スターウォーカー ラファエル少年失踪事件

スターウォーカー ラファエル少年失踪事件

2,499円 (税込)

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ドイツ・ミステリーは、心優しい。ドイツ語圏で最も愛されている作家のベストセラー、待望の日本上陸!

ラファエル・フォーゲル少年(九歳)は、最愛の祖父の死に衝撃を受け、埋葬の日に姿を消す。両親からの虐待を恐れての家出か、あるいは誘拐事件か。ミュンヘン警察失踪者捜索課が出動するも、成果はなし。少年の生命さえ危ぶまれ、警察への不審と不満が募る。失踪者捜索課の刑事たちの努力も虚しく、捜索は袋小路に。残る手は、あの問題児、奇人、一匹狼、森の中で修行中の、はぐれ刑事タボール・ズューデンを復帰させることしかなくなった。目と耳で相手の心を読む「見者」タボール・ズューデン刑事の推理は?

【目次】
プロローグ
第一部
1 鏡の中の美しい惑星
2 かみさまにきいてよ、どうしてなの?
3 夢に消えたホテル
4 嘘の揺籠
5 そのうちって、いつ?
6 夜のスペシャリスト
7 タボール・ズューデン
8 小さな世界の終わり
9 一番簡単な方法

第二部
10 迷子たちの待ち合わせ場所
11 煉獄への帰還
12 ビールとワインと血のふるさと
13 不吉な数字
14 一人きりの食事
15 ズューデン(南)、ノルデン(北)へ行く
16 勇敢な鳥たちの岩
17 神さまのいない礼拝
18 生けるものの幸せ

エピローグ
解説

【著者】
フリードリッヒ・アーニ
1959年、南バイエルン生まれ。父親はシリア移民、母親はシュレージア難民。1996年に本作(原題は「別れの発明」)発表。児童文学、詩、脚本、ラジオドラマなども多数。作品は多くの外国語に翻訳され、数々の文学賞を受賞。現在に至るまで、同時に3つの作品(ズューデン・シリーズ)にドイツ・ミステリー大賞を1年で受賞した唯一の作家。2010年、小説『ズューデンとエアーギタリスト』の脚本化に対してアドルフ・グリム賞。2011年には長編『ズューデン』が、2014年には長編『M』がドイツ・ミステリー大賞を受賞。

鄭基成
翻訳家。上智大学外国語学部ドイツ語学科、同大学院博士課程単位取得退学、ドイツルール大学ボーフムにて言語学学術博士号取得、上智大学講師、茨城大学教授、同大学名誉教授。訳書に『メイク・ザット・チェンジー世界を変えよう。精神の革命家、マイケル・ジャクソンのメッセージと運命』(共訳)。

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