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短編を書かせては随一の巨匠の代表的作品集を新訳でお贈りします! 雪の上の足跡をめぐる謎を描いた「笑う肉屋」、緊迫感溢れる「叫べ、沈黙よ」、人間の想像力を巧みに利用した「世界が終わった夜」、江戸川乱歩編の名アンソロジー『世界推理短編傑作集』に選出された「危ないやつら」、夫婦間の秘密を描いた表題作まで、さまざまな逸品が揃っております。奇抜な着想、軽妙なプロットで結末の一行まで先を読ませない、まさに名作ばかり! どこから読まれても結構です。ただし巻末の「後ろを見るな」だけは、ぜひとも最後にお読みください。/【収録作】笑う肉屋/四人の盲人/世界が終わった夜/メリーゴーラウンド/叫べ、沈黙よ/アリスティードの鼻/背後から声が/闇の女/キャスリーン、おまえの喉をもう一度/町を求む/歴史上最も偉大な詩/むきにくい小さな林檎/出口はこちら/真っ白な嘘/危ないやつら/カイン/ライリーの死/後ろを見るな/収録作原題/解説=小森収
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ミステリーとSFで知られるフレドリック・ブラウンのミステリー短編小説集。
1950年代の小説ではあるもののさほど古さも感じず、空いた時間に少しずつ読もうと思ってたのに、どの話も広げ方と畳み方が上手く次はどんな話なんだろうと途中から止まらず。
「叫べ、沈黙よ」はアンソロジーなどにも収録されている名作だけど、「世界が終わった夜」「背後から声が」「闇の女」なども面白く、表題作の「真っ白な嘘」は個人的に大好きなクリスティの「春にして君と離れ」を思い出す既視感も。
一番最後に読むようにと帯に書いてあった「うしろを見るな」は期待の割に驚きは少なかったけど、読者を巻き込む仕掛けがあり、短編集の最後の話にすべき趣向を凝らした一作。
空いた時間に読もうと思った短編集が、短編集を読むために時間を空けようとするくらい楽しめて、またこの作者の別の作品を読んでみようと思った一冊。
Posted by ブクログ
この本は確かアガサクリスティの文庫を読んだときに巻末に載っていて面白そうだと思ったので読んでみた。他のアンソロで「後ろを見るな」だけは読んだことがあったけど(もちろんそのアンソロでも一番最後に収録されていました)他の短編も総じてクオリティが高く面白い!
一見どういう意味…?という短編もありますが、じっくり考えてみると意味が分かって後からじわじわと怖さが来る作風が特に好みでした。
以下お気に入り作品。
「叫べ、沈黙よ」
駅で電車を待つ男。そばに座っている男はどうやら耳が聞こえないらしい。駅員が語るその男の罪とは。
これ最初どういう意味?と思って何回か読み返してるうちに理解して、ぞっとした。真相はわからないところがまた闇深い。
「背後から声が」
妻との喧嘩の末「あたしを捨てるなら殺してやる!」と言われ、背後から追ってきた妻を逆に刺し殺してしまう夫。
なんとも皮肉な結末。悲劇だけどちょっと滑稽。
「闇の女」
とある下宿屋にやってきた謎の女。夜中も電気を消して部屋から出ようとしない。近くで起った銀行強盗の犯人一味なのでは?と女主人や下宿人は疑いだすが…
これは面白いミステリ。最後のオチもなるほどな!となった。
その他にも、新婚夫婦が破格の値段で手に入れた家はいわくつきの物件だった「真っ白な嘘」駅の待合室で居合わせた男が近くの精神病院から脱走してきた殺人犯なのでは?と疑う男の話「危ないやつら」などはまるでコントのようなすれ違いからの結末が面白い。
そして言わずもがなの「後ろを見るな」や「町を求む」は、他人事として読んでいるうちにいつの間にかこちらに銃口を向けられたようなヒヤリ感が最高でした。
SF短編集も出ているようなので、そちらも読んでみたい、
Posted by ブクログ
星新一とクリスティーが好きならと、bookmania1105さんにおすすめしていただいたフレドリック・ブラウン。
とても面白かったです!!
奇想天外な結末が星新一のような感じ。
更にゾクゾク、ドキドキするようなスリルまで味わえる。
大好きな『藤子・F・不二雄の異色短編集』にも怖さと意外さが似ていた。
1番好きだったのはタイトルにもなっている『真っ白な嘘』
新婚夫婦が格安で購入した家は曰く付きの物件で…。
短いのに何でこんなにドキドキするんだ!
没入感が高くて最高に好きなタイプの作品でした(☆▽☆)
江戸川乱歩の『世界推理短編傑作集』に選出された『危ないやつら』も面白かったし、『世界が終わった夜』『カイン』も結末に驚いた。
でも1番驚いたのは、「1番最後に読んでください」と注意書きにもあった『後ろを見るな』。
深夜に1人で読んだことを後悔した笑
猟奇的な作品は苦手だったけど、色々なタイプの作品があって楽しめた。
次は星新一訳の『さあ、気ちがいになりなさい』を読みたい。
また好きな作家さんが増えて、更に読書が楽しくなりました☆彡
bookmania1105さん、本当にありがとうございました。◕‿◕。
Posted by ブクログ
アメリカの作家フレドリック・ブラウンの短篇ミステリ作品集『真っ白な嘘(原題:Mostly Murder)』を読みました。
ここのところアメリカの作家の作品が続いています… フレドリック・ブラウンの作品は2年半くらい前に読んだ『さあ、気ちがいになりなさい』以来ですね。
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どの短編から読まれても結構です。
しかし「後ろを見るな」は、ぜひ最後にお読みください。
奇抜な発想と予想外の展開が魅力の18編
巨匠の代表的ミステリ短編集
名作ミステリ新訳プロジェクト
編を書かせては随一の巨匠の代表的作品集を新訳。
雪の上の足跡をめぐる謎を描いた「笑う肉屋」、緊迫感溢れる「叫べ、沈黙よ」、江戸川乱歩編の名アンソロジー『世界推理短編傑作集』に選出された「危ないやつら」など、奇抜な着想と軽妙なプロットで書かれた名作が勢揃い!
どこから読まれても結構です。
ただし巻末の作品「後ろを見るな」だけは、ぜひ最後にお読みください。
解説=小森収
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1940年(昭和15年)から1950年(平成25年)に発表された以下の18篇が収録されている短篇集です。
■笑う肉屋
■四人の盲人
■世界が終わった夜
■メリーゴーラウンド
■叫べ、沈黙よ
■アリスティードの鼻
■背後から声が
■闇の女
■キャスリーン、おまえの喉をもう一度
■町を求む
■歴史上最も偉大な詩
■むきにくい小さな林檎(りんご)
■出口はこちら
■真っ白な嘘
■危ないやつら
■カイン
■ライリーの死
■後ろを見るな
■解説 小森収
奇抜な着想、軽妙なプロット、論より証拠、まず読んでいただきましょう… どこからでも結構、、、
ただし最後の作品『うしろを見るな』だけは、最後にお読みください… というのは、あなたがお買いになったこの本は、あなたのために特別の製本がしてあるからです―― さて、その意味は?
新訳で読みやすかったし、発想が豊かな作品が並んでおり、愉しく読めましたね、、、
そんな中でも、印象に残ったのは、
雪の上に残された足跡… サーカス団のOBならではのトリックが秀逸な『笑う肉屋』、
犯人(?)の意外性が愉しめる『四人の盲人』、
聞こえてなかったなんて… 皮肉な結末が印象的な『背後から声が』、
納得の結末で「むきにくい小さな林檎」という呼び名が最後に皮肉な意味(実際はむきやすい)を持つ『むきにくい小さな林檎』、
夫は殺人者? 疑心暗鬼に陥る妻の恐怖を描いた『真っ白な嘘』、
お互いを殺人鬼と思い込んだ二人の緊張感を描いた『危ないやつら』、
ゾクっとさせられる結末が印象的な『後ろを見るな』、
あたりかな… でも、その作品も面白かったです。
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