瑕疵借り

瑕疵借り

小説・文芸
726円 (税込)

3pt

どの物件にでも起こりうる事件。感動の"賃貸ミステリ"。思わず涙する極上短編集。訳あり物件に住み込む藤崎は不動産業者やオーナーたちの最後の頼みの綱。原発関連死、賃借人失踪、謎の自殺、家族の不審死……どうすれば瑕疵を洗い流せるのか。男は類い稀なる嗅覚で賃借人の人生をあぶり出し、瑕疵の原因を突き止める。誰にでも明日起こりうるドラマに思わず涙する"賃貸ミステリ"。

詳しい情報を見る

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

瑕疵借り のユーザーレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    4つの短編がゆるくつながっている構成。
    派手な事件ではなく日常で起きてしまってもおかしくないような出来事・題材を扱っていながら、展開やオチが全然読めないところが不思議で惹きつけられる作品でした。
    うまい表現が思いつかないのですが「刑事事件ではないミステリー」という感じ。

    0
    2025年12月12日

    Posted by ブクログ

    瑕疵借り奇妙な間取りを読んで
    前作があることを知り読みました。
    こちらの方は新作とは異なり
    とても切なくてやるせない物件のお話ばかりで
    夢中になって読みました。
    亡くなった後に気づいても遅い。
    けれど藤崎はみんなの救いになる様な
    瑕疵借りさんでした。
    今周りにいる人を大事にしたいと
    改めて思わせてくれる小説でした。

    0
    2024年06月07日

    Posted by ブクログ

    保証人のスネップが1番好きです
    事故物件・瑕疵物件にまつわる短編集ですが、ホラー要素はなく様々な人の人生がつまっていました。
    なんか、切なかったな。でも、凄いいい作品でした。

    0
    2024年04月24日

    Posted by ブクログ

    これ、面白かったです。表立って不動産やさんも認めていない瑕疵借り。事故物件に住むことで心的瑕疵を解消しようとするものですが、この小説に出てくる瑕疵借りの藤崎という男は、その部屋で亡くなった人の家族が訪ねてきたときに、家族も知らなかった事を気付かせる方向に導く不思議な人物です。読んでいてどの話の人物も、どこにでもいそうな感じで、身近な感じがするのもこの小説の良さなのかもしれません。

    0
    2023年04月15日

    Posted by ブクログ

    「生を呪うより死を願いたくなる」
    松岡圭祐さんの本はすごいインパクトのある一文が本当に多い。
    瑕疵と見てぞわっとした感覚があったけど、実際に読んでみると暖かい気持ちになる本でした。
    別のケースも読みたいのでシリーズ化を希望します。

    0
    2021年02月12日

    Posted by ブクログ

    瑕疵あり物件には様々な事情があり、法律上瑕疵を通知せずに済むには誰かが済む必要がある。そんな特殊な事情の物件を借りることを仕事としている人がいる。彼はなぜそんな仕事をしているのか、そしてそれぞれの物件はどうして瑕疵ありとなったのか...

    0
    2019年12月09日

    Posted by ブクログ

    様々な理由でこの世を去った人たちが生前住んでいた部屋を借り、亡くなった理由を推理する話
    瑕疵借り人である藤崎さんが主役でその視点で話が進むのかと思いきや、亡くなった人と何かしら関わりのあった人達視点で進むとは・・
    どの話も切なさがある
    事故死や孤独死なんかは明日は我が身かも・・と思ったり

    続編はでそうにないけれど、出るなら是非藤崎さんがなぜこの仕事を始めたのか知りたい

    0
    2021年12月30日

    Posted by ブクログ

    瑕疵があった賃貸物件に入居する職業「瑕疵借り」の話。検索してないが、リアルにも存在しそうな、はたまた架空のようなそんな職業にまつわる4つの短編。
    残念ながらなくなってしまった故人の本当の気持ちを数少ない情報から、読み解く謎解きは引き込まれます。

    0
    2026年07月25日

    Posted by ブクログ

    瑕疵物件と聞くと、事件性やホラー要素と勝手に関連付けてしまいそうだが、ひとえに"瑕疵"と言っても様々な瑕疵がある。

    題名とは裏腹に良い意味で裏切られた社会派ミステリーのような、ヒューマンドラマのような短編集だった。それぞれの短編から学べる予備知識もあり、読んでみて良かった。

    ①土曜日のアパート(原発関連死)
    ②保証人のスネップ(賃借人失踪)
    ③百尺竿頭(かんとう)にあり(謎の自殺)
    ④転機のテンキー(家族の不審死)

    主人公は瑕疵借りをしている藤崎達也だが、それぞれストーリーの後半くらいから登場する。
    基本は各話のゲスト視点で話が進み、亡くなる人との関係性など登場人物の設定が細かいため、置かれている立場や心情が分かりやすかった。

    主人公(藤崎達也)が出てくるのは、ゲストの関係者が亡くなり瑕疵物件となってから。
    無愛想な割に、亡くなった人の残した謎に首を突っ込んで解決に導くアドバイスをするミステリー要素のオチがあり、死者の想いを知ることで感動するようなストーリーでした。

    個人的には、『土曜日のアパート』、『保証人のスネップ』が良かった。

    0
    2026年04月09日

    Posted by ブクログ

    松岡圭祐『瑕疵借り』講談社文庫。

    先に続編にあたる角川文庫の『瑕疵借り 奇妙な戸建て』を読み、こちらも読みたいと思っていた。しかし、2018年の刊行だと言うのに行きつけの書店には在庫は無かった。先日、読み終えた本を古本屋に売却したところ1,500円分の金券を貰い、その一部を使って、この本と年末年始用に数冊を購入した。

    『瑕疵借り 奇妙な戸建て』と同様、主人公は瑕疵物件に住むことで瑕疵を軽減する『瑕疵借り』を行なう藤崎達也である。賃貸の瑕疵物件を巡るミステリー短編4編を収録。

    2年前、自分も田舎に中古の平屋一戸建てを購入したが、前に住んでいた独り暮らしの男性が亡くなり、関東に住む娘さんが不動産会社に売りに出したようだ。その点が少し気になったが、不動産会社の担当から亡くなった男性は親族と温泉宿に行き、そこで亡くなったと聞き、安堵した。つまり、購入した戸建ては瑕疵物件ではなかったということだ。


    『土曜日のアパート』。東日本大震災後のいわき市が舞台となる。となれば、津波被害か原発事故が関係するのではと誰もが思うことだろう。予想通り原発事故が関係するのだが、なかなか面白い人間ドラマに仕上がっていた。『瑕疵借り』を正業とする藤崎達也が初登場する。人間の誠実さというのは何にも代えがたいものだが、確かに東日本大震災による福島第一原発事故の風評被害は酷いものがあった。自分は2013年に勤続30年の特別休暇と20万円を貰い、妻とハワイ旅行に行ったのだが、自分が波乗りをすることを知った現地のガイドから、日本では放射能汚染で海に入れないんだろう、1年後にはハワイにも放射能の汚染水が到達すると非科学的なことを言われたことを思い出した。

    『保証人のスネップ』。スネップという言葉は初めて聞いた。24歳以下の無職がニートで59歳以下で2日以上家族以外と会わない無職をスネップと言うのだとか。保証人紹介会社に登録し、見知らぬ女性のアパートの部屋の保証人になったスネップの男。女性が失踪したことから滞納していた家賃の支払い義務が生じる。都会で孤独であることの悲しさが伝える。

    『百尺竿頭にあり』。長年無職の長男が家を出て、アパートで独り暮らしを始め、働き始める。3年後、長男はアパートの部屋で自殺を図る。さっそく、その部屋に入居した藤崎達也の元を長男の父親が訪ねてくる。『百尺竿頭にあり』というタイトルとストーリーとがミスマッチのように思う。様々な事情はあろうが、自殺は特に周囲のひとに迷惑をかけ、後々まで周囲の人びとの心をざわつかせる迷惑でわがままな行為だ。中学、高校、社会人の時代に身の回りで同期や知人が自殺を図ったが、思い出す度に未だに心の中に小石を放り込まれたような気持ちになる。

    『転機のテンキー』。亡くなってから初めて知る親の有り難さ。親の気持ちを子は知らず。タイトルは駄洒落のようだが、これもストーリーとは結び付かなかった。昨年、自分も父親を亡くした。真面目で実直、曲がったことが嫌いな父親で、会社では大分損をすることが多かったようだ。それでも、穏やかな眠るような最後を迎えることが出来たのは、そうした真っ直ぐな生き方を選んだが故ではないだろうか。

    本体価格660円(古本0円)
    ★★★★

    0
    2025年12月25日

瑕疵借り の詳細情報

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

この本をチェックした人は、こんな本もチェックしています

講談社文庫 の最新刊

無料で読める 小説

小説 ランキング

松岡圭祐 のこれもおすすめ

同じジャンルの本を探す