Posted by ブクログ
2010年04月17日
男にとって「女」とは、自分の恋愛対象になる存在、という指摘はもっともなんでしょう。
それ以外の女性はまあ、どうでもいい存在なんだそうで。
女性の権利などもまあ、どうでもいい存在の話ならまあ、好きにして、といういい加減な流れで来たんじゃないか、という。
大卒女子が企業に採用されないのが問題視された時代...続きを読むがあった。
それが徐々に変わったのは社会が豊かになったから。
(え、それだけ?)
専業主婦というものは労働を軽減され、ある意味では労働を奪われた存在だと。(そりゃ場合によってだいぶ違うと思うが。一人が大勢に奉仕している家庭も有りだし)
教育ママが出てきたのはエネルギーのはけ口。ああ、そうですね。一人に対して一人の人間が尽くすという制度には無理があるとか。
女性が社会に参加するというのが勤めることを意味するのはなぜか。店や家業を手伝っているおかみさんは社会参加していないのか?
「あなたには自分がないのね」と女性になじられる場合、その意味は?
裏切り者という意味だという指摘は面白い。
会社人間としての自分もない場合、上司に「自分はないのか?」と聞かれる場合も、というのがおかしい。
「男社会」という言葉が出てきた時期、その考えによって、女性は個として生きることを意識した…
等々。
戦後の戸籍改正によって家はすでに崩壊していたのに、皆それに気づかない?
理屈のための理屈のように思える部分もありますが、珍しい角度から光を当ててあるのが面白い。
え~とつまりだから何なんでしょう…
個人として生きていると回りにも合わせなくていいと思うようになるので、わがままって事?