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ブロードウェイで男たちを手玉に取りつづけてきた美しきマーガレット・オウデルが、密室で無残に殺害される。カナリアというあだ名の元女優殺人事件の容疑者は、わずかに四人。彼らのアリバイはいずれも欠陥があるが、犯人の決め手の証拠はひとつもなかった。矛盾だらけで不可解きわまりなく、ほかに類を見ない犯罪に挑むのは、名探偵ファイロ・ヴァンス。独自の推理手法で犯人を突き止めようとするのだが……。『ベンスン殺人事件』で颯爽とデビューしたヴァン・ダインが名声を確固たらしめたシリーズ第2弾。/解説=三橋曉
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Posted by ブクログ
捜査に行き詰まり、ポーカーで犯人を推察するシーンがハイライト。 1920年代アメリカの上流社会が舞台ですが、時代の空気が感じられて興味深かったです。
カナリアと呼ばれた元女優が密室で殺された謎を追う。 探偵役のヴァンスは癖のある人物だけどそれがまた良い。 心理学的見地で事件を読み解く様は面白く、特にポーカーの場面が興味深い。 まさに精神分析学だなと。 劇的な展開はないけれど、つい読んでしまう一冊。
中学生の頃挫折した古典的シリーズ。 物質的事実と心理学的事実の矛盾。 心理学的事実の議論はとても興味深かった。
ヴァン・ダイン2作目。 かなり冒頭の方で、まさかこんなトリックじゃないよね?と思ったのがまんま正解で、ちょっと拍子抜け。後、警察の捜査が雑すぎる気がしたのだが、当時はこんなもんだったのだろうか。
トリックはわかってしまえばいたって単純なものであった。犯人に不運が続いていなければ不可能犯罪になっていたと考えると、面白くもあり、恐ろしい事件であった。ポーカーによる心理的推察はファイロヴァンスを象徴しているようで記憶に残った。
ファイロ・ヴァンスシリーズ2作目。 カナリアと呼ばれる女優が密室で殺されます。 この時代独特の雰囲気とか、職業とか そんなのも面白くてサクサク読めます。 ヴァンスの蘊蓄に慣れたのか、 今回は少なかったからか、読みやすかった。
ファイロ・ヴァンスシリーズ2作目。 カナリアというあだ名の美人女優が密室で殺された。容疑者の4人の男にはそれぞれアリバイがあるという状況。1927年という古い作品なので、密室及びアリバイのトリックは当時としては驚嘆するものだったのだろうか。容疑者の性格を知るためにポーカーをするという手法も斬新。
クリスティの「アクロイド殺し」が1926年、本作が1927年ということで録音による偽装をネタにした作品が前後して発表されていて、タイミング的にはパクリではなく偶然らしい。現代ではテクノロジーが何かとミステリーの成立を阻んでしまいそうだが当時はその辺をどう取り入れるか考えるの楽しかったんだろうな、と微...続きを読む笑ましい。「アクロイド殺し」が少し先且つポレミックな超有名作のため割を食ってしまっている面があると思うが、ネタバレすると絵的に間が抜けていてしかも犯人の行動があわただしすぎ無理があるクリスティ作品(徐々に犯人が分かってくるところは相当ドキドキして傑作には違いないけど)に対し、こちらは(凡そ見当はつけていたはずながら)ベートーヴェンのレコードをかけても局が始まらずしばらくすると突然悲鳴が響き渡り、犯行が決定的になる辺にぞわっとする迫力があるし、容疑者を集めてポーカーxプロファイリングで犯人確定も斬新で面白かった。伝説の女優ルイーズ・ブルックス主演でサイレント映画があるがさすがに古すぎて最初だけ見てやめた。。。
『十角館の殺人』に登場する推理小説研究会のメンバー:ポウ、カー、エラリイ、ヴァン、アガサ、オルツィ、ルルウの作品を読もうシリーズ第二弾。 素人探偵ファイロ・ヴァンスが、物理的な証拠よりも心理を優先して犯人を特定していく。物理的な事実と心理的な事実が衝突するとき、間違っているのは物質的な事実の方なんだ...続きを読むそうだ。心理的証拠を探る作業は、今ではプロファイリングと呼ばれているものだろう。結局どちらも必要かもしれないが、物理的証拠がなければ法的には裁けない。でも本作は、紐と蓄音器のトリックがさっさと見つかっていれば難なく解決していた訳で、ポーカーを通じて容疑者の心理・性格を垣間見ようとする場面は出番なしだったと思われるのであったよ。
途中まで面白く読んでいたが、鍵施錠と犯行タイミングずらしのトリックがあまりにも単純というか捻りがない感じだった。スキールが殺されるとか犯人が自殺するとか、所々流れが想像できる(かつその通り進む)展開だった部分もあった。 いくら犯人が自白したからといって、マーカムのためを思えば目の前で自殺されるのは阻...続きを読む止するべきだったんではないかと結末にもモヤモヤが残った。 ただ、前作でヴァンスが犯罪の性質から心理的に犯人を当てるというのは人柄を知らない人物だったらどうするのか?と思っていた部分が本作で描写されていて良かった。ポーカーでそこまで分かるのか?というのはともかくヴァンスならではの迫り方が独特で面白かった。
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