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ひねりにひねった短篇16連発。原題もズバリ“Twisted”。これぞ「どんでん返しの魔術師」ディーヴァーの真骨頂だ!
スーパーモデルが選んだ究極のストーカー撃退法、オタク少年の逆襲譚、未亡人と詐欺師の騙しあい、釣り好きのエリートの秘密の釣果、有閑マダム相手の精神分析家の野望――。ディーヴァー・マジックが次々に炸裂するミステリー短篇集。お馴染みリンカーン・ライムとアメリア・サックスが登場する「クリスマス・プレゼント」は本書のための書き下ろし。2006年週刊文春ミステリーベスト10第8位、このミステリーがすごい!第2位。
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Posted by ブクログ
普段であればこんな厚い文庫本は手に取らない。だが、クリスマスの陽気が私をそうさせたのだと思う。この本を買ったのは10年近く前になる。そして短編集だと知ったのは先日だ。
事実は小説よりも奇なりと言うが、やはり小説の方がよほど「奇」だ、なぜなら事実を時系列に並べているはずなのに「大どんでん返し」が成立するのだから。
なごやかな雰囲気で読む短編集では無いと思う、一転二転三転する内容に心の準備が追いつかない。
どんでん返しの瞬間は一瞬だ。字を目で追う一瞬。痛い話だが、紙で指を切ってしまう、あの一瞬に似ている。心臓からじんわり血が滲んで痛む気持ちだ。
よかった。ディーバーの長編もトライしてみたい。
Posted by ブクログ
面白い。どの話も、最後にどんでん返しが用意されていることが多く、話としてもしっかりまとまっていて面白い。
ジョナサンがいない 叙述トリックというべきか、男の正体と女の目的がわかった時のスッキリ感
ウィークエンダー
サービス料として
ビューティフル 美しさ、というものが時に人生を狂わせることも…面白い
身代わり
見解
三角関係 これぞ叙述トリック
被包含犯罪 シリーズ化して欲しい。すっきり
宛名のないカード 嫌ミス系かな。
クリスマス・プレゼント どんでん返しからのどんでん返し、からのどんでん返し。すっきりします。
超越した愛 この小説をここまで読んだ人は、割と序盤にオチに気づくかな。
パイんクリークの未亡人 強い女。これもどんでん返し系だけど、最後のところはやはりもうここまで読んだ人は気づくかな。
ひざまずく兵士 ブラックジョークが聞いたオチで秀逸。
Posted by ブクログ
十六の短編を収録したミステリー
思った以上に完成度の高い短編が多くてうれしい驚きでした。ページ数も3、40ページほどのものがほとんどなので、気楽に読めるし、どんでん返しをたくさん楽しみたい、という方なら一気に読んでもいいと思うし、一話一話気が向いたときに読んでいくのもいいかもしれません。
苦い結末の物も多いのでイヤミス好きの方にもお勧めできそう。またそういう結末のものが大勢を占めるので時たま紛れている、爽やかな結末の作品がまた引き立っています。
特によかったのは『ジョナサンがいない』『三角関係』どちらも見事にやられてしまいました。
『被包含犯罪』はリーガルものの面白さに加えラストシーンのかっこよさが光ります。
『ウィークエンダー』『ひざまずく兵士』は後味の悪さがなんとも言えず好みです。
『クリスマス・プレゼント』は中編ほどの長さがあるだけあって、スピード感もある作品です。リンカーン・ライムなどの登場する作品となっているので『ボーン・コレクター』など彼らの登場するシリーズ作品を読んでからだと楽しさも倍増すると思います。トムのキャラはやっぱりいいなあ。
英国推理作家協会賞最優秀短編賞受賞作『ウィークエンダー』収録
2007年版このミステリーがすごい!海外部門2位
Posted by ブクログ
J・ディーヴァーの短編集。 16作品収録でページ数だけ見れば長編小説級。
短編小説を真っ向から感情移入して読む人はいないでしょう。 どれだけドラマティックな結末を用意しても登場人物に思い入れようが無いのだから仕方ない。 ならばひたすらにエンターテイメント性、読者を驚かし裏切ることに傾倒してゆこう。 ただ短い話ではないです、予め短編とはどうあるべきかを作者なりに捉え定義して作られています。 本作はそんな短編集です。
私は本作を一種のパズルクイズのように考え、直感的に誰が悪意を持っているのか答えるように読んでいきました。 当たれば喜び、外れれば驚く、そこには至極単純な感情しか湧き上がっていないのですが面白いのだから何の問題もないです。 大きな展開の起伏と複雑な感情が欲しいのなら大人しく長編を読めばいいのですよ。
短編に求められてるものを見極め書かれた本書は「クリスマスプレゼント」程の一大イベントではないが大きなサプライズになりました。
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