【感想・ネタバレ】ペナンブラ氏の24時間書店のレビュー

あらすじ

失業中だったぼくが、ふとしたきっかけで働くことになった〈ミスター・ペナンブラの二十四時間書店〉は変わった店だった。まったく繁盛していないのに店名どおり24時間営業で、梯子つきの高い高い棚には、Google検索でもヒットしない謎の本がぎっしり詰まっているのだ。どうやら暗号で書かれているらしいそれらの本の解読に、ぼくは友人たちの力を借りてこっそり挑むが、それは五百年越しの謎を解き明かす旅の始まりだった──すべての本好き、読書好きに贈る冒険と友情、その他もろもろ盛りだくさんの物語。全米図書館協会アレックス賞受賞作。/解説=米光一成

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Posted by ブクログ

ネタバレ

本屋さんでビビッときて久しぶりに衝動買い。

グーグルと電子書籍が幅をきかしている時代。
西海岸にたたずむ古本屋で活動している謎の読書倶楽部。
RPGから抜け出したみたいな最高にイカした仲間たち。
もう面白いことが起こる気しかしない(笑)って感じ。
キャットの言う通り「人生は短すぎる!」
日本にはあまりない感じでまたこれも良い感じ。

ライトめだし、割とうまく事が運んじゃうけど、
それもまたこの本の内容にぴったりの爽快感ってことで◎

個人的には終わり方がすごく好き。

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2025年08月28日

Posted by ブクログ

ネタバレ

ハラハラドキドキがいまいち苦手な私は、読み進むのが怖くて、最初の方はなかなか進まなかったけど、途中からだんだん、ペナンブラ氏とクレイの謎解きへかける情熱に肩入れしてきて、最後まで一気に読んでしまった。
最初はクレイの実力がわからなくて、キャットたちグーグラーにあまりにも簡単に秘密を話しすぎるような気がしていたが、ペナンブラたちが何年もかかった暗号を解いた事で、一気にフェスティナ・レンテ社の秘密に近づく。
キャットは不老不死への興味からペナンブラに協力するが、暗号解読は出来なかった。
クレイは角度を変えてもう一度謎解きに挑む。ニールやマットら友人たちの力を借り、運を味方につけて、ついにゲリッツズーンの残した遺言を見つける。それは、キャットの期待とは違ったが、ペナンブラは満足だった。
3Dで創始者の顔が浮かび上がるところはワクワクします(^^)
若い人にはこれくらい人生を軽やかに楽しんでほしい、と思う。夢のある話でした。

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2023年07月16日

Posted by ブクログ

ネタバレ

ゲームで使っていた中2的な名前をバラされたくないというのは万国共通のネタなんだなと妙な感動があった。
作中の人物や物や場所など、実在するものとしないものがあり、嘘の紛れ込ませ方が秀逸といえる。いつの日か、創英角ポップ体に隠された暗号も解かれる日が来るのかもしれない。解きたくはない。

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2021年04月14日

Posted by ブクログ

ネタバレ

失業して再就職した書店には別の顔があった。友人を総動員して、その秘密を明らかにしていく。ところが、鍵は意外なところにあった。
この小説は、何の範疇に属するかわからない。課題を前に次々と手助けを得ながら進むさまはRPGのようだ。
驚くべき結末が用意されているわけではないけれど、ミッションを追いかけ、こなしていくのを読み進めるのが楽しい。

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2017年09月18日

Posted by ブクログ

ネタバレ

これは、創元推理文庫という由緒正しい冠にもかかわらず、ただの本好きには面白くないかもしれない。なにしろ半分も用語が分からず放り出す可能性があるから。
この本(本の体裁をしている以上、そう書かざるを得ない)は、インターネットどころかコンピュータ言語やプログラミングを熟知し、それを動かし、Googleがすべての作業を3秒止めるということが想像しがたいほど馬鹿らしくおそろしいことか実感として理解できる、それでいて活字を読むという行動をリスペクトできる人がもっとも楽しめるエンターテイメントだと思う。思う、というのは、自分がプログラミング方面で知識を持っていないからだけれど。3D化した空間に時間のアルゴリズムをつけるなんて想像もできないから。
それともうひとつ、アメリカ人にとってのGoogleやアップルの存在の大きさとその社員に対する憧憬に似た感情も特殊だろう。日本人にとってのトヨタや国家公務員第一種とは桁が違う、それだけで力になるような存在感が大きく感じる。
だからこそ、主人公である、Googleに入るなんて考えられないような経歴の持ち主(でも多少のプログラミングがあれば片手間で上記のアルゴリズムを変えられるような)が、Googleが総力を挙げても解き明かせなかった「謎」を解き明かした(それもきわめて原始的な方法で)というところが、すかっとするほど気持ちいいのだろうなと思った。解き明かされた謎が再埋蔵されたのは、データでもCDでもなくカセットテープに残された、子ども向けのファンタジーだったということも含めて。

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2017年02月26日

Posted by ブクログ

ネタバレ

青春ビブリオ小説のような感じかなとイメージしていたけど、意外にも登場人物はちょっとオトナ。
デザインやITに素養のある主人公クレイ。
サンフランシスコ発〈ニューベーグル〉のマーケティング担当のような仕事をしていたが、
勤続1年足らずにして再就職先を探す羽目になる。
そこで出会ったペナンブラ氏の24時間書店。
店の前方区画では品揃えまちまちの通常書籍の販売をするも、その奥地には暗号で書かれたような書物が立ち並ぶ会員制の貸し本棚ゾーンが。。。

思いもよらず、Rubyだとか、HadoopだとかAjaxだとか自分の馴染みあるワードが飛び交い、そこに引き込まれた。
ただそのうちに、若干旬を過ぎた青年達が生活圏内にある深淵な謎に、持てる社会的基盤を注ぎ込み(得体の知れない暗号解読にグー○ル社員が傾倒する)、他の何をもうっちゃって挑もう!、という冒険小説的なノリに路線のちぐはぐさを感じてしまい、はまりきれなかった。

ビブリオ×ITという点で、ややSF寄りなところはあるが、これが2014年の作品ということを考えると、「世界中の情報を整理する」というその頃特にもてはやされていたキャッチコピーを体感する、前のめりでスリリングな感じがし、新鮮であったのだろうな。
それが今やまぁあり得る現実だね的なところあり、さすがにそれは盛っちゃってるなぁ的なところあり。

どちらにせよ、微妙にリアリティのあるテクノロジーへの傾倒にかえって憂いを感じてしまう自分のようなお年頃には、もっとしっとりとした感じが好みでした。

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2024年06月22日

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