ロベルト・アンプエロの作品一覧

「ロベルト・アンプエロ」の「ネルーダ事件」ほか、ユーザーレビューをお届けします!

作品一覧

  • ネルーダ事件
    4.8
    1巻1,870円 (税込)
    南米チリで探偵をしているカジェタノはカフェで、この稼業を始めるきっかけとなった事件を思い出していた。それは1973年、アジェンデ大統領の樹立した社会主義政権が崩壊の危機を迎えていた時のことだった。キューバからチリにやって来たカジェタノは、革命の指導者でノーベル賞を受賞した国民的詩人ネルーダと出会い、ある医師を捜してほしいと依頼される。彼は調査を始めるが、ネルーダの依頼には別の目的が隠されていた。メキシコ、キューバ、東ドイツ、ボリビアへと続く波瀾の捜索行。チリでベストセラーを記録した話題作。/掲出の書影は底本のものです

ユーザーレビュー

  • ネルーダ事件

    Posted by ブクログ

    一年の半分でしかないのに、今年のベストにであってしまった気分。
    アジェンデ政権末期のチリ、パブロ・ネルーダ、これだけでも十二分だが、ミステリの範疇を超えて、ネルーダの人間性をも深く追求した作品だった。

    0
    2018年10月14日
  • ネルーダ事件

    Posted by ブクログ

     ソマリランド→ネルーダ事件の順番で読むと、いま「あたりまえ」と思う日常が、西欧化された……ある意味特殊なものなのかも知れないな、と思う。
     面白かった。

    0
    2014年07月31日
  • ネルーダ事件

    Posted by ブクログ

     南米チリについて、正直な話、ぼくは何一つ知らない。

     ぼくの勤めていた医療機器メーカーが、チリで大地震が起こるたびに医療物資の援助を行う日本赤十字社から特別オーダーを受けた特需景

    気にボーナスが加算された。太平洋の向う岸で惨事が起こると喜ぶこの会社なんてまるで死の商人だね、と同僚と皮肉を交わした覚えがある

    くらいだ。

     そのチリに、1973年には、軍事クーデターの嵐が吹き抜けたのだそうだ。ニクソンの支援を受けたピノチェト将軍による軍事独裁政権は

    17年の長きに渡って続くことになる。そんなことすら知らない日本人のぼくは平均的なのか? それともぼくだけが無知であるのか?

     主人公のカ

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    2014年07月22日
  • ネルーダ事件

    Posted by ブクログ

    ハヤカワミステリって初めて読んだけど、パッと取った割にはアタリで良かったです。というのも作者はチリでは絶大な人気のある人だそうで。恋愛のシーンで、この縦長のデザインだと、ええ歳してハーレクイン読んでるとと思われたらどうしましょ症候群でビビりつつ装丁に助けられつつ。南米への憧れ、さらに東ドイツやら、そして革命のくだり・・・少し隔たりありながらも楽しく読みました。ッス。

    0
    2017年02月15日

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