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この本はサラリーマン社会の閉塞を嘆じるものではありません。「上司は思いつきでものを言う」ということが、なぜ起こってきたのかを、儒教の伝来まで遡り、とてもスリリングに解剖していく本です。日本の男たちが、なぜ戦国時代と幕末維新の時代ものが好きなのか。こんな「なぜ」も見えてきます。そして、では日本はどうするのか――「現場」の声を聞く能力の復活に向けて、上司のみなさんにも、懇切丁寧な今後の道中案内の書であります。【目次】はじめに/第一章 上司は思いつきでものを言う/第二章 会社というもの/第三章 「下から上へ」がない組織/第四章 「上司でなにが悪い」とお思いのあなたへ/あとがき
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Posted by ブクログ 2020年11月12日
サラリーマンが言う愚痴の代表格である「上司が思いつきでものを言い、自分たちは振り回されている」というところに着目して書かれた本。面白いです。
面白すぎて第一章など数秒で読んでしまったのではないかと思うほどでした(そんなわけはないのですが)。
何がこんなに面白いのだろう? と考えてみて思い至ったのは...続きを読む
Posted by ブクログ 2017年06月10日
反論せずにあきれろ
上司をバカにせず、バカかもしれないということを考慮する(親も同じ)
日本は特殊なことをしているから、国際○○に、簡単にルール変更されてだめになってしまう。
上司は、部下の建設的な意見を却下する権利はないが、部下が単にバカで建設的な意見を言っていない場合も多々あるので、鵜呑みにし...続きを読む
Posted by ブクログ 2011年11月15日
今回はサラリーマンにとってキャッチーなテーマを取っ掛かりにして、結局はまた日本社会論まで突っ込んでいます。
著者の小説は過去に何冊か読んだことあるのですが、評論となるとあの語り口調が気になってしまい、いいことを言ってるんだけど…と敬遠してました。本書を読んでみると、往年の癖ある口調は後退したものの...続きを読む
Posted by ブクログ 2011年11月08日
内容はお題の通り上司が思いつきでものをいう理由について、日本の体制やはてまて聖徳太子の時代にまでサカノボリ、(いくぶんくどい展開や表現があるが)懇切丁寧に説明したもの。どうやら、部下が建設的な提案をした場合でも現場を離れている上司は
(1)現場がよく見えないため、昔現場にいた頃に則して時代遅れの指...続きを読む
Posted by ブクログ 2022年07月11日
橋本治(1948~2019年)氏は、東大文学部国文科卒、イラストレーターを経て、小説家・評論家・随筆家となる。小林秀雄賞、柴田錬三郎賞、毎日出版文化賞、野間文芸賞等を受賞。
私は新書を含むノンフィクションを好んで読み、興味のある新刊はその時点で入手するようにしているが、今般、過去に評判になった新書で...続きを読む
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