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「言文一致体」という日本語文体誕生の秘密と日本で独自の展開を遂げた「自然主義」。橋本治がはじめて近代日本文学の作品群と向き合いながら、新しい言葉を獲得していく書き手たちのドラマを、小説家の視線と身体性から鮮やかに描き、「近代」の組み立て直しを試みる本格評論。
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Posted by ブクログ
2010年~発行した同タイトルの全三巻の構成を二分冊に編集したもの。 まず本書は「評論」であって、日本の近代文学史を体系立てて理解するような近代文学史の本ではないし、近代に活躍した文豪の生い立ちなどがわかる評伝本でもない。 我々が近代文学史を学ぶと必ずぶつかるいくつかのテーマ、キーワードについて、...続きを読む橋本治がそれって本当のところはどうなの?その評価、理解は正しいの? …と橋本治なりの切り口で考察を加えていく評論本です。 論文風の格式張ったものではなく、まるで橋本治が目の前でおしゃべりをしながら考えを纏めているような書きぶりなので、同じ話が繰り返し出てきたりテーマが行きつ戻りつするので、読者は若干煙に巻かれた印象を受けるところもありますが、(学術的な根拠は置いといて)橋本治なりのオリジナルな考え方が見えて面白い。 上巻で取り扱ってるテーマは ・言文一致体成立までの流れ、そしてそもそも言文一致体とはなんぞや? ・「自然主義」ってなんなの? この2点です。 本書を読む前に、論じてる内容をより楽しむために読んでおくと良いと思われる文豪の作品は 二葉亭四迷「平凡」「あいびき」(「浮雲」は、余裕があれば…) 田山花袋「少女病」「蒲団」 森鴎外「ヰタ・セクスアリス」 以上となります。 特に、二葉亭四迷の「平凡」に対する熱量高めの高評価は、そこまで深読みするか…?と思うところもありましたが、頷けるところも多々あって面白かった~。
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失われた近代を求めて
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橋本治
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