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Posted by ブクログ 2014年08月04日
今作の主人公は、ディック・フランシス競馬シリーズの中では珍しく2回目登場のシッド・ハレー。
前作で生ける屍だった彼は絶望の中から自分を取り戻し、今作ではフリーの敏腕調査員となっている。とはいえ、やはり輝かしい騎手時代への未練は捨てきれないようだ。
次々とレース生命を絶たれていく競走馬&競走馬のシン...続きを読む
Posted by ブクログ 2010年08月15日
競馬シリーズっていう名前に腰が引けてしまう人もいるかもしれないけれど、競馬にまったく興味のない人も楽しめる。食わず嫌いは損だっていう代表みたいな本だ。
ミステリに分類されるから、事件があって探偵がいて、犯人を突き止めるって話なわけだけど、この本の魅力はそんなことにはない(もちろん推理小説として...続きを読む
Posted by ブクログ 2010年05月04日
ディック・フランシスの小説にはかつては同じ主人公が出てこないことになっていたが、シッド・ハレーだけが例外だった。初期の作品『大穴』に出てきたあと、この『利腕』に登場した。
その後、キット・フィールディング君が二作続けて登場したが、そのあと『好敵手』でシッド君が三度目の登場となり、やはりフランシス作品...続きを読む
Posted by ブクログ 2010年01月19日
元花形ジョッキーだったシッド・ハレー。
事故で左腕を失い義肢となり、今は競馬界の不正を暴く調査員として生計を立てている。
新たな依頼でも核心に迫っていたのだが、「残った利腕を吹き飛ばす」という脅迫に屈し、言われるがまま逃避する。
そこに元妻ジェニーも絡み、物語は進行していく。
徐々にこの選択...続きを読む
Posted by ブクログ 2011年03月12日
シッド・ハレー物第2作。
フランシスの作品は競馬シリーズといっても基本的には単発で、すべて一作ごとに完結しています。主人公の中で、3作描かれているのは彼だけ。
それだけ登場した時の印象が強く、意志の強さや勘の良さは典型的でもあります。性格は冷静なようでも内面は激しく、孤独がちなほうで、それだけにヒー...続きを読む
Posted by ブクログ 2009年10月04日
18
シッド・ハレー再登場
アメリカ探偵作家クラブ賞
英国推理作家協会賞受賞作
傑作です。
詐欺に巻き込まれた元妻を救うために頑張るシッドに、ジョッキイ倶楽部の保安部長からも依頼が入る。
襲われ、傷つけられたシッドとその傷に気がついた元妻の会話が白眉です。
「…あなたの自分本位な考え方、頑固さ。...続きを読む
Posted by ブクログ 2022年09月19日
40年くらい前の作品ですよ
すごっ
ぜんぜん今読んでも面白いんだけど
やっぱりノスタルジックな想いが少し乗っかっている気もします
冷静に考えるとやっぱり今の時代には合ってないのかなと思ったりもして
というのは、かっこいい男の基準がやっぱりちょっと違うような気がします
石のような精神力で何ものにも...続きを読む
Posted by ブクログ 2010年07月11日
調査員になった元ジョッキー、義手のシド・ハーレーの元に依頼がよせられる。本命馬が続々と敗れていく。彼の元妻が罪を被せられ詐欺で訴えられそうだ。レースで不正が行われているのではと考える馬主。調べていく内に彼と相棒のチコは脅迫と暴力の中に巻き込まれていく。
おもしろいんだけど重いんだよね。このシリーズ...続きを読む
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