作品一覧

  • 五五五文字の巡礼 魏志倭人伝トーク 地理篇
    4.0
    1巻743円 (税込)
    『魏志倭人伝』を構成する漢字をひとつひとつ徹底的に解読・分解すると、今まで誰も気がつかなかった秘密が立ち上がる。たとえば(至)と(到)の使い分けから、途中経過地と目的地の違いを知ることができる。魏の使節団の倭人国への航海と陸行の足跡を、全く新しい手法で辿った仰天の異色歴史小説。<文庫書下ろし> (講談社文庫)
  • 海の空 空の舟
    4.0
    1巻628円 (税込)
    高台の神社からは廃墟と化した造船所が見える。喧噪と活気を失い、憧れの彼女もいない町で、中学生の辰雄は性のとば口にいる自分をもてあます。昔の祭りさながらに、渾身の力で引き上げた舟を海にすべらせた――少年の1日を活写した小説現代新人賞受賞の表題作をはじめ好編3作。(『雨を見たかい』を改題)
  • ニライカナイの空で
    4.2
    1巻726円 (税込)
    新一は12歳。父の破産で、東京からひとり九州の炭坑町に辿り着く。父の戦友野上源一郎に下手くそな丸坊主にされるが、息子の竹雄と心を通わせる。子どもでいられる最後の夏。自分たちでヨットを造り、玄界灘の無人島に行こう! どんなに心細い時でも少年はまっすぐ未来を見つめていた。(講談社文庫)
  • 海の空 空の舟

    Posted by ブクログ

    15年ほど前に読みかけだった一冊。「夏」だったので再び手に取ってみた。おそらく著者自身の経験と重なる部分があるからだろうが、風景描写が丁寧で、主人公の思いを言葉を尽くさなくとも伝わってきた。とくに「雨を見たかい」。もっと評価されるべき作家だと思ったが、解説にある、「凡百の小説より、一つの美しい嘘の小説」という言葉を目にし、納得した。

    0
    2022年09月03日
  • ニライカナイの空で

    Posted by ブクログ

    父の破産で東京から九州の炭鉱町へと預けられた少年の話です。

    抜群に良い!


    何でしょうか。言葉にするのが勿体ないくらい心を揺さぶられました。

    登場してくる腕白坊主や、かなり怖い雷親父も
    ちゃあんと色んな気持ちを理解してて
    本当の家族として受け入れてくれている。

    少し荒々しくはあるけれど、『男』というモノを見せつけられたなぁー。


    久々に本を読んで大泣きしました。
    私の中では大ヒット作品!!

    0
    2012年11月17日
  • ニライカナイの空で

    Posted by ブクログ

    東京から、九州の炭鉱町へ。12歳の新一は、暑くまぶしい夏をすごす。ヨットを作り、無人島へ!
    わくわくした。

    0
    2009年10月04日
  • ニライカナイの空で

    Posted by ブクログ

    少し荒々しい「ぼくのなつやすみ」という感じ。
    少年がひと夏で仲間と共に悩みながらも成長していくのがよかったです。

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    2017年11月30日
  • 五五五文字の巡礼 魏志倭人伝トーク 地理篇

    Posted by ブクログ

    NHKの特集で中国の特集をやったときに、「漢字」の存在が中国の統一を助けたという話がありました。漢字は4000年も昔のものが現代でもそのまま通用するという稀有な文字という内容を聞いて、確かにそうだな~と思いました。
    本書ではその「漢字」をベースに魏志倭人伝を紐解いていました。漢字に興味のある方はとても面白く読めると思います。私は白川静さんの「字統」を引きつつ読みました。象形文字の意味の面白さと、漢字1文字のもつ意味の深さというのに驚かされます。

    0
    2013年01月07日

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