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横浜の巨大法律事務所の勤務弁護士・水島由里子は、女性初の経営弁護士の地位をめざし、貿易会社の法的危機管理を担当。しかし、クライアントの連中は古ぼけた倉庫の中に何を保管していたのか、まさかその秘密を守るために警察官を射殺したのか? 最高検も動いている!? このままでは弁護士生命まで絶たれてしまう……! 乱歩賞受賞後第一作。(講談社文庫)
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Posted by ブクログ
弁護士業界や検察業界なんかの説明が細かいけど、読みやすい本でした♪ 内容も面白かったしね。 他の作品も読んでみたいと思った作品です。
現役弁護士ならではのリーガルミステリー。警官殺し、公安検察が暗躍、ロシアからの武器密輸とドロドロと暗い話の中、主人公が若い女性弁護士というのが一服の清涼剤のようである。弁護士過剰の話は必要なんだろうか?
私は前作『検察捜査』よりも、こちらの方が好きかな。前作よりミステリー色が強まっているし、重いストーリーの割にテンポが良い。主人公は女性弁護士の水島由里子となってますが、神奈川県警捜査一課の柴崎とか最高検の河上とか、それぞれの視点に入れ代わりながら進んでいくことで飽きさせない。主人公が複数いる感じ。 ...続きを読む終盤の森岡の絡み方が唐突じゃね?など、ツッコミどころがなくもないが、全体的な流れに影響するほどではない。 久々の☆4
著者のリーガルサスペンス作品を読むのはこれで4作目。法律専門用語のところは多少すっ飛ばしてしまうものの、総じて文章は読み易く、展開もよく練られており、これまでの作品同様、面白く読めた。 主人公の女性弁護士は、よくある颯爽としたエリートタイプで且つ美人というキャラ。しかし、それよりも、冴えない風貌だが...続きを読む、公安やら法律専門家やらに邪魔されながらも地道に犯人を追い詰める捜査課刑事のほうが格好良く見えた。
リーガル・サスペンスという分野になるらしい。 ロー・ファームに勤務する若く美しい女性弁護士を主人公に、 巨大な陰謀が渦巻く。 著者が弁護士ということで、法律用語に詳しいし、 それだけにそれなりのリアリティも生まれていると思う。 ただちょっとまだろっこしい感じはあるかもしれない。 息をもつかせぬ展開...続きを読む、とまではいかないまでも、 物語に引き込まれていく魅力は十分にあった。 とはいうものの、 警察や検察の人間のキャラクター設定、 主人公の女弁護士やそれをとりまく仲間の弁護士のキャラクター、 そのあたりにはなんとなく安心感のある、よくある設定であり、 1つの殺人事件とその裏にある巨大な陰謀という構図も、 やはりこれもよくあるものではある。 そういう意味では意外性を楽しむという感じではない。 まあ、そうは言いながら、なんだかんだで一気に読んでしまったのだが…。 意外性はなくとも、骨太な筆致が他の作品も読んでみたいと思わせるには十分だった。
横浜の新興巨大ローファームの思惑に検察公安部、貿易会社、神奈川県警が絡まっていく秀逸なリーガルサスペンス。相変わらずの面白さです。
2009/2/19 読むもんがなくて表紙だけで適当にジャケ借りしたらなかなかの当たり。 私の弱点のキャラ萌えはないのにストーリーだけで面白いということは相当面白いってことなんじゃないかしら。 強いて言えば刑事の柴崎さん。「龍が如く」の伊達さんで再生された。
乱歩賞を受賞した前作「検察捜査」に比べると今一つ。前作では若手の女性検事が主人公だったのが、今作では若手の女性弁護士、舞台が横浜、検察の組織防衛といった背景も前作に似ているが、キャラクタ造形もストーリーのサスペンスも前作のレベルには及んでおらず、二番煎じといった感は否めない。 巻末解説によると、三部...続きを読む作になっているそうで、3作目の「司法戦争」は「歴史的傑作」ということなので、そちらに期待。
面白かった。ただ、古い作品なので法律は古いし東横線の桜木町駅は出てくるし(笑)登場人物の描写も一昔前だし…というところは否めない。いや、作品は面白いですよ。法律について学びたくなる。
護送船団方式の業界(といっていいのかわからないが)が、合格 水準を緩和されることで、競争社会に突入するという前置きから スタートする。 エリート(勝ち組)と思われても、同じように危機感を感じ取り、 新たな世界で勝ち残るための準備を着々と進める。 うまくいけば、誰も気づかずハッピーなのですが、悪いこと...続きを読むは できないものですね。 そこに気づき、そんなことはさせないという正義感に駆られて 前向きに対応を進める。そんな話。
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