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どの物件にでも起こりうる事件。感動の"賃貸ミステリ"。思わず涙する極上短編集。訳あり物件に住み込む藤崎は不動産業者やオーナーたちの最後の頼みの綱。原発関連死、賃借人失踪、謎の自殺、家族の不審死……どうすれば瑕疵を洗い流せるのか。男は類い稀なる嗅覚で賃借人の人生をあぶり出し、瑕疵の原因を突き止める。誰にでも明日起こりうるドラマに思わず涙する"賃貸ミステリ"。
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Posted by ブクログ
瑕疵物件と聞くと、事件性やホラー要素と勝手に関連付けてしまいそうだが、ひとえに"瑕疵"と言っても様々な瑕疵がある。
題名とは裏腹に良い意味で裏切られた社会派ミステリーのような、ヒューマンドラマのような短編集だった。それぞれの短編から学べる予備知識もあり、読んでみて良かった。
①土曜日のアパート(原発関連死)
②保証人のスネップ(賃借人失踪)
③百尺竿頭(かんとう)にあり(謎の自殺)
④転機のテンキー(家族の不審死)
主人公は瑕疵借りをしている藤崎達也だが、それぞれストーリーの後半くらいから登場する。
基本は各話のゲスト視点で話が進み、亡くなる人との関係性など登場人物の設定が細かいため、置かれている立場や心情が分かりやすかった。
主人公(藤崎達也)が出てくるのは、ゲストの関係者が亡くなり瑕疵物件となってから。
無愛想な割に、亡くなった人の残した謎に首を突っ込んで解決に導くアドバイスをするミステリー要素のオチがあり、死者の想いを知ることで感動するようなストーリーでした。
個人的には、『土曜日のアパート』、『保証人のスネップ』が良かった。
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