ロビン・スローンのレビュー一覧

  • ペナンブラ氏の24時間書店

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    表紙を見て、本屋の話ね‥‥と通り過ぎていたけど別の本で紹介されていて面白そうだったので読んでみました。

    面白かった!! 今と昔の社会の差が何とも言えない。前は紙と鉛筆の世界、一歩一歩一つづつ。今はコンピュータの世界大量のデータをザーッと解析、はい終わり。
    ところが解けない謎だらけ。コンピュータもプログラム次第だから仕方ないかも。一番の鍵はヒトの第六感かもしれない。

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    2017年03月27日
  • ペナンブラ氏の24時間書店

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    ネタバレ

    本屋さんでビビッときて久しぶりに衝動買い。

    グーグルと電子書籍が幅をきかしている時代。
    西海岸にたたずむ古本屋で活動している謎の読書倶楽部。
    RPGから抜け出したみたいな最高にイカした仲間たち。
    もう面白いことが起こる気しかしない(笑)って感じ。
    キャットの言う通り「人生は短すぎる!」
    日本にはあまりない感じでまたこれも良い感じ。

    ライトめだし、割とうまく事が運んじゃうけど、
    それもまたこの本の内容にぴったりの爽快感ってことで◎

    個人的には終わり方がすごく好き。

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    2025年08月28日
  • ペナンブラ氏の24時間書店

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    けっこうな盛り上がりを見せてるんだけど、そこまで心が躍るでもなく、なのは何故なのか。と考えてみるに、どうも彼らのオタク気質について行けてないようなのです。昔の本を読んで暗号を解読しようする謎の団体やら、これをグーグルのすごい人たちが寄って集って解読しようとしたり、いやしかしそんな燃えるのかこれ、と冷静になってしまうというか、ちょっと冷めた目で見てしまうというか。
    しかしこのアメリカ人っぽい情熱みたいなのが、ってのを偏見を持って言うわけだけど、グーグルみたいなのを作るのかもしれん。

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    2025年06月19日
  • ペナンブラ氏の24時間書店

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    ネタバレ

    ハラハラドキドキがいまいち苦手な私は、読み進むのが怖くて、最初の方はなかなか進まなかったけど、途中からだんだん、ペナンブラ氏とクレイの謎解きへかける情熱に肩入れしてきて、最後まで一気に読んでしまった。
    最初はクレイの実力がわからなくて、キャットたちグーグラーにあまりにも簡単に秘密を話しすぎるような気がしていたが、ペナンブラたちが何年もかかった暗号を解いた事で、一気にフェスティナ・レンテ社の秘密に近づく。
    キャットは不老不死への興味からペナンブラに協力するが、暗号解読は出来なかった。
    クレイは角度を変えてもう一度謎解きに挑む。ニールやマットら友人たちの力を借り、運を味方につけて、ついにゲリッツズ

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    2023年07月16日
  • はじまりの24時間書店

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    少年向け冒険譚のようなテイストに感じました。宝探し的なストーリーが先に先に読者を促す。
    登場人物も個性的で、RPGをプレイしているように楽しめました。

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    2022年08月25日
  • ペナンブラ氏の24時間書店

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    なぜ本を読むのか、と問う人がいる。言われてみれば、なぜ私はこんなにも本を読むことをやめられないのだろう。しかし、考えがまとまらないうちに、またページをめくりはじめる。なぜ本を読むのか、その答えはすべての本の中にある。

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    2022年03月26日
  • ペナンブラ氏の24時間書店

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    24時間、いつ訪れても確実に開いている書店。なんて羨ましいと思いつつ読み始めたら驚きの展開だった。
    ライトで魔術的なファンタジー。

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    2021年06月30日
  • ロイスと歌うパン種

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    ネタバレ

    古来から伝わるものと最先端のテクノロジーを発酵させるとこんなに面白いものができるのかと、同じ著者の作品を続けて読んで感動した。ロビン・スローンは職人だ。旧作にあたる「ペナンブラ氏の〜」を読んでいるとニヤッとできるファンサービスあり。
    ベオのメールがだんだん長文になっていき(おそらくロイスのメールもそうなのだろう)、全てを受け入れてほしいという気持ちからか先祖の黒歴史っぽいことまで話しておきながら一応創作の可能性を匂わせておくのが微笑ましい。

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    2021年05月11日
  • はじまりの24時間書店

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    ネタバレ

    「ペナンブラ氏の24時間書店」の前日譚で、若きペナンブラが書店員になるまでの物語。
    130Pほどしかなく、1Pの文字数も少ないけれど、この短い中でペナンブラがモー(組織)の“書店”に惹かれていく様が心理的な面も含めて描かれ、「ペナンブラ氏の24時間書店」で語られていなかった部分(ペナンブラはなぜ古いコンピューターマニアだったのか)について「なるほどそれで」と推察できる描写まである。
    いずれも後付け感がなく、著者はかつて予言めいた映像作品を作ったことでも知られるけどめちゃくちゃ頭がいいのではないかと思う。

    「ペナンブラ氏の24時間書店」は、TRPGのパーティーさながら、主人公が様々な業界に属す

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    2021年04月17日
  • ペナンブラ氏の24時間書店

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    ネタバレ

    ゲームで使っていた中2的な名前をバラされたくないというのは万国共通のネタなんだなと妙な感動があった。
    作中の人物や物や場所など、実在するものとしないものがあり、嘘の紛れ込ませ方が秀逸といえる。いつの日か、創英角ポップ体に隠された暗号も解かれる日が来るのかもしれない。解きたくはない。

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    2021年04月14日
  • ペナンブラ氏の24時間書店

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    おもしろかった〜。
    ファンタジーなんだけど現実に即していて地に足ついた推理小説……って感じ……? パソコンが大好きでファンタジーとか推理小説が大好きな人はゼッタイ楽しい。

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    2021年01月15日
  • ロイスと歌うパン種

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    たまたま知り合いが興味を持った本をSNSにアップしていたのを見て、ついつい入手。

    パンを作るのが好きで、自分で生地をこねたりすることに癒しを感じていたので、この本の内容も大変興味深く読みました。

    ストーリーはファンタジーなのですが、パン作りと新たなテクノロジーが融合したかと思うと、摩訶不思議な菌の世界に。微生物や菌類といったジャンルも好きなので、これまた楽しみながら読みました。

    読み終わってとにかくパンを作りたくなりましたが、特にサワードゥを作ってみたいです。

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    2019年11月01日
  • ペナンブラ氏の24時間書店

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    ファンタジーのの世界と、Googleなど最新のテクノロジーの現代社会が上手く調和している読みやすい作品。

    昔からの慣習や伝統を守る年配層と、最新テクノロジーを駆使してロジカルに思考する若者が混じり合う。

    終わり方はハッピーエンドでもバッドエンドでもない美しさがありました。

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    2019年08月22日
  • ロイスと歌うパン種

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    日々の労働に疲れ果てていたロイスが気まぐれで頼んだデリバリー。その美味しさにつられて常連となったもののその店が閉店することになり、彼女はパン種を譲ってもらう。そのパン種は実に奇妙で、夜中に歌ったり出来上がったパンに笑顔を刻んだりさせる…

    というなんだなんだという序盤から、あれよあれよと不思議な世界が展開していきます。やたら規模の大きな謎の地下マーケットや代々受け継がれるパン種の秘密、そしてロボットアームが卵を割りパンをこねる……コメディのようで実際読んでいて笑える描写や比喩も少なくないのですが、その実、活力を見失っていた女性が自己を取り戻し生きる道を見つけていくお話でもあり、彼女の行動や選択

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    2019年08月15日
  • ロイスと歌うパン種

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    現代的であり、ファンタジーでもあり、
    ロイスの性格がいいせいで出会う事柄が面白い方向に進む。
    面白い小説でした。
    パン食べよう。

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    2019年07月02日
  • ロイスと歌うパン種

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    サンフランシスコってサワードウが名物なんだ。知らなかったな〜。
    終盤、昔話のような展開で意外な方向へ。でもロボットアームをすてて素朴なほうへ回帰するのじゃなく、新しい道を探そうとするところがいいよね。
    それをいうなら、ブラック企業のような会社も、パンを焼き始めてすぐにやめるのかなと思ったら意外と粘り強く働きつづけていたし、そこらへんに著者の信念が現れているみたい。おもしろかったです。

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    2019年06月28日
  • ロイスと歌うパン種

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    ネタバレ

    版元の創元社さんでパンを焼くブームのきっかけになった作品というのをツイッターで見かけ、気になって読んでみました。解説が池澤春菜さんで、パンを焼いてみたくなります。
    不思議なスターター(パン酵母)を譲られてサワードウ(天然酵母のどっしりしたパン)を焼くようになってから、かなり不健康なプログラマー生活をやっていたロイスが変わっていく。一風変わったお店が集められたファーマーズマーケットのオープンを前にいろいろ問題が持ち上がってついにスターターの正体が……過去と現在が絡み合って物語が進むのと、ロイスの性別を意識させない感じが好き。
    パンに顔のように見える亀裂が出来たり、スターターが歌うような音を出した

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    2019年06月15日
  • ロイスと歌うパン種

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    おもしろかった。お腹すいた。パン食べたい。
    新しいものと古いものの共存が、ユニークな形で成り立ってておもしろい。

    ベルリンでどんなレストランが出来上がるのか、想像すると楽しい。

    わたしもダブルスパイシー食べてみたい。

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    2019年06月09日
  • ペナンブラ氏の24時間書店

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    ネタバレ

    失業して再就職した書店には別の顔があった。友人を総動員して、その秘密を明らかにしていく。ところが、鍵は意外なところにあった。
    この小説は、何の範疇に属するかわからない。課題を前に次々と手助けを得ながら進むさまはRPGのようだ。
    驚くべき結末が用意されているわけではないけれど、ミッションを追いかけ、こなしていくのを読み進めるのが楽しい。

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    2017年09月18日
  • ペナンブラ氏の24時間書店

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    これもひとつの「成長物語」なんだよね。ジュブナイルというほど主人公は子どもではないけど、RPGゲームの変形?というべきか、主人公自身が自分はローグだと言っているし。アメリカでも書籍離れとか書店の存続危機とか深刻なのかしらね。もしかしたら日本以上かも。

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    2017年04月10日