あらすじ
失業中だったぼくが、ふとしたきっかけで働くことになった〈ミスター・ペナンブラの二十四時間書店〉は変わった店だった。まったく繁盛していないのに店名どおり24時間営業で、梯子つきの高い高い棚には、Google検索でもヒットしない謎の本がぎっしり詰まっているのだ。どうやら暗号で書かれているらしいそれらの本の解読に、ぼくは友人たちの力を借りてこっそり挑むが、それは五百年越しの謎を解き明かす旅の始まりだった──すべての本好き、読書好きに贈る冒険と友情、その他もろもろ盛りだくさんの物語。全米図書館協会アレックス賞受賞作。/解説=米光一成
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Posted by ブクログ
表紙を見て、本屋の話ね‥‥と通り過ぎていたけど別の本で紹介されていて面白そうだったので読んでみました。
面白かった!! 今と昔の社会の差が何とも言えない。前は紙と鉛筆の世界、一歩一歩一つづつ。今はコンピュータの世界大量のデータをザーッと解析、はい終わり。
ところが解けない謎だらけ。コンピュータもプログラム次第だから仕方ないかも。一番の鍵はヒトの第六感かもしれない。
Posted by ブクログ
本屋さんでビビッときて久しぶりに衝動買い。
グーグルと電子書籍が幅をきかしている時代。
西海岸にたたずむ古本屋で活動している謎の読書倶楽部。
RPGから抜け出したみたいな最高にイカした仲間たち。
もう面白いことが起こる気しかしない(笑)って感じ。
キャットの言う通り「人生は短すぎる!」
日本にはあまりない感じでまたこれも良い感じ。
ライトめだし、割とうまく事が運んじゃうけど、
それもまたこの本の内容にぴったりの爽快感ってことで◎
個人的には終わり方がすごく好き。
Posted by ブクログ
けっこうな盛り上がりを見せてるんだけど、そこまで心が躍るでもなく、なのは何故なのか。と考えてみるに、どうも彼らのオタク気質について行けてないようなのです。昔の本を読んで暗号を解読しようする謎の団体やら、これをグーグルのすごい人たちが寄って集って解読しようとしたり、いやしかしそんな燃えるのかこれ、と冷静になってしまうというか、ちょっと冷めた目で見てしまうというか。
しかしこのアメリカ人っぽい情熱みたいなのが、ってのを偏見を持って言うわけだけど、グーグルみたいなのを作るのかもしれん。
Posted by ブクログ
ハラハラドキドキがいまいち苦手な私は、読み進むのが怖くて、最初の方はなかなか進まなかったけど、途中からだんだん、ペナンブラ氏とクレイの謎解きへかける情熱に肩入れしてきて、最後まで一気に読んでしまった。
最初はクレイの実力がわからなくて、キャットたちグーグラーにあまりにも簡単に秘密を話しすぎるような気がしていたが、ペナンブラたちが何年もかかった暗号を解いた事で、一気にフェスティナ・レンテ社の秘密に近づく。
キャットは不老不死への興味からペナンブラに協力するが、暗号解読は出来なかった。
クレイは角度を変えてもう一度謎解きに挑む。ニールやマットら友人たちの力を借り、運を味方につけて、ついにゲリッツズーンの残した遺言を見つける。それは、キャットの期待とは違ったが、ペナンブラは満足だった。
3Dで創始者の顔が浮かび上がるところはワクワクします(^^)
若い人にはこれくらい人生を軽やかに楽しんでほしい、と思う。夢のある話でした。
Posted by ブクログ
なぜ本を読むのか、と問う人がいる。言われてみれば、なぜ私はこんなにも本を読むことをやめられないのだろう。しかし、考えがまとまらないうちに、またページをめくりはじめる。なぜ本を読むのか、その答えはすべての本の中にある。
Posted by ブクログ
ゲームで使っていた中2的な名前をバラされたくないというのは万国共通のネタなんだなと妙な感動があった。
作中の人物や物や場所など、実在するものとしないものがあり、嘘の紛れ込ませ方が秀逸といえる。いつの日か、創英角ポップ体に隠された暗号も解かれる日が来るのかもしれない。解きたくはない。
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おもしろかった〜。
ファンタジーなんだけど現実に即していて地に足ついた推理小説……って感じ……? パソコンが大好きでファンタジーとか推理小説が大好きな人はゼッタイ楽しい。
Posted by ブクログ
ファンタジーのの世界と、Googleなど最新のテクノロジーの現代社会が上手く調和している読みやすい作品。
昔からの慣習や伝統を守る年配層と、最新テクノロジーを駆使してロジカルに思考する若者が混じり合う。
終わり方はハッピーエンドでもバッドエンドでもない美しさがありました。
Posted by ブクログ
失業して再就職した書店には別の顔があった。友人を総動員して、その秘密を明らかにしていく。ところが、鍵は意外なところにあった。
この小説は、何の範疇に属するかわからない。課題を前に次々と手助けを得ながら進むさまはRPGのようだ。
驚くべき結末が用意されているわけではないけれど、ミッションを追いかけ、こなしていくのを読み進めるのが楽しい。
Posted by ブクログ
これもひとつの「成長物語」なんだよね。ジュブナイルというほど主人公は子どもではないけど、RPGゲームの変形?というべきか、主人公自身が自分はローグだと言っているし。アメリカでも書籍離れとか書店の存続危機とか深刻なのかしらね。もしかしたら日本以上かも。
Posted by ブクログ
これは、創元推理文庫という由緒正しい冠にもかかわらず、ただの本好きには面白くないかもしれない。なにしろ半分も用語が分からず放り出す可能性があるから。
この本(本の体裁をしている以上、そう書かざるを得ない)は、インターネットどころかコンピュータ言語やプログラミングを熟知し、それを動かし、Googleがすべての作業を3秒止めるということが想像しがたいほど馬鹿らしくおそろしいことか実感として理解できる、それでいて活字を読むという行動をリスペクトできる人がもっとも楽しめるエンターテイメントだと思う。思う、というのは、自分がプログラミング方面で知識を持っていないからだけれど。3D化した空間に時間のアルゴリズムをつけるなんて想像もできないから。
それともうひとつ、アメリカ人にとってのGoogleやアップルの存在の大きさとその社員に対する憧憬に似た感情も特殊だろう。日本人にとってのトヨタや国家公務員第一種とは桁が違う、それだけで力になるような存在感が大きく感じる。
だからこそ、主人公である、Googleに入るなんて考えられないような経歴の持ち主(でも多少のプログラミングがあれば片手間で上記のアルゴリズムを変えられるような)が、Googleが総力を挙げても解き明かせなかった「謎」を解き明かした(それもきわめて原始的な方法で)というところが、すかっとするほど気持ちいいのだろうなと思った。解き明かされた謎が再埋蔵されたのは、データでもCDでもなくカセットテープに残された、子ども向けのファンタジーだったということも含めて。
Posted by ブクログ
青春ビブリオ小説のような感じかなとイメージしていたけど、意外にも登場人物はちょっとオトナ。
デザインやITに素養のある主人公クレイ。
サンフランシスコ発〈ニューベーグル〉のマーケティング担当のような仕事をしていたが、
勤続1年足らずにして再就職先を探す羽目になる。
そこで出会ったペナンブラ氏の24時間書店。
店の前方区画では品揃えまちまちの通常書籍の販売をするも、その奥地には暗号で書かれたような書物が立ち並ぶ会員制の貸し本棚ゾーンが。。。
思いもよらず、Rubyだとか、HadoopだとかAjaxだとか自分の馴染みあるワードが飛び交い、そこに引き込まれた。
ただそのうちに、若干旬を過ぎた青年達が生活圏内にある深淵な謎に、持てる社会的基盤を注ぎ込み(得体の知れない暗号解読にグー○ル社員が傾倒する)、他の何をもうっちゃって挑もう!、という冒険小説的なノリに路線のちぐはぐさを感じてしまい、はまりきれなかった。
ビブリオ×ITという点で、ややSF寄りなところはあるが、これが2014年の作品ということを考えると、「世界中の情報を整理する」というその頃特にもてはやされていたキャッチコピーを体感する、前のめりでスリリングな感じがし、新鮮であったのだろうな。
それが今やまぁあり得る現実だね的なところあり、さすがにそれは盛っちゃってるなぁ的なところあり。
どちらにせよ、微妙にリアリティのあるテクノロジーへの傾倒にかえって憂いを感じてしまう自分のようなお年頃には、もっとしっとりとした感じが好みでした。
Posted by ブクログ
失業青年がアルバイト就職した秘密めいた書店。マイナーな書籍と謎めいた客たち。好奇心から関係性を調べ始めたその先に…。殺人するほどではないけど人生をかけて調べる人たちがいる謎を解くために本好きなパソコンマニアが団結して取り組む。静かな冒険活劇。パソコン知識が少ないと理解しにくい点もあるけどダビンチコードみたいで面白く読めた。
あと書きから作者が関係する映画があることも知った。ぜひ見てみたい。
Posted by ブクログ
本屋に行くと下痢にならない?
魔法をかけられたようにワクワクし、棚を巡り何時間でも迷って、ふむふむと先へ読み進めようとすると、途端におなかがグルル〜。
彷徨える本の精霊が「買え!」って怒っているかのよう……。
この物語は、仕事をクビになった主人公が勤めた怪しげな24時間書店で、奇妙な本と客たちの謎を解こうと、周りの人達を巻き込んでいく様子が描かれている。
「古い時代の知恵」と「新しい知恵」の競演を、某巨大企業までも巻き込んでしまうスケールの大きな展開で、中盤はおおいに盛り上がる。
じゃあなぜ星三つかって?
うーん…オチが常識的って思ってしまった。
……多分最近過激なSFの読みすぎかな〜
Posted by ブクログ
アメリカの中2病、という感じか。
古書店が舞台と聞くと、どうしても“紙とインクの匂いがする薄暗く埃っぽい空間”を感じられ、ハイテク機器などお呼びでない展開を期待してしまいがちなので、書名からの予想に反してハイテク寄りの展開に少しがっかりした。
Posted by ブクログ
描き方によっては、もっと面白くなったはず。
海外ミステリーの類型的な雑さが
いかんなく発揮されていて残念でした。
つまりは 途中で読めてしまったという。
グーグルの扱い方は興味深いし、設定も
悪くないのですが。
翻訳にひと工夫欲しかったなあ。
Posted by ブクログ
帯に惹かれてなんとなく購入。
古い本屋さんの(特に地震がない国に特有の)天井まで伸びているような本棚と備え付けのはしごってロマンを感じますよね~
と、言う訳で。ネットとPCプログラミングと紙媒体の資料を組み合わせたようなお話。それにプラスオンで秘密結社。今どき特有のなんでもネットに聞いちゃおう、PCで計算して解決しちゃおうかという考え方にまあそうだよねとも思うけれどもプログラムだって全能じゃないんだ、プログラムする人の指定がダメならいくら容量使ったって出来ないものは出来ないんだよね、というのが非常にわかりやすく書かれてあったような。そうだよね、想像力と何をどうさせたいのかの指示は必要だ。
はるか昔にこの地球に存在した人の著書を読むというのはその作者との対話もしくは解説を聞いてるようなものだと思えば音楽という手段も著述という手段もその人の一部を不死化するようなもののように思えるんですがどうなんだろう?そのうちAIが発展して個人が使っていたパーソナルコンピューターがその個人の思考をトレースするようになればある意味そのAIはその人に取って代わる存在となるのかもしれない。そんな事をぼんやり思いました。
なんか始まりそうで始まらないお話と登場人物があまり魅力的では無かったな~ 主人公もよくわからないけどグーグラーのヒロインが…可愛くないしあまり魅力的に思えない。なんて言うのかもっと紙媒体資料大好き、みたいな感じの本かと思って居たらそうでも無かった。そしてなんだか物凄いグーグルを持ちあげてたけどアレはなんだろうなぁなんて思いながら読みました。