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Posted by ブクログ
例によって、虚実織り交ぜたサスペンス小説。この作品は、サスペンス小説と言うよりも冒険小説である。それも、ジャングルの奥にある伝説の都市を探すというのだから、うんと古典的な、ハガードばりの冒険小説である。
もっとも、この作者のことだからきちんと現代小説に仕上げていて、そういう冒険小説に、現代テクノロジーを絡め、企業小説的な要素を絡め、「手話の出来るゴリラ」という癖玉を持ってくる。これがくせ者で、実にお見事である。
古典的といってもいいくらいのオーソドックスな物語に、現代テクノロジーの味付け、次々と主人公を襲いかかるさまざま困難と、それをかいくぐって先へ進んでいくテンポは実におもしろく、久しぶりに夢中になって読みふけったクライトンであった。「ジュラシック・パーク」のように、振り上げた拳の落としどころに困ってしまうようなこともなく、山場から結末まで、うまくまとめていて読みがいがあった。
流れがちょっと主人公たちにとって都合が良すぎるし、なんとも安易に「消耗要員」を登場させてしまうあたりが気になるんだけど、そのあたりに目をつぶれば、まずは文庫本一冊分、お腹いっぱいに満足させてくれる作品であった。
Posted by ブクログ
○2008/03/23
以前塾の先生に頂いたもの。手話するゴリラ、エイミー(図らずも恋する…のキカが浮かんだ)がなんか、いい。自由奔放なのに人間らしくてすごい好感。
冒険小説に分類されると思うんだけど、入りの部分は機械や組織の説明やらで進みにくかった。
でも、一端のめり込むと情景がすらすら頭に浮かんできて、映像を見てる感覚になる。矢継ぎ早に読ませる文で、なのに読みやすかった。ほんとにどこからがフィクションなのか分からない。
その後の部分はまぁ、エイミー含め各自そんなもんか、という感じだったけど、そこに行き着くまでのラストが、さらっとしてんなぁオイ、と。煮え切らずにゴールしてしまった感が残念。
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小説・文芸
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