いつまでも若いと思うなよ

いつまでも若いと思うなよ

660円 (税込)

3pt

3.3

若さにしがみつき、老いはいつも他人事。どうして日本人は年を取るのが下手になったのだろうか――。バブル時の借金にあえぎ、過労で倒れて入院、数万人に 一人の難病患者となった作家が、自らの「貧・病・老」を赤裸々に綴りながら、「老い」に馴れるためのヒントを伝授する。「楽な人生を送れば長生きする」「新しいことは知らなくて当然」「貧乏でも孤独でもいい」など、読めば肩の力が抜ける、老若男女のための年寄り入門。

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いつまでも若いと思うなよ のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    始めにいきなり「老いとはまず他人事である」との命題が提示されるが、結局これが老いとは何か?に答える究極の結論なんだと気付いた。
    自分は昔から老けているので、実年齢が上がるとそれに応じて見た目の年齢と近づいて行くから歳を取るのは嬉しかったりする。それでも『老人』という響きにはやっぱり抵抗がある。それは

    0
    2019年07月24日

    Posted by ブクログ

    これは、若い女性に向かって言った言葉ではなく、老いに向かっていく自分に対しての言葉。
    体は確実に老いていくのに、そして体は何度もその信号を送っているのに、脳がそれを認めない。

    人間というのは幼いころから成長曲線が右肩上がりで、いざ下り始めると、新しい出来事を記憶しにくくなってしまう。
    だから、若

    0
    2017年10月27日

    Posted by ブクログ

    老いについて、著者の経験を交えながらいろいろ考えた本。どこか他人事というか、楽観的な部分も大いにあったように思う。
    若い→まだ若い→もうそんなに若くない→若くない→老人、という五段階変化は納得。物忘れが多くなるのは、脳がいっぱいになってきて、覚える気もなくなってくるからというのもなんとなく納得。そし

    0
    2021年01月01日

    Posted by ブクログ

    橋本治流の「老いのリアル」についての報告と考察です。

    著者は以前『橋本治の思考論理学―考えるワシ』(マドラ出版)で「ハゲ」についての思索を展開しており、そこでは著者の「中年」論をうかがうことができましたが、本書はそれにつづく「老人」論というべき内容です。
    著者がバブル期に多額の借金を抱え込むことに

    0
    2019年10月31日

    Posted by ブクログ

    著者のファンでない人には、それほど面白い本ではない。
    誰もが年をとることについてアマチュア。
    著者はバブル崩壊で多額の借金を背負った。

    0
    2017年04月27日

    Posted by ブクログ

    全体として特に何を言っているわけでもなく、だらだらと話が続くんだけど、部分部分に注目するととても鋭い考察がある、という橋本節は健在。
    好き嫌いが別れると思うけど、けっこう僕は好き。

    それにしても橋本治、そんなことになっていたのか。結構壮絶だな。。。

    0
    2016年12月23日

    Posted by ブクログ

    人が老人と言われるのを嫌がるのと同じくらい中年と言われるのををいやがるのは、そうなると若さとは無関係の生き物になってしまうからではないにかと思って、それで私は、人というものは若さの後にいきなり若くないを持って来ずに、まだ若いという留保期間を置き、更にもうそんなに若くないがあって、やっともう付きの若く

    0
    2016年08月29日

    Posted by ブクログ

    著者の橋本治さんといえば桃尻娘・・・。アラ50男子はみんな知っている・・・?

    若さに軸を置いた社会の価値観と、否応なく訪れる老いとのギャップを、自身の老いの進行状態を見せ、世の中に見る老い方を観察し、『老い』あるいは、『老い方』を哲学されている。
    私自身が、最近『老いる』や『残された時間』、『健康

    0
    2018年05月07日

    Posted by ブクログ

    なんだかとりとめのない語りだなあと思って気乗りせずに読んでいたら、第六章「老いの貧苦」が驚きの内容。「余は如何にして貧となりしか」と題して億単位の借金を抱えることになった経緯が記されている。これだけでもすごいのだが、さらに、第七章「病気になる」では、免疫系の難病を発症し、それでもなお借金返済のために

    0
    2016年02月07日

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