大雪物語

大雪物語

726円 (税込)

3pt

3.8

ある冬、N県K町が観測史上初の99センチという豪雪に見舞われる。町民をはじめ観光客、仕事のため車でK町に訪れた人々は、駅や車中など長時間足止めを余儀なくされた。町、県、国レベルの除雪作業も追いつかず、町の深刻な状況から災害救助法が適用され、自衛隊の派遣も要請される。そんな非日常のさなか、紡がれる6つのストーリー。、避難所を設ける花屋、車に閉じ込められた人たちの救済支援にあたる自衛隊員、独居老人を救った青年の過去など、雪は冷たいからこそ、より一層心の温もりを感じられる短編作品集。

...続きを読む

詳しい情報を見る

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

大雪物語 のユーザーレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

    購入済み

    非日常で紡がれる物語

    人は非日常に遭遇した時、本音が出るというか、自分を見つめ直して正直になれるのだろうか。雪で閉じ込められた時をコロナ禍で閉じ込められた時と重ねて読んでいた。どうなるか分からない日常だからこそ、素直に生きれたら素晴らしいと思った。物語の中では、雨だれのプレリュードが好きです。

    #癒やされる #切ない #共感する

    0
    2024年01月15日

    Posted by ブクログ

    避暑地K町の大雪が見舞われた時の人々の物語。巻末の解説が分かりやすい。短編それぞれに繋がりがある箇所もあり面白い。実際にあった話のようでもある。第一話の『転落』ではちょっと嫌な気持ちになったけれど老婆の優しさが伝わってホッとした。その他の話もしみじみといい話だった。

    0
    2023年02月14日

    Posted by ブクログ

    一つの町で様々な人の立場から、大雪に見舞われた人々が織りなす様々なストーリー
    一つ一つの話が長くなく読みやすかったです。
    大掛かりなどんでん返しがあったり何か特別な出来事があるわけではないのですが、日常の中での災害に対して色々な人の思い、考え、行動が示されている本だと感じました。

    0
    2024年12月26日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    今年の冬は大雪のニュースをよく耳にするので、本作を読んだ。

    藤田宣永さんというと、冒険小説の大家のイメージが強いが本作はその流れでなく、大雪で町に閉じこめられる特殊な状況の中でのちょっとした人間ドラマを描いたもの。

    6篇からなる短編集だが、作者はミステリーも書いているので、最後に仕掛があるかと思

    0
    2023年02月03日

大雪物語 の詳細情報

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

この本をチェックした人は、こんな本もチェックしています

講談社文庫 の最新刊

無料で読める 小説

小説 ランキング

藤田宜永 のこれもおすすめ

同じジャンルの本を探す