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Posted by ブクログ
真梨さんの文庫。
「聖地巡礼」の改題されたもの。
真梨さんは本当に文庫化されるときによくタイトルを変える。
文庫化されるのを待って購入するわたしは、何が文庫化されたのかわからなくて混乱する。
こういう罠をしかけるのは、出来たらやめて欲しい。まあ、慣れたけれど。
五つの短編。
真梨さんによくある、なんとなく繋がっているタイプの短編。
ここら辺りは真梨読者としては前提で読む。
もうひとつよくあるのは、名前は出ているくせに誰のことかわからなかったり、勘違いする仕掛け。
これも地雷原を歩くとき(歩いたことないけれど)のように慎重に読むのもお約束。
今回も女性らしいイヤらしさが溢れており面白い。
本当にいるのかこんなひと、だったり、いるいるいるよねえこういうひと、だったりする。
女性らしい、誰かに比べて自分は幸せ(そうに見える)かという価値観。幸せなんて誰かと比べるものじゃなく、自分がそう思えるかどうかが大切なのに、そんなことわかっているけれど比べたい。
こういうワケのわからない、くだらないところが女性のいいところ。
都市伝説が物語によく出てくるところが今回は目立つ。
都市伝説って誰が言い始めるのか知らないけれど、胡散臭さと信憑性が絶妙のバランスだと思う。
口裂け女とか人面犬とかあったなあ。
今回取り上げられた都市伝説は、深夜のテレビの放送終了してから流れる砂嵐。そこに名前がつらつら流れて、最後にご愁傷さまですだか御冥福を祈りますだかの言葉で締めくくられるというもの。
こんなの聞いたことがあるようなないような。
これも馬鹿らしさと実際確かめるにはちょっと怖いという、胡散臭さと信憑性のバランスが素晴らしい。
どうでもいいけれど、物語に出てくる俳優の名前が、中野良子さんに岸田森さん。
ちょっと古すぎないか。
母親が岸田森さんが好きで名前を聞いたことがあったからギリギリわかったけれど、なかなかに古い。
真梨さんは1964年生まれ、なるほどと納得。
真梨さんの手法はわかってしまっている部分が多く、正直以前のような驚きはない。それは残念ではあるけれど、なんだこれという落胆もない。
まだまだ十分楽しませてくれる。何より軽く読めて、口直しにちょうどいい。
でも、そろそろガラッと作風を変えて衝撃を受けたいとも思う。
Posted by ブクログ
パワースポットをテーマにした短編小説。
イヤミスなんだけど、もうちょっと
いろいろ話を回収されたイヤミスの方が好きだったなぁー。
グリーンスリーブス
学生の頃嫌いだった彼女が、全然別人になってた。
カンタベリー・テイルズ
とっておきの話をして最下位の人は入場料を全員分払う。
ドッペルゲンガー
熱海の芸者さんが殺された。いろいろややこしい!!
ジョン・ドゥ
殺人を目撃したら、今度は自分が狙われる。
シップ・オブ・テセウス
落選した小説。人間は進歩しているようで苦しんでいる。
はしがきや、あとがきを読んで、真梨幸子さんに
売れない時代があったことに驚いたよ。
電話が何度も止められたことがあるみたいで、
ちょっと意外だったー!!
パワースポットでパワーをもらいすぎても、自分の器に
あっていなかったら、逆にパワーを持っていかれる、
なんて考えたことなかったよ。
パワースポット行って、パワーもらうもん、って思ってた。
この発想は、目から鱗ー( ゚ε゚;)
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