上野哲也のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ニライカナイの空で
タイトルに惹かれて手に取った1冊。
父親の破産で、東京から九州の炭坑町にひとり向かうことになった12歳の主人公。
身を寄せた父親の戦友の家での生活は東京のそれとは全く異なり、
生活や人との付き合い方に戸惑いながらも心を通わせることのできる友達と出会う。
子供でいられる最後の年に、大きな旅に出る!!
…というストーリー。
主人公の成長物語、冒険物語、というよりも
炭坑町での人々の生活を土台に全てが描かれているので
とても人情のある作品だと思います。
いわゆる「ガキ大将」、「カミナリ親父」というようなキャラクターが映える。
著者の方は地元の方のようで、
地元に対する敬