小説 - 講談社文庫作品一覧
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3.8料理屋・福芳で修行するも、やむを得ない事情から店を辞めることになってしまい、途方に暮れていた麻四郎。 困って街を歩いていると、古くからの知り合いである千右衛門に声を掛けられ、皆塵堂を紹介される。 どうやら人手が足りないらしく、ひとまず十日ほど試しに働いてみることに。 麻四郎が店番を手伝っていると、呉服屋の弥平という男が訪れ、やけに綺麗な壺を「ただで引き取ってほしい」という。 おかしな話だが、峰吉の巧みな交渉によって、壺数個を買うことを条件に、綺麗な壺を引き取ることに。 だがその晩、麻四郎がふと目を覚ますと壺の口から人の手が出てきていて……!? その幽霊の正体とは? そして、麻四郎の不運の本当の理由とは。 大人気シリーズ、3年ぶりの待望の新刊!
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3.8恋も仕事もそこそこ、流されるままに25年生きてきたことりの転職先は「はげまし屋」。求職情報で偶然見つけた、おんぼろマンションの一室にあるオンライン専門の人生相談所だ。身近には打ち明けられないひそかな悩みが、ことりの元に次々と舞い込む。新米コーチのことりにクライアントの悩みを解決できるのか?「これは経費で落ちません!」著者によるユニークオフィス小説! 《ことりが担当する悩めるクライアントたち》 いいね探しのポリアンナちゃん ―24歳・女性・派遣社員・クリエイティブな職種に転職希望 白雪姫に恋したカサノバさん ―45歳・男性・貿易会社経営・妻子あり・初めての失恋を経験 小説家になりたいジェインさん ―33歳・女性・小説家志望・家庭は裕福で結婚願望なし 終わらないエイジさん ―36歳・男性・ネットビジネススターター・行動力はあるが非常識
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4.0百貨店で働く貢と綾は結婚三年目。貢は婦人服売り場、綾は紳士服売り場で働いており、社内結婚だった。 貢はもともと百貨店のサッカー部に所属していたが、廃部に。しばらくサッカーとは無縁の日々を過ごしていたが、ある時社会人サッカーチームの強豪「カピターレ東京」からスカウトを受ける。 綾の反対にあいながらも、入団を決意する貢。 仕事よりも試合を優先しがちな貢に、上司も不満を募らせていく中、綾ともすれ違いはじめ――。 一方、綾は売り場に訪れた天野という男と映画や食事に行く関係に。貢よりも趣味が合う天野が徐々に気になり始める綾だが――。 結婚三年目にして初めて訪れる大きな危機を、2人は乗り越えられるのか!?
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3.3「ハマペコ」編集部でアルバイト中の千紗は、洋装店のマダムから、かつて夫とよく上ったという元町百段の思い出話を聞く。 しかし、幼馴染の善正によると、その階段はマダムが生まれる前に崩壊したらしい。 マダムはなぜ、あるはずのない思い出を語ったのか? 横浜で起きる“不思議”を解き明かす、心温まる連作短編集。 *収録作品* 元町ロンリネス マダムの上った元町百段は夢? それとも幻? 山手ラビリンス 歴史ある山手の洋館にまつわる七不思議とは? 根岸メモリーズ 「まだダメ」だった“約束の場所”って? 関内キング 皆の憧れ、クイーンが探す“私のキング”って誰? 馬車道セレナーデ 恋敵の恵里香が帰国。千紗の恋の行方は?
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3.8マイは病弱でしょっちゅう何かの病気にかかっており学校も休みがち。ミステリー小説が大好きなマイは、ベッドにいる時間を使って謎を解く史上初(?)の「寝台探偵」。『珈琲店タレーランの事件簿』著者が放つ新たなるミステリー。「患者」と「病(やまい)」を合わせた貫地谷(かんじや)マイというおめでたい名前の主人公は高校1年生。彼女は病弱でしょっちゅう何かの病気にかかっており学校も休みがち。そして床にふせっている長い時間を使って謎を解く「寝台探偵(ベッド・ディテクティブ)」なのだ。マイと幼馴染みの同級生、山名井(やまない)ゲンキは「病まない」の名前通りに病気知らずの健康優良児。ひそかに想いを寄せているマイのために、ゲンキは学校で起こった不思議な事件を、今日もベッドサイドに送り届ける。6つの謎と2人の恋の行く末は?
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3.6結婚して、離婚して、新しい人に恋をして、それでも「家族」は続いていく。2019年本屋大賞2位『ひと』で話題の俊英がおくる、新しい家族の物語。川遊びの最中、小学生の娘・菜月が友人の娘と溺れるのを見て、とっさに助けに飛び込んだ守彦。必死の想いで引きあげた腕の中には、菜月ではなく友人の娘がいた。「お父さんは菜月をたすけてくれなかったもん」その言葉を最後に、口をきいてくれなくなった血の繋がらない娘。七歳年上の妻ともすれ違いはじめ―――。困り果て、とりあえずの間と家を出る守彦だが、会社の後輩や、川遊びに来ていたシングルマザーとの何気ない会話の中で、娘と妻への本当の気持ちに気づかされていく。いつもあと一歩が踏み出せない、不器用な守彦の出す答えが心にしみる、新しい家族の物語。
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4.0三十間近な日比野隆道和尚が高校三年生の妹・ゆかりと暮らす寺に、泣きぼくろが印象的な美女が行き倒れ!? 着の身着のまま「夫から逃げてきた」という千尋と日比野兄妹の暫定的三人暮らしが始まる。進路問題に悩むゆかり、真意の見えない千尋、思い出せない記憶を辿る隆道。「縁」の力は三人を救えるのか? あたしにとって、お寺は家だ。お釈迦さんの説いた教えは今一つピンとこなくても、お父さんや、歳の離れた兄ちゃんが頑張って守り、顔なじみのお檀家さんが優しい顔でお参りに来てくれるお寺は、あたしには一番大事な場所だ。──そんな、あたしの大好きなお寺に、あたしの「大っ嫌い」な、あの女はやってきたのだ。(本文より)
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3.9オチがすごい・・・! いくつもの書店で週間ランキング1位に輝いている話題作★ 異様な世界観。 複数の伏線。 先の読めない展開。 想像を超えた結末と、それに続く恐怖。 もしこれらが好物でしたら、これはあなたのための物語です。 待ち受ける「意外な真相」に、心の準備をお願いします。 各話読み味は異なりますが、決して最後まで気を抜かずに――。 では始めましょう。朝井版「世にも奇妙な物語」。 ――――――――――――――――――――――――― 【ミステリ書評家・村上貴史氏】 世界の異様さ、息苦しさで読む者の心をとらえ、先の読めない展開でページをめくらせ、 その展開について終盤で「なるほど」と納得させる。 実に鮮やかで巧妙な読者コントロールだ。そしてそれだけでは終わらない。 最後にもうひと味。いやはや、恐れ入った。やるせない衝撃に圧倒される。 ――――――――――――――――――――――――― 読売新聞、ダ・ヴィンチ3月号に書評が掲載されました!
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4.0二宮光二郎七十五歳、元理科教師で趣味は分解。大抵の故障はすぐ直す。ただし最近頭の調子がイマイチで、家族はちょっと困ってる。そんな俺のじいちゃんが、芝刈り中の老人を刺したって!? クセありじじばばも巻き込み、浪人生活まっさかりのかけるは、真犯人を捜せるのか。「二人で一人」の迷探偵が大活躍! ※本作品は 2015年7月24日~2017年6月15日まで販売しておりました単行本版『分解日記 光二郎備忘ファイル』の文庫版となります。本編内容は同じとなりますので予めご了承下さい。既に同作品をご購入されているお客様におかれましてはご注意下さい。
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