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殺されたのは、社会的に孤立し、アルコール依存症で年金生活者の男性だった。きわめてありふれた犠牲者。捜査にあたるのは、かつて精鋭揃いの国家犯罪捜査局殺人捜査特別班に所属していたベックストレーム警部以下、一癖も二癖もあるソルナ署の刑事たちだ。だが、被害者と同じアパートの住人や競馬仲間たちと、関係者は一筋縄ではいかない連中ばかり。さらに、有力な容疑者で第一発見者の新聞配達員が死体で発見されるに至り、捜査は混迷を極める。スウェーデン・ミステリ界の重鎮、『許されざる者』で5冠を獲得した著者の、シリーズ第2弾。
...続きを読むPosted by ブクログ 2021年03月14日
いつヨハンソンがすべてをさらっていくのかと思いながら読み進めていったら、最後までベックストレームだった…
ベックストレームは無能なはずなのにほんとは有能なのか?ラッキーなだけ?ほんとに?と戸惑ってしまったよ。
スウェーデン警察のチームプレーはほんと楽しい。ゲスで下品なフロストやセバスチャン型の警部...続きを読む
Posted by ブクログ 2021年02月24日
三作目にしてようやくこの作家に慣れてきた。作家という職業の他に、犯罪学教授、国家警察委員会顧問、など三つの顔を併せ持つ、いわゆる専門家なのだが、そういう書き手による警察小説でありながら、内容はお固いものではない。というより、むしろブラックユーモアという今や廃れてしまった類いの言葉が最もよく似合うの...続きを読む
Posted by ブクログ 2022年02月12日
ベックストレーム警部の第二弾。
前作の「見習い警官殺し」が面白くなかったので、
全く期待せずに読んだが、良かった。
あくまでも前作に比べれば、と言う意味だが。
アルコール依存症の一人暮らしの男が殺された。
酔っ払い同士のありふれた事件のように見えたが、
死体の第一発見者も死体で発見されてしまう。...続きを読む
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