Posted by ブクログ
2019年05月12日
掴みからして面白いんですけど!
まとめたいけど、まとめられない!
莫大な知識量を惜しげもなく。
人は言葉が足りなくなるとキレて暴力に走る。言葉の数が少ない決めつけだからこそ強く響く。「バカ」は二音。言葉の数のセンテンスが長くなると人は一瞬自分が何を言われているのか分からなくなってカッとなる事が避け...続きを読むれる。言葉の数が多くなると暴力性は薄れる。
「死ね!」命令→「死ねばいいのに」願望→「なんで生きてるんだろ?」主語を曖昧に。それで物足りなければ「アァ!死ねばいいのに」と感嘆をつける。
《思しき事言わぬは腹ふくるるわざー兼好法師》言語化しないと体の中は欲求不満でパンパンになるので「不穏当な願望」であっても言語化した方がいい。
社会の本流に合致したものを暴力的になり社会の本流からずれたところにいるものは意地悪になる。
頭が良くなければ意地悪になれない。
単純な行為はすぐに伝播し暴力の連鎖を生む。意地悪は暴力と違って複雑。「誰がやったか」はもちろんすぐ分かってはいけないし、「何のことかよく分からない」というのが意地悪。
教師の仕事は生徒が自分の頭で考えられる様にすることで知識を与えるのはその一歩でしかないが、それだけしていると生徒は与えられるのは当然と思って自分の頭で考えることをしなくなり、甘ったれた「ほしがり屋さん」になる。だがストレートに出さない(笑)講義の漣が起きるから!その気にしておいて突き落とすのが意地悪。
不思議なもので人間は教えられなくても「馬鹿」とか「死ね」等の悪口を言う。きっと人間の脳みそのどこかには「人の悪口を言いたくなる回路」があるのだろう。でもこの「教えられなくても言う悪口」というのは単純なもの。これをとりあえず認めて「口から出やすい単純な悪口」を「複雑で頭を使う必要がある悪口を簡単に気づかれないような悪口」に変える訓練をする必要がある。
権力者が目下の者の悪口を言っているということがばれたら品性の問題に関わってくる。だからバレないように悪口を言う。意地悪の基本姿勢は完全犯罪です!端から見れば明らかに意地悪であっても当人的には清廉潔白で私が意地悪なことをしたという証拠は何もないと胸を張っていられるのが家意地悪の意地悪たる所以。意地悪というのは、いたって優雅な行為なのです。
意地悪な目がないと、性格描写や心理描写はできない。
意地悪執事→慇懃無礼
知性とモラルが分離している人が多い。
男の嫉妬最たるもの→映画「アマデウス」のサリエリ
(才能ある男と同じステージに上がろうとしても上がれず
もがき続けて一方的な嫉妬をする)
名前を言ってはいけない人。平安時代高貴な人の名前は忌み名と言って言ってはならなかった。名前には魔力がある。悪魔退散の時も悪魔に名乗らせて払う。名乗ると力がなくなるから。古今東西同じなんだなぁと感慨深い。