作品一覧

  • 葬儀屋の次の仕事
    4.0
    1巻2,816円 (税込)
    ロンドンの寂れた商店街に佇む名家の屋敷。教養ある血筋を襲う怪事件! アルバート・キャンピオンが暴く、葬儀屋の“次の仕事”とは……?
  • 判事への花束
    -
    1巻880円 (税込)
    アリンガムの作品には、現代の社会的背景が巧みに取り入れられているものが多いが、本作では、イギリスの出版社の内幕が詳細に描かれていて、特異なバックグラウンドをなしている。デリケートで、しかも鋭い性格描写、物質的な謎でなく性格にもとづく謎、老練な技巧による流動的な文章など、探偵小説として第一級のものであるばかりか立派な文学的価値をもつ傑作。『幽霊の死』に続くアリンガムの長編。
  • 幽霊の死
    -
    1巻880円 (税込)
    死後の忘却を憂慮した画家ラフカディオは12点の作品を未発表のまま残し、死後10年を経過した時から毎年1点ずつを公開するという遺志を残した。社交界の人々が集まるレセプション当日、殺人事件が起き、遺族の友人でもある探偵アルバート・キャンピオンが犯人究明に乗り出す。画家、批評家、画廊などをめぐる美術界の実状が詳しく描かれ、それだけでもおもしろく読める。アリンガムはセイヤーズ、クリスティとともに、イギリスの三大女流推理作家の一人に数えられる本格派の代表格である。

ユーザーレビュー

  • 葬儀屋の次の仕事

    Posted by ブクログ

    翻訳出版を12年待った待望の一冊。アガサ・クリスティーが「幻想性と現実感の混在する味わい」と述べているように、第五章あたりから本格的に顔を見せ始めるパリノード家の面々はまさに「お伽話」のようなキャラクターたちである一方、解説でも「本作品の白眉」とある追いかけシーンは、小説でもこういう世界を堪能できるのか、と思わせるほどの迫力のあるシーン。
    真相はパリノード家の「お伽話」キャラに隠れるような感じで存在していましたが、マーティン・ファイドー「シャーロック・ホームズの世界」(求龍堂)にもあるように、コナン・ドイルが創造したあるトリックを「素晴らしくも奇天烈に発展させて用い」ています。(実は、最近たま

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    2018年04月27日

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