ロナルド・A・ノックスの作品一覧
「ロナルド・A・ノックス」の「三つの栓」「陸橋殺人事件」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「ロナルド・A・ノックス」の「三つの栓」「陸橋殺人事件」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
この著者の作品は、ノックス自身がローマンカトリックの大司教という肩書を持っていますが宗教色が強い作品ではないように思います。
一九二一年には、シャーロックホームズに関する研究論文を書いてコナン・ドイルを驚かせたという逸話がありますが、探偵作家としての主な活動期間は十数年間だという。
さて小説は、資産家モットラムがインディスクライバブル社という保険会社との交渉で始まります。
モットラムは、ロンドンの主治医から余命二年と宣告され生命保険(安楽死保険)で支払い済みの保険料の半額を払い戻して欲しいという申し出である。保険契約は、六五歳満期・死亡保険金50万ポンド(自殺の場合は支払われない)、六
Posted by ブクログ
休暇で滞在していた宿の一室で、とある成金の老人がガス中毒死した。現場の状況は、自殺にも他殺にも取れる様子だった。保険会社の専属探偵であるブリードンは、保険金の支払いが絡むこの事件の調査へと趣くことになる。
たいへん英国風のくすぐりに溢れたミステリでした。(読みながら流石ノックス。宗教事情も絡ませつつ、物語を描写するときの視線の置き所が英国的。ミステリお約束の「ワトソン役をお望み?」と奥さんに言わせる辺りとか、もー判ってらっしゃる、と感心することしきり)
宿の照明が未だガス灯によるもので、一つの元栓からスタンドランプと壁掛け式ランプの2箇所へとガスが枝分かれに配給されていて、それぞれにもガス栓