ローレンウィルキンソンの作品一覧

「ローレンウィルキンソン」の「アメリカン・スパイ」ほか、ユーザーレビューをお届けします!

作品一覧

  • アメリカン・スパイ
    3.6
    1巻2,530円 (税込)
    冷戦下、FBIで働く黒人女性のマリーは、ブルキナファソのカリスマ的リーダー、トマ・サンカラを罠にかける任務を言い渡される。しかし、スパイとしてサンカラに近づくうちに、彼女の信念は揺らぎ始め……。史実を元に、一人の女性の生き様を描く、歴史スパイ小説

ユーザーレビュー

  • アメリカン・スパイ

    Posted by ブクログ

    1992年、元FBI捜査官のマリー・ミッチェルが自分の双子の息子たちに語る手記という形で進行する物語。
    黒人としてニューヨークに生まれ、警察官の父と、別離してしまった母親。いつも勇敢に自分を守ってくれた姉のエレーヌ。今は二人の息子と暮らしているが、そこを正体不明の暴漢に襲われ、身の危険を感じてフランスにいる母親の元に息子たちとともに身を隠す。
    1960年代から70年代、80年代と手記の話は時代を行き来する。
    自分の少女時代、慕った姉がCIAに入って諜報活動にかかわるようになることを知り、自分もFBIに入るものの白人・男性が上位の世界において、才能がありながら不遇な状態がつづく。
    そこから話は8

    0
    2021年03月28日
  • アメリカン・スパイ

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    オバマ元大統領の読書リストは信頼できると再確認した。

    めちゃくちゃ好みだった。

    スパイの素養を持って生まれた人(語り手ではない)の成長していく様を描いたものが好きなこともあるが、察して何も聞かずにただ助けてくれる愛に泣ける。

    そしてまさかのラブストーリー。
    ここはネタバレなしでびっくりしてほしい。

    あとがきによると作者はル・カレが好きとのこと。
    納得。

    0
    2021年03月12日
  • アメリカン・スパイ

    Posted by ブクログ

    1980年代後期。FBIニューヨーク支局で捜査官として働くマリーは、黒人女性であるがゆえに能力を発揮する機会を与えられずにいた。そんな時、ブルキナファソの共産主義政府の弱体化を狙うCIAから、若き革命家トマ・サンカラにハニートラップを仕掛ける役目を言い渡される。自身の才能ではなく容姿を買われたのだと悟りつつも役目を引き受けたマリー。そして、さらにハイリスクな任務の見返りとして、幼少期から共にスパイに憧れて育った姉の謎の失踪について鍵を握る人物との接触を約束される。しかし、国民のための改革を推し進めるサンカラの人柄を知るほどに、任務に対する信念は揺らぎ始め……。舞台はアメリカ、ブルキナファソ、そ

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    2021年02月28日
  • アメリカン・スパイ

    Posted by ブクログ

    リアルなスパイっぷり   ★★★★★
    リアルなアメリカの歴史  ★★★★★


    冷戦下のブルキナファソでアフリカのチェ・ゲバラことトム・サンカラへのハニートラップを仕掛ける役目を言い渡された女性スパイを史実を元に描いた歴史スパイ小説

    翻訳小説ならではの読みにくさはあるけども、アメリカの歴史や社会情勢をリアルに感じることができた

    0
    2022年04月04日
  • アメリカン・スパイ

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    冷戦下 アフリカのチェ・ゲバラと呼ばれた トマ・サンカラを誘惑する任務を与えられた黒人女性のスパイ小説でした。

    文章が スパイの女性の手記という形だったので
    ちょっと読みにくかったけど 
    途中から 慣れていきました。

    色々な 悩みなどを抱えていって
    成長していく主人公は
    家族の悩み、姉妹の悩み、
    肌の色、女性という事など 多くの事が絡んでいました。

    日本人なので 肌の色とかの差別など感じた事がないせいか 感情移入はあまりできませんでしたが
    アメリカという国で悩んでいる
    多くの人達それぞれの気持ちを代弁しているような感じなのかな?

    お姉さんの件は 今ひとつはっきり書かれていなかったけど 

    0
    2021年09月19日

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