作品一覧

  • はじまりの24時間書店
    3.7
    1巻1,699円 (税込)
    1969年、ひとりの大学図書館員がサンフランシスコを訪れた。数百年ものあいだ行方不明の貴重な書物(予言の書という説も!)を見つけ出す使命を帯びて。エイジャックス・ペナンブラという風変わりな名前ののっぽの青年は、手がかりを求めて街中をさまよった末、真夜中に一軒の小さな書店に行き着く。薄暗い店内に異様に背の高い本棚が並ぶその〈二十四時間書店〉は、店名どおり終日休まず営業していた――〈二十四時間書店〉の誕生秘話をまじえて語られる、本にまつわる少し不思議な冒険の物語。本と書店を愛するすべての人に贈ります。
  • ロイスと歌うパン種
    3.8
    サンフランシスコのIT企業に就職した女性プログラマのロイス。激務で消耗した彼女の心身を救ったのは、近所の宅配レストランのパンとスープだった。親しくなった店主がアメリカを去ることになり、ロイスは秘伝のパン種を贈られる。それを使い自分でもパンを焼きはじめたとたん、彼女に思わぬ人や場所との出会いが訪れる……。千年以上もパン種を受け継ぐ奇妙な一族の物語、最新鋭ロボットアームを駆使したパン作り、謎の地下ファーマーズ・マーケット……パンが世界を変えていく!? とびきりヘンテコ、とびきり美味しい。新感覚フード・エンタテインメント!/解説=池澤春菜
  • ペナンブラ氏の24時間書店
    3.7
    1巻1,018円 (税込)
    失業中だったぼくが、ふとしたきっかけで働くことになった〈ミスター・ペナンブラの二十四時間書店〉は変わった店だった。まったく繁盛していないのに店名どおり24時間営業で、梯子つきの高い高い棚には、Google検索でもヒットしない謎の本がぎっしり詰まっているのだ。どうやら暗号で書かれているらしいそれらの本の解読に、ぼくは友人たちの力を借りてこっそり挑むが、それは五百年越しの謎を解き明かす旅の始まりだった──すべての本好き、読書好きに贈る冒険と友情、その他もろもろ盛りだくさんの物語。全米図書館協会アレックス賞受賞作。/解説=米光一成

ユーザーレビュー

  • ペナンブラ氏の24時間書店

    Posted by ブクログ

    表紙を見て、本屋の話ね‥‥と通り過ぎていたけど別の本で紹介されていて面白そうだったので読んでみました。

    面白かった!! 今と昔の社会の差が何とも言えない。前は紙と鉛筆の世界、一歩一歩一つづつ。今はコンピュータの世界大量のデータをザーッと解析、はい終わり。
    ところが解けない謎だらけ。コンピュータもプログラム次第だから仕方ないかも。一番の鍵はヒトの第六感かもしれない。

    0
    2017年03月27日
  • ペナンブラ氏の24時間書店

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    本屋さんでビビッときて久しぶりに衝動買い。

    グーグルと電子書籍が幅をきかしている時代。
    西海岸にたたずむ古本屋で活動している謎の読書倶楽部。
    RPGから抜け出したみたいな最高にイカした仲間たち。
    もう面白いことが起こる気しかしない(笑)って感じ。
    キャットの言う通り「人生は短すぎる!」
    日本にはあまりない感じでまたこれも良い感じ。

    ライトめだし、割とうまく事が運んじゃうけど、
    それもまたこの本の内容にぴったりの爽快感ってことで◎

    個人的には終わり方がすごく好き。

    0
    2025年08月28日
  • ペナンブラ氏の24時間書店

    Posted by ブクログ

    けっこうな盛り上がりを見せてるんだけど、そこまで心が躍るでもなく、なのは何故なのか。と考えてみるに、どうも彼らのオタク気質について行けてないようなのです。昔の本を読んで暗号を解読しようする謎の団体やら、これをグーグルのすごい人たちが寄って集って解読しようとしたり、いやしかしそんな燃えるのかこれ、と冷静になってしまうというか、ちょっと冷めた目で見てしまうというか。
    しかしこのアメリカ人っぽい情熱みたいなのが、ってのを偏見を持って言うわけだけど、グーグルみたいなのを作るのかもしれん。

    0
    2025年06月19日
  • ペナンブラ氏の24時間書店

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    ハラハラドキドキがいまいち苦手な私は、読み進むのが怖くて、最初の方はなかなか進まなかったけど、途中からだんだん、ペナンブラ氏とクレイの謎解きへかける情熱に肩入れしてきて、最後まで一気に読んでしまった。
    最初はクレイの実力がわからなくて、キャットたちグーグラーにあまりにも簡単に秘密を話しすぎるような気がしていたが、ペナンブラたちが何年もかかった暗号を解いた事で、一気にフェスティナ・レンテ社の秘密に近づく。
    キャットは不老不死への興味からペナンブラに協力するが、暗号解読は出来なかった。
    クレイは角度を変えてもう一度謎解きに挑む。ニールやマットら友人たちの力を借り、運を味方につけて、ついにゲリッツズ

    0
    2023年07月16日
  • はじまりの24時間書店

    Posted by ブクログ

    少年向け冒険譚のようなテイストに感じました。宝探し的なストーリーが先に先に読者を促す。
    登場人物も個性的で、RPGをプレイしているように楽しめました。

    0
    2022年08月25日

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