作品一覧

  • ニーベルンクの城
    -
    1巻726円 (税込)
    大ピアニストから聖なる槍を預かった島村夕子。この「ロンギヌスの槍」はかつて、ヒトラーの手にも渡ったことがあり、権力者たちが愛してやまない代物なのだ。これを取り返し、ナチスの復興を企てる人物が動き出した……。槍が夕子の手元にあることを突き止め、恐ろしい刺客を放ったのだ! 長編音楽ミステリー。
  • 神宿る手
    4.0
    1巻550円 (税込)
    伝説のピアニスト、バローは生きていたのか?四十余年ぶりの新録音がCD化され、話題を呼んだ。奇跡の楽壇復帰を仕掛けたのは、スイス在住の島村夕子であった。しかし、ベストセラーを続けるCDに疑惑の影が。美に憑かれた女のゆくところ、謎また謎。最終章に衝撃的ラストが待ちかまえる音楽ミステリーの一大傑作。
  • 消えたオーケストラ
    3.0
    1巻619円 (税込)
    ホールを埋めた聴衆の前から、オーケストラのメンバー全員が消えた。黒い舞台衣裳の特異な姿の彼らだ、人目につかないわけがない。なのに目撃者は皆無。やがて楽団事務局に、正装したヴィオラ奏者の死体の入ったコントラバスケースが届いた。――空前の消失トリックにいどむ音楽ミステリー。読者に挑戦!
  • ヴァルハラ城の悪魔
    4.5
    1巻869円 (税込)
    八ヶ岳山麓に屹立する壮麗な城は災厄に満ちていた。『サロメ』上演中に出現した歌手の生首、血の涙を流す聖女像、ライオンに食い殺される執事――厳重な警戒を嘲笑うかのように血と呪詛の饗宴は繰り返された。招待客のひとり・正親町聖架(おおぎまちせいか)は、オペラと美酒美食に彩られた煌(きら)びやかな殺人劇の真相にたどりつけるか!?

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  • 美神の黄昏
    3.0
    1巻880円 (税込)
    偉大な指揮者フルトヴェングラーのタクトから、ナチスの秘密文書がでてきた。そして世界征服の象徴・聖槍からは、ナチスの隠し財産のありかを示す地図。この両方を手に入れたピアニスト島村夕子は、秘宝を追い求めイタリアへ。だが仲間を惨殺され、自身にも危機が忍び寄る! 音楽ミステリーの最高傑作。

ユーザーレビュー

  • 神宿る手

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

     これが書かれたのは、元号が昭和の時代なのか。
     携帯電話がなかったり世界への距離感(インターネットや国際電話で簡単に連絡がとれない)があったりと、確かにその通りなんだけれど「古い」という感じのない小説である。
     そして小説では決して聞こえないはずの音(しかも普段縁のないクラシックである)が聞こえてくるような気がするんだから面白い。

     面白かった。

    0
    2012年07月03日
  • ヴァルハラ城の悪魔

    Posted by ブクログ

    すべてが水泡に帰すようなラストです。
    まあ、どういうことかは
    知らないほうが身のためですぜ?

    18歳の少女があまりにも
    ものすごすぎます。
    そんなに頭のいい18歳がいていいのかよ!!
    と突っ込みどころ満載ですが気にしない。

    推理もしないほうが身のため
    ラストが…なのですから。
    贅沢な世界をご堪能ください。

    0
    2012年04月22日
  • ヴァルハラ城の悪魔

    Posted by ブクログ

    八ヶ岳山麓に屹立する壮麗な城、そこに招かれた客たち。『サロメ』の上演中に出現した歌手の生首、血の涙を流す聖女像、ライオンに食い殺される執事…次々と発生する殺人事件に、招待客のひとり・正親町聖架が挑みます。
    とても優雅な世界で良い雰囲気です。伏線や手掛りがきっちりと描かれているのでそれなりに推理が楽しめますが、残念ながらトリックなどに細かな芸はありません。
    しかし、大オチで作品の評価を押し上げました。これに関しては賛否両論ですが、真相とは別に仕掛けられたものなので、「おまけ」として捉えるべきだと思いました。個人的にはアリだと思います。

    0
    2014年01月21日
  • 神宿る手

    Posted by ブクログ

    作者が頑張って書いたんだな、と思った。
    ちょっと言葉の使い方が読みにくいけど、まあしょうがないか。

    0
    2013年05月20日
  • 神宿る手

    Posted by ブクログ

    クラシック音楽が好きな人には楽しめるストーリーだと思います。
    ミステリーと言っても殺人は一切なく、気楽な内容です。

    著者の宇神幸男さんがどれだけ音楽に精通した方かは存じませんが
    ショパン・ノクターン遺作cis-mollについての表現には驚きました。
    ......孤独が純粋結晶したような曲尾の音階の反復......
    うおぉーーっ、言葉で表すとそうなるか…。
    なんて清らかで美しいのでしょう。目からウロコでした♪

    クララ・シューマンの小品は即チェックし、早速楽譜を購入しましたよ。

    続編「消えたオーケストラ」もあるらしいので、
    機会があれば読んでみたいです。
    でもその前に、、
    ピアニスト系恋愛小

    0
    2010年10月26日

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