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ドンデン返しの魔術師が送り出す究極のサスペンス! 凄腕の殺し屋が警察官ケスラーを狙っているという情報が入った。敵の名はヘンリー・ラヴィング。標的を拉致し、拷問で情報を引き出してから殺害するのを得意とする。ケスラーと妻子を警護すべく急行した警護官コルティだが、すでに敵の罠は仕掛けられていた! 殺しのプロVS護衛のプロ。二人の戦略家が演じる限界の頭脳戦!
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Posted by ブクログ
ディーヴァーのノンシリーズ。 殺しのプロと擁護のプロの戦い。 珍しく一人称です。 これがすごい閉塞感を生む。 狙っている殺し屋が誰か、わかっているけれど、それだけ。守る方も守られる方も、一体なぜ狙われるのかわからない。で、一人称だから、主人公が知り得ないことは絶対わからない。 なんか...続きを読む、夜中にやたらカーブの多い山道を走ってる感じだった。しかも、注意してゆっくり行くのではなくて、高速で走っている。 その中で、主人公の人となり、そしてそのチームのつながりが、エンボスのように浮かんでくる。 また、殺し屋の姿もそれなりに明確になってくるのだけど、そっちは逆光の中の像のように感じた。 この感触の違いをかき分けられるのがディーヴァーのすごいところだとしみじみ思った。 も、何書いてもネタバレになりそうなので…。 ともあれ、何一つ確実なものはない、信頼や信用も暴力の前では頼りないし、愛情ゆえに家族は揺らぐ、そんな不安定な世界の中で、己だけを核として立ち続けることはたやすくない。 きっと、なにもかもが不安定であると感じない、イメージできない人は、それは問題ではない。 が、殺し屋にしろ主人公にしろ、それとは真逆の繊細さを持っている。というか、感覚に愚鈍では仕事にならないだろう。 そして、そのことそのものが最大の矛盾なのだ。 …矛盾と向き合う、対峙する、そういう物語だったのかもしれない。
「リンカーン・ライム」シリーズが三人称の形で記述されているのに対して、この作品は一人称の形で記述されている。そこには主観が入った形で記述をされているので、少し違った趣がある。 主人公たちの洞察力が優れており、本当にとっさにそこまで気が付くか?と疑問に思うところがあるのは同じかな。 主人公は四肢麻痺で...続きを読むはないので、安楽椅子に座って思考をめぐらして解決に導くのではなく、自分から仕掛けて解決に導くところが一番の違いだと思う。
ジェフリー・ディーヴァー『限界点 上』文春文庫。 久し振りのノンシリーズ作品。凄腕の殺し屋ヘンリー・ラヴィングと警察官コルティの死闘が描かれる。上巻ではラヴィングとコルティの過去の因縁、今回、ラヴィングが狙う警察官ケスラーを警護するために奔走するコルティの姿が描かれるのだが、然程は面白くない。リン...続きを読むカーン・ライム・シリーズの印象が余りにも強過ぎるからなのか… 因みにノンシリーズ作品では『悪魔の涙』と『青い虚空』が面白かった。
普段あまり読まないジャンル。 展開がスリリングでおもしろい! けど、やっぱり名前が覚えられない(笑)
冗長でどうしようかと思ったけど、後半はテンポよく読めた。やっぱりシリーズものの方が安心して読めるかな。
大どんでん返しでお馴染みのジェフリー・ディーヴァーですが、上巻の段階では、まだどんでん返しには至っていません。まだ、軽いジャブの応酬という感じですね。ただ、やっぱり徐々に緊張感は高まってきていて、いつ、タイトル通りの限界点に達するのかが、見もの(読みもの)ですね。
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