは嘘を見抜ける能力を持っていた。そして、彼らは警察の要請で女子スケートチャンピオン殺害事件の捜査に加わる。将来を期待されていた選手に、何が起こったのか――世界各国で激賞された傑作ミステリ 解説/吉野仁 -
スパイ・バレリーナ 消えたママを探せ!
バレエ学校の裏の顔は、スパイ養成所!? 入学早々バレエコンクールの主役に選ばれ、スパイの仕事まで任されたミリー。透明なスパイ用スマホや「空飛ぶチュチュ」が、行方不明のママを探すカギ? 嘘でしょ! 一癖ある仲間と共に失踪事件の謎を追う! 小5年~ -
狼たちの城
ナチス×スパイ×名探偵 前代未聞の歴史反転ミステリー! 招聘されたゲシュタポ犯罪捜査官。 その正体はユダヤ人の古書店主! 第二次世界大戦の末期、ニュルンベルクの ユダヤ人古書店主イザークと家族のもとに ポーランド移送の通達が届く。彼は絶望の なか、レジスタンスに関わっていると聞い たかつての恋人クララを頼るが、彼女が用 意してくれたのはゲシュタポの特別犯罪捜 査官アドルフ・ヴァイスマンとしての偽の 身分証だった。イザークは受け渡しの場で ヴァイスマンに間違われたまま、ナチスに 接収された城内で起きた女優殺人事件の捜 査に臨むことに。ゲシュタポの深奥部で彼 は無事生き抜き、事件を解明できるのか? -
裏切りの塔 G・K・チェスタトン作品集
コーンウォールの海岸に聳える風変わりな葉色の三股の樹。通称を〈孔雀の樹〉といい、聖者の祈りによって歩き回る力を手に入れ、獣や人をむさぼり食う災いの樹の伝承に連なる存在だった。大地主ヴェインはこの怪樹に登る賭けをして森に入るが、以降忽然と姿を消してしまう。怪奇趣味に満ちた傑作中篇「高慢の樹」ほか、謎を読み解くことに長けたスティーヴン神父が不可能犯罪に挑む表題作、夢想家の姪と実際家の甥の先行きを案じた公爵が取った奇策が思わぬ喜劇へと発展する、本邦初訳の戯曲「魔術」など、五篇の中短篇を新訳で贈る。巨匠の多彩な魅力が凝縮された日本オリジナル作品集。/【収録作】高慢の樹/煙の庭/剣の五/裏切りの塔/魔術――幻想的喜劇/訳者あとがき/解説=垂野創一郎 -
リトル・グリーンメン 〈MJ-12〉の策謀
ジョン・O・バニオン、大統領をも番組に呼べる、超売れっ子のテレビ・パーソナリティ。このプリンストン出の秀才は、首都ワシントンの最高レベルのセレブたちの人気者だ。ネイサン・スクラブスもワシントンの住人だったが、彼は古いビルの奥にあるオフィスにひとり、各地で主婦がUFOに拉致され暴行されたという報が入るのを待つばかり。007を夢見ていたのに、〈MJ=12〉なる怪しい機関に回されたのだ。やけになった彼の、華々しい活躍ぶりが癇に障るバニオンを拉致してやろうという思いつきがすべての始まりだった。抱腹絶倒の大陰謀小説! -
裏切りへの道
第二次世界大戦直前のイタリアを舞台に展開されるスパイ戦! 時は大戦勃発直前の北イタリア。英国人の若い技師マーロウはスパータカス工作機械株式会社ミラノ支店のマネージャーとしてミラノに着いたばかりだった。同社はイタリア政府に軍需物資を供給する英国の会社だ。だが、彼の先任者が夜半、何者かの操縦する車に轢殺されたのだということを、マーロウは知らなかった。やがてマーロウにも、何か奇妙な事件が、自分のまわりに起こりかけていることがわかって来る。婚約者に出したラヴレターが、何者かの手で開封されているのを知ったのである……。アンブラーの独壇場である本格スパイ小説の傑作! -
ディミトリオスの棺
派手なアクションを避け、地道にスパイの心理を追うスパイ小説の王道を切り開いたアンブラーの初期の代表作。「探偵小説味のある作品を書いている現役の作家で、文学者として最も優れた人は誰かと考えてみると、英のグレアム・グリーン、仏のジョルジュ・シムノン、それから英のエリック・アンブラー、この三人が特別に際立っている」江戸川乱歩はこう書いた。イスタンブールを訪れた英国人作家ラティマーは、秘密警察長官から、国際的犯罪者ディミトリオスが死んだことを聞かされる。だが、ディミトリオスの死体を眺めているうちに、ラティマーはこの男の謎につつまれた過去を洗ってみようという衝動にかられた。 -
誘拐
管内の美術館から子どもがひとり消えた。愛称はドド、バットマンのフィギュアを片時も離さない十歳の少年だ。激高しやすいロマーノと気取り屋アラゴーナのコンビが初動捜査を進めるうち、事件は誘拐らしき様相を呈してくる。いっぽうロヤコーノ警部が担当するのは、スポーツジム経営者夫婦の自宅が空き巣にはいられた一件。室内は荒らされているものの、金品が盗られた様子はない。さらに副署長が独自に調べる一連の自殺案件にも新たな展開が……。ナポリの街で同時進行する事件をP分署の型破りな刑事たちが追う、〈21世紀の87分署〉シリーズ!/解説=川出正樹 -
白墨人形
スティーヴン・キング強力推薦! 少年時代の美しい思い出と、そこに隠された忌まわしい秘密。 最終ページに待ち受けるおそるべき真相。 世界36か国で刊行決定、叙情とたくらみに満ちた新鋭の傑作サスペンス。 あの日、僕たちが見つけた死体。はじまりは何だったのか。僕たちにもわからない。みんなで遊園地に出かけ、 悲惨な事故を目撃したときか。白墨のように真っ白なハローラン先生が町にやってきたときか。 それとも僕たちがチョークで描いた人形の絵で秘密のやりとりをはじめたときか――。 あの夏。僕には四人の友達がいた。太り気味のギャヴ、不良を兄に持つミッキー、シングルマザーの息子ホッポ、そして牧師の娘ニッキー。 不良たちに襲撃されることも、僕がニッキーへの恋に胸を焦がすこともあったが、この日々が終わるなんて考えもしなかった。 でも町では不和が広がりはじめていたのだ。僕の母の診療所への反対運動をニッキーの父が煽り、 ミッキーの兄に悲劇が降りかかり、少女の妊娠騒ぎが起こる。大人たちにも、僕たちのあいだにもヒビが入りはじめた。 そして、あの子が殺された。森で。バラバラになって。見つけたのは僕たちだった。でも、頭部は見つからないままだ。 30年が経った現在。白墨人形の絵とともに、あの事件が甦る。あの人が死んだことで、事件は解決したはずなのに。 20年ぶりに帰郷したミッキーは言った。「おれは真犯人を知ってる」。僕は友人たちとともに、あの夏の秘密を探りはじめる……。 第2作『アニーはどこにいった』も絶賛発売中! ※この電子書籍は2018年5月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本としています。 -
おれって本当にハードボイルド探偵なの? 会話形式によるミステリー・エッセイ集
海外ミステリーの研究家・翻訳家にして、『ヴェニスを見て死ね』の私立探偵ジョー・ヴェニス・シリーズで作家としても活躍する著者が贈る、軽妙洒脱なミステリー論集。サム・スペイド、フィリップ・マーロウからキンジー・ミルホーンまで、さまざまな私立探偵の実像に迫り、最先端のアメリカ・ミステリー諸作を語り、「ハードボイルド」の真実を解明する! 日本人は「ハードボイルド」を曲解している…アメリカ人ですら本当の意味がわかっていないのだから! ハードボイルドにまつわる世間の誤解を払拭し、その実相を明らかにする注目の評論をはじめ、誰もが知っているアメリカの私立探偵から異色の作品までを語りつくす、ミステリー・ファンには見逃せないエッセイ集。全編会話だけで構成され、笑えて楽しめる珠玉の1冊。【電子オリジナル版】 本書で取りあげる作家: ダシール・ハメット レイモンド・チャンドラー ミッキー・スピレイン アール・スタンリー・ガードナー エド・マクベイン ローレンス・ブロック ロバート・B・パーカー スー・グラフトン ロジャー・L・サイモン ビル・プロンジーニ マイクル・コリンズ シャロン・マコーン ジョー・ゴアズ マーク・ショア スチュアート・カミンスキー J・C・S・スミス ジョン・ミナハン ガブリエル・クラフト 等々… -
ソーンダイク博士短篇全集
ジョン・ソーンダイク博士は、20世紀初めに数多登場したシャーロック・ホームズのライヴァルたちの中でも最も人気を博した名探偵である。当時最新の科学知識を犯罪捜査に導入、顕微鏡をはじめ様々な実験器具を用いて証拠を調べ、事件の真相をあばいていく法医学者ソーンダイクの活躍は読者の喝采を浴びた。また短篇集『歌う骨』では、最初に犯人の視点から犯行を描き、次に探偵が手がかりを収集して謎を論理的に解き明かす過程を描く「倒叙ミステリ」形式を発明した。真相解明の推理のロジックに重きを置いた作風は、現在も高く評価されている。本全集は、ソーンダイク博士シリーズの中短篇42作を全3巻に集成、初出誌から挿絵や図版を収録し、完全新訳で贈る、探偵小説ファン待望の決定版全集である。 第1巻は、「アルミニウムの短剣」他の有名作を含む記念すべき第一短篇集『ジョン・ソーンダイクの事件記録』(1909)と、倒叙形式の発明でミステリ史における里程標的短篇集『歌う骨』(1912)に、作者自身による名探偵紹介「ソーンダイク博士をご紹介」を収録。 -
三時間の導線
死体が一体多い──ストックホルムの遺体安置所で発見された「あるはずのない」男の死体。記録はなく、アフリカ出身と思われる以外、素性は知れない。調査を始めたグレーンス警部だったが、さらに身元不明の女性の亡骸が安置所に出現。その謎を追う捜査陣はあまりに凄惨な光景を目撃する。そしてその場に残された指紋から割り出された人物の名前は……。傑作『三分間の空隙』に続く〈グレーンス警部〉シリーズ最新作。 -
第八の探偵
独自の理論に基づいて、探偵小説黄金時代に一冊の短篇集『ホワイトの殺人事件集』を刊行し、その後、故郷から離れて小島に隠棲する作家グラント・マカリスター。彼のもとを訪れた編集者ジュリアは短篇集の復刊を持ちかける。ふたりは収録作をひとつひとつ読み返し、議論を交わしていくのだが……フーダニット、不可能犯罪、孤島で発見された住人の死体──7つの短篇推理小説が作中作として織り込まれた、破格のミステリ -
ブート・バザールの少年探偵
インドのスラムに住む、刑事ドラマ好きの九歳の少年ジャイ。ある日クラスメイトが行方不明になるが、学校の先生は深刻にとらえず警察は賄賂無しには捜査に乗り出さない。そこでジャイは友だちと共に探偵団を結成しバザールや地下鉄の駅を捜索することに。けれど、その後も続く失踪事件の裏で想像を遥かに超える現実が待っていることを、彼はまだ知らなかった。少年探偵の無垢な眼差しに映る、インド社会の闇を描いた傑作 -
乗客ナンバー23の消失
一件落着――そう思ってからが本番です。 ニューヨークまで逃げ場なし。豪華客船に渦巻く謎また謎。 amazon(ドイツ)でレビュー数1,400超、評価平均4.2。 ドイツ・ミステリーの最終兵器セバスチャン・フィツェックの代表作登場。 事件解決のためなら手段を選ばぬ囮捜査官マルティンのもとに、5年前に豪華客船「海のサルタン号」船上から忽然と姿を消した 妻子にまつわる秘密を明かすという連絡が届いた。相手がマルティンを呼びだしたのは、因縁の客船。そこでは2か月前に 船から姿を消した少女が忽然として出現。さらなる事件が次々に起きていた。 ニューヨークへ向かう客船の中で走り出す複数のプロット――。船の奥底に監禁された女と、彼女を詰問する謎の人物。 娘の忌まわしい秘密を知って恐慌を来たす女性客。何者かとともに不穏な計画を進める娘。船室のメイドを拷問する船員と、 それを目撃した泥棒。船の売却を進める船主と、船の買い手である中米の男も乗船しており、マルティンを呼びだした富豪の老女は 「この船には恐ろしい秘密が隠されているのよ……」とささやく。 この客船の中で何が起きているのか? からみあう嘘と裏切りと策謀――真相はめくらましの向こうにある! そしてあなたが「一件落着?」と思ってから、ドイツ・ミステリー界最大のベストセラー作家が腕によりをかけて仕掛けた意外な真相のつるべ打ちが開始される! ※この電子書籍は2018年3月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本としています。 -
殺人記念日
ふとしたことで人を殺し、その隠蔽という共同作業を経て夫婦円満となった「わたし」と妻。ふたりはもはや殺人を楽しむようになり次なる獲物を求めていた。そんなとき、隠したはずの被害者の死体を警察に発見されてしまう。そこには妻のある秘密があった──彼らは十八年前の連続殺人事件の犯人に罪をなすりつけようと画策するが……数多くのミステリ最優秀新人賞にノミネートされ、国際的ベストセラーとなったサスペンス -
ふくろうの叫び
四人の男女が織りなす愛憎劇。ロバートは結婚生活に破れ、ペンシルヴァニア州の田舎町に越してくる。唯一の楽しみは隣家のジェニファーの暮らしぶりを覗きみることだったが、相手にさとられてしまう。だが彼女は彼を家の中に招き入れ、親しくなる。ジェニファーは一人暮らしをする銀行勤めの二十三歳の女性で、医薬品セールスマンのグレッグと婚約していた。だがロバートに惹かれてゆき、婚約を破棄するまでになる。収まらないグレッグは怒りと嫉妬にかられ、意地でも彼女を奪い返そうとする。それに手を貸すのがロバートの別れた妻ニッキーだ。売れない画家のニッキーは、ロバート同様のおとなしい男と再婚したが、ロバートへの嫌がらせをやめようとはしない。ニッキーはこれでもかと女のいやな部分を見せつける。 -
原野の館
母が病で亡くなり、叔母ペイシェンスの住むジャマイカ館に身を寄せることになったメアリー。だが、原野(ムーア)のただ中に立つ館で見たのは、昔の面影もなくやつれ、怯えた叔母と、その夫だという荒くれ者の大男ジョスだった。寂れ果てた館、夜に集まる不審な男たち、不気味な物音、酔っ払っては異様に怖がるジョス。ジャマイカ館で何が起きているのか? メアリーは勇敢にも謎に立ち向かおうとするが……。『レベッカ』「鳥」で知られる名手デュ・モーリアが、生涯の多くの時を過ごしたコーンウォールの原野を舞台に描くサスペンスの名作、新訳で登場!/解説=瀧井朝世 -
オクトーバー・リスト
ドンデン返しの魔術師が技巧のかぎりを凝らした 前人未踏&驚愕連続の “逆行” ミステリー! 本書は最終章ではじまり、第1章へとさかのぼる。 娘を誘拐され、秘密のリストの引き渡しを要求された女ガブリエラ。隠れ家にひそみ、誘拐犯との交渉に向かった友人の帰りを待っていた。 しかし玄関にあらわれたのは誘拐犯だった。その手には銃。それを掲げ、誘拐犯は皮肉に笑った……。 だが読者よご用心。全ては見かけ通りではない。章ごとに物語は時間軸をさかのぼり、あなたの知らなかった「事実」が次々に明かされ、 白は黒に、黒は白に反転をくりかえす。謎のオクトーバー・リスト。それを狙う者たち。迷路のようなニューヨークの街で展開される人狩り。 正解最強のサプライズの魔術師ディーヴァーが繰り出すサスペンスとサプライズ。そして全ての真相が明かされるのはラスト2章! 『ボーン・コレクター』『ウォッチメイカー』などでミステリー・ファンを狂喜させてきたベスト・ミステリー作家の神髄がここにある。 -
瞳の奥に
スティーヴン・キング、イアン・ランキン絶賛 Netflixにてオリジナル・ドラマ化! 意想外のラストが待つ男と女、三人の愛憎劇 警告:決して何も信用してはならない。 『ゴーン・ガール』を超える未曾有の衝撃があなたを襲う! NYタイムズ・ベストセラーNo.1の大ヒット作、ついに上陸 ●「ただごとではない素晴らしさ」(スティーヴン・キング) ●「巧緻なパズルボックスの如き小説。もっとも不気味なヒッチコック、もっとも容赦のないルース・レンデルにも比肩する、熟練の技で組み立てられたスリラー」(ジョー・ヒル) ●「圧倒的インパクトの家庭内スリラー。ラストのどんでん返しにご用心」(イアン・ランキン) ●「普通の〈予期せぬ結末〉とは訳が違う」(サンデータイムズ・カルチャー) ロンドンの精神科クリニックで秘書として働くルイーズは、新しいボスとなる医師デヴィッドを一目見て仰天する。彼はその前夜にバーで会って意気投合し、キスまでしてしまった相手だったのだ。二人はやがて一線を越え、関係を深めるが、ルイーズは彼の魅力的な妻アデルとも偶然知り合い、罪悪感にかられながらも友情関係を築いてゆく。しかし、この夫婦にはどこかおかしなところがあって……意想外の展開が読者を翻弄する驚天動地の心理スリラー。 結末は、決して誰にも明かさないでください。 -
ミレニアム6 死すべき女
ストックホルムの公園で、身元不明の男の死体が発見された。そのズボンのポケットにはミカエルの電話番号が書かれた紙切れがあった。法医学者から知らせを受けたとき、ミカエルは聞き流したが、他殺の可能性があると聞いて男の素性を調べ始める。生前、男は国防大臣について騒いでいたというが……。そのころリスベットはロシアで双子の妹カミラを追っていた。今世紀最高のミステリ・シリーズ、ついにクライマックスへ! -
十日間の不思議〔新訳版〕
ぼくを見張ってほしい――たびたび記憶喪失に襲われ、その間自分が何をしているのか怯えるハワード。探偵エラリイは旧友の懇願を聞き入れて、彼の故郷であるライツヴィルに三たび赴くが、そこである秘密を打ち明けられ、異常な脅迫事件の渦中へと足を踏み入れることになる。連続する奇怪な出来事と論理の迷宮の果てに、恐るべき真実へと至った名探偵は……巨匠クイーン円熟期の白眉にして本格推理小説の極北、新訳で登場 -
任務の終わり
ミステリーとホラーを最高レベルで融合させた、巨匠渾身の三部作・完結編! あいつの悪意がふたたび動き出す――。 相棒のホリーとともに探偵社を営むホッジスのもとに、現役時代にコンビを組んでいたハントリー刑事から 現場にきてほしいとの連絡が入った。事件は無理心中。6年前に起きた暴走車による大量殺傷事件で 重篤な後遺症を負った娘を、母親が殺害後に自殺したものとみられた。だがホッジスとホリーは 現場に違和感を抱き、少し前にも6年前の事件の生存者が心中していたことを突き止める。 一方、6年前の事件の犯人が入院する脳神経科クリニックでは、怪事が頻々と発生していた――。 エドガー賞受賞の傑作『ミスター・メルセデス』でホッジスと死闘を演じた「メルセデス・キラー」が静かに動き出す。 底知れぬ悪意が不気味な胎動をはじめる前半戦が、ここに開始される。 ※この電子書籍は2018年9月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本としています。 -
危険な男
ジョー・パイク、海兵隊あがりの元警官で、現在はロスで私立探偵を営んでいる。銀行の帰りに窓口で応対してくれた女性イザベルが拉致される現場を目撃、見過ごすことはできず、追跡して彼女を救い出す。二人組の犯人を警察に引き渡し、一件落着と安心したのも束の間、なんと二人組は保釈されてしまった。それを知ったイザベルは、犯人が再び自分を狙うのではと恐れ、パイクの電話にメッセージを残すも失踪する。だが、二人組は保釈直後に何者かに殺されていた。パイクは相棒コールの助けを借り、イザベルの行方を追うが……。実力派の著者最新作。/解説=若林踏 -
ロックダウン
話題騒然の全英ベストセラー! 死亡率80%の新型ウイルスの流行で、都市封鎖されたロンドン。 その最中、肉を削ぎ落とされた人骨が発見され、第二、第三の殺人が―― 現在と驚くほど酷似する世界―― 2005年に出版を見送られた異色のミステリー! 「私は『ロックダウン』を脱稿した。しかしこの作品は出版に至らなかった。当時、英国の編集者たちは、H5N1型という見えない敵に包囲されたロンドンの描写は非現実的で、そんなこと起こるはずがないと思っていたのだ――」(本文・はじめにより) 死亡率80%の新型ウイルスが猛威をふるうロンドン。 数か月で死者50万人を超え、ロックダウンで街が恐怖に包囲されるなか、 仮設病院の建設現場で肉を削ぎ落とされた子供の骨が発見される。 人手不足で辞職前日に駆り出された刑事マクニールは身元の割り出しを急ぐが、 直後に愛する者の感染を知る。事件に没頭する彼を嘲笑うように次々と起こる殺人―― 絡み合う謎の先にある驚愕の真実とは!? -
つけ狙う者
世界1500万部超え! ヨーナ・リンナシリーズ最新刊! 窓、ストーカーの影 そして、地獄を見る。 始まりは警察に送られてきた女性の日常のワンシーンを撮影したビデオ…… 国家警察の警部ヨーナ・リンナが姿を消してから8カ月――彼の後任となったのは、臨月間近のマルゴット・シルヴェルマン。いま彼女が担当しているのは、独身女性の連続惨殺事件だ。どの被害者も残酷なまでに顔面を傷つけられていたのみならず、犯人は、犯行の直前に被害者の姿が映った映像を警察に送りつけていた。目撃者もなく、被害者どうしの接点や共通点もないなか、警察は過去の犯罪歴から強迫的な執着を持つ性犯罪者の洗い出しを進めるが、容疑者らしき人物は浮かんでいなかった……。 -
刑事失格
刑事マーシュは知人に頼まれ、ある男を殴って警告した。翌朝、殺人の報を受けたマーシュは驚く。被害者は自分が殴った男だったのだ。死亡推定時刻は彼が訪ねた時間とも重なり、記憶も曖昧だ。そのうえ彼はもう一つの事件も追うことに。逮捕される可能性に怯えながらも自らの正義を貫こうとする男を描く刑事小説 -
監禁面接
『その女アレックス』の鬼才ルメートルが放つ徹夜必至、 一気読み保証のノンストップ再就職サスペンス。 リストラで職を追われたアラン、失業4年目、57歳。再就職のエントリーをくりかえすも 年齢がネックとなり、今は倉庫でのバイトで糊口をしのいでいた。 だが遂に朗報が届いた。一流企業の最終試験に残ったというのだ。 だが最終試験の内容は異様なものだった。 〈就職先企業の重役会議を襲撃し、重役たちを監禁、尋問せよ――〉 どんづまり人生の一発逆転にかけるアラン。愛する妻と娘たちのため、 知力と根性とプライドをかけた大博打に挑む! 解説:諸田玲子 ※この電子書籍は2018年8月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本としています。 -
真っ白な嘘
短編を書かせては随一の巨匠の代表的作品集を新訳でお贈りします! 雪の上の足跡をめぐる謎を描いた「笑う肉屋」、緊迫感溢れる「叫べ、沈黙よ」、人間の想像力を巧みに利用した「世界が終わった夜」、江戸川乱歩編の名アンソロジー『世界推理短編傑作集』に選出された「危ないやつら」、夫婦間の秘密を描いた表題作まで、さまざまな逸品が揃っております。奇抜な着想、軽妙なプロットで結末の一行まで先を読ませない、まさに名作ばかり! どこから読まれても結構です。ただし巻末の「後ろを見るな」だけは、ぜひとも最後にお読みください。/【収録作】笑う肉屋/四人の盲人/世界が終わった夜/メリーゴーラウンド/叫べ、沈黙よ/アリスティードの鼻/背後から声が/闇の女/キャスリーン、おまえの喉をもう一度/町を求む/歴史上最も偉大な詩/むきにくい小さな林檎/出口はこちら/真っ白な嘘/危ないやつら/カイン/ライリーの死/後ろを見るな/収録作原題/解説=小森収 -
ざわめく傷痕
犯行現場で警察に射殺された少女―― その体には、悪夢のような傷が刻まれていた。 MWA賞受賞作家が放つ、戦慄の犯罪小説。 〈グラント郡〉シリーズ第2弾。 賑やかな週末のスケート場で起きた発砲事件。 仲間といた少年が襲われ、犯人の十代の少女は警官によって射殺された。 現場付近のトイレから未熟児の遺体が見つかり、少女の赤ん坊と推測されるなか、 検死官サラは彼女の亡骸に暴行とレイプの痕跡を発見する。 だが少女の下腹部には、出産できないようにむごい傷がつけられていた。 捜査が暗礁に乗り上げたとき、さらにひとりの少女がさらわれ――。 ■カリン・スローターの好評発売中既刊 〈グラント郡〉シリーズ 『開かれた瞳孔』 『ざわめく傷痕』 〈ウィル・トレント〉シリーズ 『ハンティング 上・下』 『サイレント 上・下』 『血のペナルティ』 『罪人のカルマ』 『ブラック&ホワイト』 『贖いのリミット』 『破滅のループ』 一話完結作品 『グッド・ドーター 上・下』 『彼女のかけら 上・下』 『プリティ・ガールズ 上・下』 -
フォックス家の殺人〔新訳版〕
名探偵エラリイが導き出した、十二年前の毒殺事件の真相とはいったい? 巨匠クイーンの〈ライツヴィル〉ものの秀作、新訳版刊行
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