水の柩
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水の柩

726円 (税込)
508円 (税込) 12月11日まで

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タイムカプセルに託した未来と、水没した村が封印した過去。時計の針を動かす、彼女の「嘘」。平凡な毎日を憂う逸夫は文化祭をきっかけに同級生の敦子と言葉を交わすようになる。タイムカプセルの手紙を取り替えたいという彼女の頼みには秘めた真意があった。同じ頃、逸夫は祖母が五十年前にダムの底に沈めた「罪」の真実を知ってしまう。それぞれの「嘘」が、祖母と敦子の過去と未来を繋いでいく。

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水の柩 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    いやぁ、道尾氏の作品は吸い込まれる?
    なぜ、家族でバスになり、それぞれのきっかけになるダムに行くのか?。最終章でその謎がわかる。ついつい最初に戻って読み直してみた。それでもわからない。巧妙に構成されていた。

    「同級生のいじめ」「祖母の子供のころの苦い思い出」
    忘れてしまいたい事と、忘れてはならない

    0
    2017年11月25日

    Posted by ブクログ

    道尾さんはこんな本も書かれるですね
    カラス…と似た感じ
    人生やり直しはできるんです
    誰と出会うか…で変わるんです
    逸夫くんは最初から普通じゃない大人だ
    こんな子…なかなかいない

    0
    2025年06月16日

    Posted by ブクログ

    再読。
    ダムが出てきます。作品の中にダムが出てくるのが好きなので個人的にとても嬉しいです。冬の冷たい水に満ちた静かで凍てつくダムと、季節を越えて、夏の焼けるようなアスファルトと干ばつしたダム…。それぞれがその場面展開に効果的で、ダムが舞台じゃなかったらこうはいかなかったよなぁと思います。ダムを褒めち

    0
    2025年02月06日

    Posted by ブクログ

    「道尾秀介」の長篇作品『水の柩』を読みました。

    『鬼の跫音』、『龍神の雨』、『球体の蛇』、『光媒の花』、『月の恋人―Moon Lovers』、『月と蟹』、『カササギたちの四季』に続き「道尾秀介」作品です。

    -----story-------------
    いま最も眩しい作家が描く、成長と再生の物語

    0
    2022年10月19日

    Posted by ブクログ

    過去と未来、嘘と事実、悲しみや喜びは全て主観であり、他人には絶対に知ることができない。
    本当は自分の中にだけある。
    色んなことが思い出されて、これからのことも考えさせられました。
    幸せが少しでも感じられれば、救われるのかな。
    皆、足掻いて生きています。

    0
    2022年06月03日

    Posted by ブクログ

    とにかく暗かった。
    なかなか入り込めず苦労した。

    始まりは
    20年後の自分へ」よくあるタイムカプセル。
    だけどここにも深い意味があった。、
    吉川逸夫と
    木内敦子、そして逸夫の祖母いく。
    祖母のいくも悲しすぎる〜


    敦子は壮絶ないじめを受けていた
    こんな話をして申し訳ないのだけど〜
    何故いじめを受

    0
    2020年10月14日

    Posted by ブクログ

    中学生の逸夫と敦子。
    逸夫の家は旅館を経営してて、女将を引退した祖母いくの過去には、嘘と罪が。
    敦子は母子家庭で、まだ小さな妹がいる。
    そして、学校では過酷ないじめにあっていたが、逸夫はそれに気付かずにいた。

    ふたりは文化祭をきっかけに交流をもち、夜の小学校に忍び込んで、タイムカプセルを開け……。

    0
    2019年08月20日

    Posted by ブクログ

    祖母が隠したかったもの。
    びっくりするような展開、というほどのことはないが、全体的に涼しい雰囲気の漂うお話です。

    0
    2018年09月13日

    Posted by ブクログ

    2018.1.21
    暖かさの中にダークさもあって
    中盤はどうなっちゃうのってハラハラもあってすごくよかった。
    冬の晴れた日中の部屋で読んで気持ちよかった。

    0
    2018年01月21日

    Posted by ブクログ

    カラスの親指の後に道尾作品を読んだから、推理系かと思ったらちがった。
    一番印象に残ってのは逸夫が全部嫌になって哀しくなってしまったシーン。
    そこからの自分の行動で変われるようにしてきたこと。
    人生やったモン勝ちってのは、ふんとにそうなのかもしれない

    0
    2025年09月01日

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