あらすじ
1969年、ひとりの大学図書館員がサンフランシスコを訪れた。数百年ものあいだ行方不明の貴重な書物(予言の書という説も!)を見つけ出す使命を帯びて。エイジャックス・ペナンブラという風変わりな名前ののっぽの青年は、手がかりを求めて街中をさまよった末、真夜中に一軒の小さな書店に行き着く。薄暗い店内に異様に背の高い本棚が並ぶその〈二十四時間書店〉は、店名どおり終日休まず営業していた――〈二十四時間書店〉の誕生秘話をまじえて語られる、本にまつわる少し不思議な冒険の物語。本と書店を愛するすべての人に贈ります。
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Posted by ブクログ
少年向け冒険譚のようなテイストに感じました。宝探し的なストーリーが先に先に読者を促す。
登場人物も個性的で、RPGをプレイしているように楽しめました。
Posted by ブクログ
「ペナンブラ氏の24時間書店」の前日譚で、若きペナンブラが書店員になるまでの物語。
130Pほどしかなく、1Pの文字数も少ないけれど、この短い中でペナンブラがモー(組織)の“書店”に惹かれていく様が心理的な面も含めて描かれ、「ペナンブラ氏の24時間書店」で語られていなかった部分(ペナンブラはなぜ古いコンピューターマニアだったのか)について「なるほどそれで」と推察できる描写まである。
いずれも後付け感がなく、著者はかつて予言めいた映像作品を作ったことでも知られるけどめちゃくちゃ頭がいいのではないかと思う。
「ペナンブラ氏の24時間書店」は、TRPGのパーティーさながら、主人公が様々な業界に属する友人たちの協力を得て「書店」「協会」「本」の謎を解いていく物語。その彼のボスにもかつて同じように仲間がいて、同じように「クエスト」し、書店員となった。この前日譚を読んでから再び「ペナンブラ氏の〜」を読むとまた違った感慨があるだろうと思う。