ブックライブでは、JavaScriptがOFFになっているとご利用いただけない機能があります。JavaScriptを有効にしてご利用ください。
無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで100万冊以上配信中!
来店pt
閲覧履歴
My本棚
カート
フォロー
クーポン
Myページ
9pt
停職処分が明けたばかりのパリ警視庁警視正アンヌは、新結成される捜査班の班長になった。しかし、集められたのは警視庁の落ちこぼれ、曲者ばかり。一癖も二癖もあるメンバーとともに、アンヌは20年前のフェリー沈没と二件の未解決殺人事件の不可解な謎を追う
アプリ試し読みはこちら
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。
1~2件目 / 2件
※期間限定無料版、予約作品はカートに入りません
Posted by ブクログ
特捜部Qは動画しか見た事ないが、好きなジャンルだったため思わず手に取って読み始めた作品。特捜部Qとは違ったコメディ系のミステリー。 捜査班のみんなが何かしら問題ありで個性的なのがまた良い。役立たずそうで役立つ。そんな流れがスムーズで夢中になって読んでしまった。 最後まで犯人、動機が分からず、それもま...続きを読むたミステリー好きには新鮮な作品。 第二弾も是非とも読もうと思った。 変な部署に飛ばされても、腐らずそこでの最善を尽くす事が大事!と何気に日々頑張る力も与えてくれた作品。
発砲事件により出世の道を閉ざされた停職中の警視正アンヌ・カペスタンをリーダーとする特別班 集められたメンバーは 因縁浅からぬカタブツで警察内の差別に苦しむルブルトン警視 脚本家として大成功をおさめた大金持ちのロジェール警部 相棒となった者が次々と事故にあい“死神“と呼ばれるようになり人嫌いを装うト...続きを読むレズ警部補 アルコール依存症でおしゃべりなサボり屋“鉛筆おじさん“ことメルロ警部 ヴァイオリンの教師から転職した警察官の汚職を暴き続ける垂れ込み屋オルシーニ警部 ギャンブル依存症のブロンド娘エヴラール警部補 パンチドランカーの元ボクサーで元凄腕のサイバー犯罪捜査官ダクス警部補 スピード狂で警察車両を次々と破壊するレヴィッツ 巡査部長 そしてそしてロジェールの飼い犬ピルー(彼だけは辞令なし) はい、もう面白い〜! こんなんもう面白いに決まってるじゃん! あとはもう作者が余計なことはせずに特別班の面々に自由にやらせるだけで至極のコミカル・サスペンスの出来上がり!というあんばいです 実際作者のソフィー・エナフの絶妙な舵取りでそれぞれに得意分野を活かして迷宮入り事件を追って行きます もうね〜こういうの大好きです ★5じゃ足りない面白さ!! 出会いに感謝!
「パリ警視庁迷宮捜査班」1作目にして、作者のデビュー作。 落ちこぼれ警官が集められ、迷宮入り事件を捜査することに。 これが面白くて~大歓迎! アンヌ・カぺスタンは、パリ司法警察の警視正。 30代半ばにして出世しているエリートだったが、犯人を射殺した件が過剰防衛とみなされ、半年間の停職になっていまし...続きを読むた。 局長のビュロンに呼び出され、特別班のリーダーに任命されます。 ところが、職場は警察署内ですらない古ぼけたアパート、捜査員はまだ停職中だったり何かと問題がある人間の寄せ集め。 有能そうなのは、ルブルトンぐらい? 彼はカぺスタンの処分を担当した堅物で、体格のいいハンサムだが、ゲイであることをカミングアウトしたために部署で浮いたのだった… 警察内のことをモデルに書いた小説がヒットしドラマ化もされた女性ロジェールは、収入があるのでアパートに次々に家具を持ち込み、飼い犬まで連れてくる。 ギャンブル依存症だった若い女性や、スピード狂の若者などまで。 相棒が次々にひどい目に遭ったトレズは疫病神と敬遠され、自らも怯えて人に近づかない。 カぺスタンはそんなトレズを気にせずパートナーにし、変わり者の部下たちの特技を生かして、臨機応変に捜査を進めていく。 左遷される前のカぺスタンが精神的に限界だったことも優しさを垣間見せ、出来ることに手を付けて淡々と進んでいくさまが好もしい。 変わり者たちの奇行っぷりは笑えます。 「特捜部Q」フランス版ともいわれるようで、確かに左遷された刑事にポンコツな部下がつき、意外な活躍をする話で、ユーモアもある。 「特捜部Q」だと部下は警官ですらないのだが…背景が重いものを含み、よく書き込まれています。 内容的には、パリが舞台のこちらの方が軽やかな雰囲気ですが、それはいかにもパリっぽい洒落のめした楽しさがありますね。 謎めいたモチーフの見え隠れする構成で、一見関わりなさそうな事件の重なり具合、迫力ある終盤、切ない幕切れと、面白く読めました。 カぺスタンは刑事を続けられるのかと自問し、上司の思惑も測りかねていたのが、ビュロンはただ厄介者をまとめて放り出したわけではなく、只者じゃないらしい。 そのあたりも~先が楽しみです☆
なぜか憎めいない、個性豊かな登場人物に、いつの間にか親近感を覚えて・・・ 後半は、早く事件の真相を知りたいような、痛快なやりとりをずっと読み終わりたくないような、そういう気分になる作品でした。
フランス版SROシリーズと言う感じのミステリー。パリの街中も堪能できるし軽いけど確かな読み応えを感じた。兎に角続編が待たれてやまない。
まさに手作りの警察チームがパリに誕生する。セーヌ川中州シテ島の司法警察局ではなく、古びたアパルトマンの最上階に。ヒロインは、発砲事件で進退を危ぶまれた挙句、半年間の停職処分と離婚の後、警察署の掃き溜めの任命されたリーダーのアンヌ・カペスタン。パリ警察の問題児ばかりをここに集めて世界から隠したい。そ...続きを読むれがパリ警察の狙い。カペスタンは明確にそう言われる。取り組むのは迷宮入り事件のみだ、とも。未解決事件の段ボール箱が積まれた古く黴臭い部屋。 対象警官は40名だが、ほとんどの者は停職中だから、勝手に集まってくる人間だけで遊ぶなり働くなり、勝手にやってくれ、という指示である。事件の解決など、はなから期待されていない。余計なことはせず、そこに隠れていればよい。そんな感じである。 フランス版<特捜部Q>シリーズとも言われているみたいだ。デンマーク・ミステリの代表格でもあるユッシ・エーズラ・オールスンの<特捜部Q>は、警察署の地下室で、やはり未解決事件のみの捜査を任され、どこからスカウトされてきたのかわからない謎の最小人数の部下とともに難事件に挑むカールの大格闘ミステリである。なるほど。確かに凶悪な犯罪に対し、コミカルでユーモラスで開き直ったリーダーの存在が、一見使い物にならぬような部下たちを纏めて、組織の鼻を明かしてみせるという構造は、類似するところがある。それに、何よりもいい構図ではないか。 花の都パリ。心に傷を抱えた部下たちとともに、本署が解決できなかった事件に立ち向かう部署。そんな設定の本書は、フランス国内で大いに人気を博し、現在のこの続編も既に二作が上梓されているらしい。本書は作家ソフィー・エナフのデビュー第一作であり、本シリーズの第一作でもある。だからこそ、新部署立ち上げの破天荒な様子が、まず奇妙で愉快だ。次々に登場する怪しい捜査官たちとその奇行には圧倒されるけれど、古いアパルトマンがどんどん風変わりな改装を施され、備品が思い思いに持ち込まれ、それぞれがコミュニケーションを重ねてゆく毎に、疑似家族を形成してゆく。それに捜査も何故か進んでゆき、出来損ないたちの表情も明るさを増してゆく。うーん、やはり、手作り警察、いいぞ! さて段ボール箱の中の複数事件に、二人チームずつ当たって始まる捜査なのだが、実はここが凄い。入り組んだ、文字通り迷宮のような段ボール箱の事件が、実は本書の完成図を作る上で重要なファクターとなるのだ。事件は事件であって事件ではない。事件は、チームの存在や根幹に関わるものとなり、捜査は実はスケールの大きな風呂敷となって作品全体に広がってゆくのだ。あまりに核心に触れる部分なので、謎めいた表現になるが、要はミステリとしての根幹も素晴らしいのが本書なのである。 1991年フロリダキーウエスト島でのどう関連するのかわからない人物の旅行中のエピソード、1993年の船員銃殺事件、2005年の老女絞殺事件、2012年現在のどう関連するするのかわからない人物の婚約のエピソード、2012年現在、迷宮捜査班チームの始動。さらにいくつものこまごまとした捜査模様。まるでバラバラの破片だ。 しかし、それが見事に大団円に向けて、大きな一枚の画幅となってゆく。この仕掛け、凄い! コミカル・サスペンスとあるけれど、さほど軽くはないように感じる。むしろ、何らかの負の心を抱えた傷だらけの警察官たちが、互いに思い合える疑似家族の優しさの中で、徐々に再生を果たしてゆくヒューマン・ミステリとして捉えたい。傷を負った者たちが一丸となって事件を収束させる、言わば「やり切る」ことで癒されてゆく心と心の物語なのだ。とても良い読後感。人間中心のミステリって、やはりいい。ちなみに、登場人物表に犬が一匹紛れ込んでいるけど、この子も存在感があります(笑)。
パリオリンピックも始まるので、現代のパリを舞台にしたミステリーもいいかなと思い読む。 帯にはコミカルサスペンスと謳ってあるが、タッチは軽いものの、そこまでコミカルではなく、むしろ一癖も二癖もあり、警察組織の中で落ちこぼれた面々の再生物語としての側面が強調されていたように思う。 解明される事件の中...続きを読む身もズッシリしたもので中々衝撃的な結末を迎える。そもそもの事件の動機が少し弱く感じるがミステリーとしても楽しめた。 二作目が出版されているようなので読んでみたい。
フランスの作家ソフィー・エナフの長篇ミステリ作品『パリ警視庁迷宮捜査班(原題:Poulets grilles)』を読みました。 ジャン=ジャック・フィシュテルに続き、フランスの作家の作品です。 -----story------------- フランスの『特捜部Q』! スリリングで愉快な警察小説、...続きを読む開幕 フランスで15万部突破! 「コスモポリタン」名物ライターがおくる、スリルと笑い満載の傑作! 喧嘩っ早い性格がたたって停職処分を食らった警視正、アンヌ・カペスタン。 復帰後の仕事として、新しく結成される未解決事件捜査班を率いることを命じられる。 ところが、集まったのは、大酒飲み、ギャンブル好き、スピード狂、作家活動が本業と化している片手間警部、組んだ相手が次々不幸な目に遭う通称「死神」などなど、くせの強いメンバーばかり。 カペスタンは20年前に起きたフェリー船員殺人事件と、8年前の強盗殺人に目をつけ、捜査を始めるが……。 ----------------------- 2015年(平成27年)に刊行され、アルセーヌ・ルパン賞やポラール・アン・セリー賞等、複数の文学賞を受賞したパリ警視庁迷宮捜査班シリーズの第1作です、、、 小口と天・地が黄色に染めてある、懐かしく、心ときめく装丁のハヤカワポケミス(ハヤカワ・ミステリ、HAYAKAWA POCKET MYSTERY BOOK)版で読みました。 6カ月の停職から復帰したパリ警視庁警視正のアンヌ・カペスタンは、新結成された特別捜査班を率いることを命じられる… しかし、あてがわれたオフィスは古いビルの一角、、、 集められたメンバーは、売れっ子警察小説家(兼警部)、大酒飲み、組んだ相手が次々事故に遭う不運の持ち主など、警視庁の落ちこぼれ、厄介者、曲者ばかり… アンヌは一癖も二癖もあるメンバとともに、20年前と8年前に起きたふたつの未解決殺人事件の捜査を始めるが、落ちこぼれ刑事たちの仕事ぶりはいかに……。 「フランスの『特捜部Q』」と評されるコミカル・サスペンス、開幕! パリ警視庁の厄介者、はみ出し者たちが集められた特別捜査班… セーヌ川中州シテ島の司法警察局ではなく、古びたアパルトマンの最上階に押し込められた一癖も二癖もあるメンバが、班長のアンヌ・カペスタン警視正のもとで過去の未解決事件を捜査、解決するストーリー、、、 使い物にならぬような警察官たちが、難事件を解決して組織の鼻を明かしてみせるという構造は『特捜部Q』に通じる設定ですが… 登場人物が多いし、コミカルな雰囲気が漂っているので、『特捜部Q』とは、ちょっと違う印象でしたね。 アンヌ等は段ボール箱の中の押し込まれた複数の迷宮入りの事件から選んだ、1993年の船員銃殺事件と2005年の老女絞殺事件の2つの殺人事件の捜査を始める… 2つの殺人事件は、いずれも1991年にマイアミとキーウエスト島を結ぶフェリーがメキシコ湾で難波して43人が死亡(うち16人がフランス人)した事件に関連していた、、、 ここで物語の中で断片的に描かれていたキーウエスト島での、ある人物の旅行中のエピソードと事件との繋がりが徐々に判明し、一気に真相解明に… ここの展開が巧かったですねー 旅行中のある人物が、あの人物だったとは! バラバラの断片が、ひとつのカタチになる展開が愉しめました。 面白かったです… 続篇も出ているようなので、ぜひ、読んでみたいですね。
内容はシンプルだけどボリューミーだった。 中盤で物語が追いにくくなるのはなんでだろう、、 (洋書にありがち笑) でも最後は真相がはっきりしたので面白かった。
「落ちこぼれ刑事たちのアベンジャーズごっこ」 主役は一見クールビューティ、実は「ブチ切れ」してエリート街道を脱落した30代後半の女性警視正。 メンバーは「死神」「クールなゲイ」「ドラマの脚本家」「アル中」「ギャンブル狂」「スピード狂」「マスコミ通」「パンチドランカーの元サイバー担当」など今回登場...続きを読む者のほか、登録だけでも40名の大所帯。 これまでどこの部署でも嫌われてきたリストラ寸前のメンバーが、持ち味を発揮して活躍するという……もうこれだけで面白そう。 相方が必ず不幸になるという「死神」の伝説を知っている被疑者とわざとふたりきりきりにして尋問したり、「ビスケット三枚早食い」で盛り上がったり、赤ちゃん見守りグッズで盗聴したり、スピード狂に至っては「犬のフン回収車(道路清掃車)」をパワーアップして街中を暴走し、逃走者を捕まえたり……。 事件は勧善懲悪ではなく「悲しみ」が根底にあるにもかかわらず、暗くならずにワクワクするストーリーで、肩の力を抜いた楽しい読書の時間は、あっという間でした。 今回のメンバーの隠れエピソードや、まだ登場していないキャラクターなど、まだまだ続編やスピンオフが出来そうで、 とっても期待大!
レビューをもっと見る
新刊やセール情報をお知らせします。
パリ警視庁迷宮捜査班
新刊情報をお知らせします。
ソフィーエナフ
山本知子
その他の作者をフォローする場合は、作者名から作者ページを表示してください
フォロー機能について
「ハヤカワ・ミステリ」の最新刊一覧へ
「小説」無料一覧へ
「小説」ランキングの一覧へ
1分間寝ながら小顔
おいしいコーヒーのはじめ方
海底二万マイル
海底二万マイル【試し読み】
試し読み
格差と再分配 20世紀フランスの資本
簡素な生き方
カール・ラガーフェルド モードと生きて
がんに効く生活 克服した医師の自分でできる「統合医療」
作者のこれもおすすめ一覧へ
一覧 >>
▲パリ警視庁迷宮捜査班 ページトップヘ