九十八歳になった私

九十八歳になった私

726円 (税込)

3pt

4.0

こんな作品は橋本治以外の誰にも書けない。
内田樹氏、欣喜!

人生百年時代に捧ぐ、橋本流・老後賛歌。

一体今日は、いつなんだろう? もうすぐ九十八だ。多分。ゆとり世代(もう五十だけど)の編集者に「戦後百一年」なんて原稿頼まれたり、ボランティアのバーさんが紅白饅頭持ってきたり。東京大震災を生き延びた独居老人の「私」が、老境の神髄を愉快にボヤく人生賛歌の物語。ああ、年をとるのはめんどくさい!

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九十八歳になった私 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2022年06月10日

    九十八歳まで生きたいとは思わないけど、うまく死ねなかったら嫌だなという思いはある。
    100歳に近い人の外見は想像できるけど、頭の中は想像したことがなかった。

    作者も想像で書いたんだろうけど、こんな感じなんだろうと思えた。

    脳の中を駆け巡る思いに反して、回らない口、動かない体

    逆にその口と体だけ...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2021年10月27日

    「あとがき」には、雑誌『群像』から「三十年後の近未来」についての小説を執筆してほしいという依頼を受けて、1948年生まれの著者が98歳になったときのことを書くことにしたという本書誕生の経緯が語られています。

    98歳になった橋本治は、

    50歳の「ゆとり」世代の君塚をはじめとする周囲の人びとに対して...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2023年12月06日

    2018年の作品。当時70歳になろうとしていた橋本治が、その約30年後、2046年頃の世の中を舞台に、98歳になろうとしている自分自身を語り部として独り語りをする異色の小説。

    東京大震災で首都圏は壊滅し、科学者の暴走により甦らされたプテラノドンが野生化していることを除けば、社会のありようは今とそれ...続きを読む

    0
    ネタバレ

    Posted by ブクログ 2020年09月20日

    大笑いしながら読んでいます
    デイサービスで働いていますが利用者さんの心のうちを類推したりして
    年重ねるのが怖くなくなります

    0

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