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大学病院のウラは墓場 医学部が患者を殺す
心臓外科医が患者を四人連続死なせたがそれを「トレーニング」とうそぶいた(東京医大)、未熟な医師がマニュアルを見ながらの内視鏡手術で死なせた(慈恵医大青戸)、人工心肺の操作ミスで死なせたあとカルテを改竄(東京女子医大)……なぜ医療の最高峰ともいうべき大学病院は事故を繰り返し、患者の期待に応えられないのか。その驚くべき実態と医師たちのホンネに迫り、医者と患者の間に立ちはだかる本質的な壁を浮き彫りにした。 -
不安症を治す 対人不安・パフォーマンス恐怖にもう苦しまない
人前に出ると不安で息苦しい。人が恐くて学校や会社にも行くのもイヤ――そんなあなた、ただの「内気」ではなく「社会不安障害」という病気かもしれません。本書では、うつ、アルコール依存症に次いで多い精神疾患といわれる社会不安障害を中心に、不安を主症状とする心のトラブルをやさしく解説。薬とのつきあい方から、偏った思いこみの修正、緊張を和らげるトレーニングまで、現代人に日々押し寄せる「不安」への対処法を教えます。 -
イヌネコにしか心を開けない人たち
「人間は見返りを求めるけれど、この子だけは無償の愛を私に注いでくれる」――もはやペットなしでは生きられない現代人。いい大人がなぜ恥ずかしげもなく溺愛ぶりをさらしてしまうのか?なぜもっと人間には優しくできないのか? 動物愛護運動はなぜ暴走するのか?イヌ一匹・ネコ五匹と暮らす著者が自らのペット偏愛歴を初告白。「人間よりペットを愛してしまう心理」を自己分析しながら、ペットブームの語られざる一面に光をあてる! -
江戸の性の不祥事
ふたつに重ねて四つにするは建前で、横行する武士と妻の不倫は示談で離婚。盛んな男色も将軍や大名の場合は女色に転向させるべく家臣が苦労し、武家の女たちが無店舗型風俗に登録して摘発される。不祥事の記録に見る江戸のビックリ下半身事情とは? -
Phantom ファントム
FIREの先は薔薇色なのか? 幻影に覆われた現代を巧みに描いた傑作小説 外資系食料品メーカーの事務職として働く元地下アイドルの華美は、 生活費を切り詰め株に投資することで、 給与収入と同じ配当を生む分身(システム)の構築を目論んでいる。 恋人の直幸は「使わないお金は死んでいる」と華美を笑うが、 とある人物率いるオンラインコミュニティ活動にのめり込んでゆく。 そのアップデートされた物々交換の世界は、 マネーゲームに明け暮れる現代の金融システムを乗り越えゆくのだ、と。 やがて会員たちと集団生活を始めた直幸を取り戻すべく、 華美は《分身》の力を使おうとするのだが……。 高度に発達した資本主義、その欠陥を衝くように生まれる新たな幻影。 自らの価値観と生き方を問われる、いま読まれるべき傑作小説! ※この電子書籍は2021年7月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本としています。 -
世間とズレちゃうのはしょうがない
解剖学者(養老孟司氏)とお笑いタレント(伊集院光氏)による、共感だらけの生き方放談。待望の文庫化! 《「東大卒の医学博士、解剖学者であり大ベストセラーの著者である先生に対し、伊集院光ごときが親近感?」と笑われるかもしれませんが、同じ匂いを感じるのです。その匂いの元が何なのか、先生のご著書『半分生きて、半分死んでいる』(PHP新書)を読んでいてピンときました。「別に世間が間違っているわけではない。間違っているのは、自分のほうかもしれない。だけど世間と自分がズレていることだけは間違いない。ひょっとすると、そのズレが、物書きになる原動力か、と思う」――この文章を初めて読んだとき、僕は救われたような気がしました。僕が感じていた先生との共通点は「世間からズレている」ことです。》(「はじめに(伊集院光氏)」より抜粋) 世間からズレている。そんな自分自身とどう付き合って生きるか。どう世間と折り合いをつけて生きていくか――。お互いの人生体験を振り返りながら、楽しくもマジメに考えあう。生き方のヒントが満載! ●「文庫版まえがき(伊集院光氏)」「文庫版あとがき(養老孟司氏)」を新たに収録。 -
人生の成功とは何か 最期の一瞬に問われるもの
多くの読者が胸を熱くし、涙した、『すべては導かれている』の感動、ふたたび。お金や地位や名声を目的とする、世に溢れる「成功論」は、なぜ、虚しさや寂しさが残るのか。本書は、その理由を「12の物語」から解き明かし、真に生き甲斐ある人生を送るための成功観を語った、著者の深遠な人生論です。 ●競争の限界/「競争の勝利」から「果てしない競争」へ ●勝利の限界/「勝者の喜び」から「精神の荒廃」へ ●勝者の限界/「集団競争の勝利」から「人間関係の疎外」へ ●喜びの成熟/「喜びの奪い合い」から「喜びの高め合い」へ ●基準の成熟/「他人の目による評価」から「自分らしさの表現」へ ●戦いの成熟/「他者との戦い」から「自己との戦い」へ ●達成の限界/「才能と努力」から「境遇と運命」へ ●目標の限界/「目標の達成」から「達成後の目標」へ ●意欲の限界/「欠乏感の意欲」から「感謝の意欲」へ ●困難の深化/「否定的な出来事」から「可能性を拓く機会」へ ●強さの深化/「達成する強さ」から「成長する強さ」へ ●成長の深化/「人物への成長」から「一日の成長」へ この一冊を読み終えたとき、あなたの「真の人生」が始まる。 -
隻眼の少女
不気味な伝説が残る村で起きるクビキリ殺人劇! 地図にも載っていない寒村・栖苅村。村では1000年以上昔から神の力を継承する一族の娘たちがいた。彼女たちは代々”スガル様”と呼ばれ、村を治めていた。 1985年、そのスガル様の跡継ぎ候補の少女が首を切断された遺体で発見される。事件に挑むのは水干姿で翡翠の左目を持つ美少女探偵・御陵みかげ。伝説の探偵を母に持つみかげは警察が見落とした事実を次々と発見し、真相に迫るかに思えた。しかし、事件は第二、第三の被害者を生み出し……。 日本推理作家協会賞・本格ミステリ大賞W受賞作が奇跡のコミカライズ! -
棚からつぶ貝
等身大のイモトが綴る、大好きな人達のこと イモトアヤコの初エッセイ集! 妊娠・出産・育児の怒濤の日々についての「文庫版あとがき」も文庫で新しく収録! イモトさんは全力だ。まっすぐだ。人に対しても、経験に対しても。 彼女をどうしても愛してしまう理由が、このエッセイを読んで分かった。 ―-西 加奈子 鳥取から上京後、芸能界に入り活躍の場を広げる著者。 世界中を飛びまわる日々のなか、仕事にいつも一生懸命なイモトが、 「背中で見せる理想の上司」「拝啓 安室奈美恵さま」「おもしろ女優」など、 家族や芸能界の友人たちについて綴ったエッセイ集。 ※この電子書籍は2020年11月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本としています。 -
忘れながら生きる 群ようこの読書日記
読んだ時間が楽しければ、それでいい 群ようこはひと月に何冊買う? 毎月の本代は? 着物本からプロレス本まで、膨大な本に囲まれ、猫と暮らす、のほほん読書エッセイ。 少しでも気になる本があると、手元に置いておきたくなってしまい、片っ端から買ってしまう。気がつけば、部屋のなかがとんでもないことに……。江戸のガーデニングから編み物の製図、翻訳小説、ラジオ基礎英語まで、毎月買った数十冊の本と、ネコとのシンプルで豊かな日常生活を綴った、時々しんみり&抱腹絶倒のエッセイ集。 ※この電子書籍は2000年12月に角川oneテーマ21より刊行された『生きる読書』を改題した文春文庫版を底本としています。 -
八咫烏シリーズ
累計180万部ファンタジー 珠玉の8編 累計190万部のファンタジー「八咫烏シリーズ」の外伝第二弾! とんでもない意気地なし、と噂の少年・雪哉に剣の指導を頼まれた 腕に覚えのある市柳は、おびえる雪哉に自信満々で打ち込むが、 まもなく違和感を覚え始める――(「ふゆのことら」) 貴族の少年たちが、父の跡を継いだ職人が、全身全霊で守りたい ものとは何か。 山内に生きる人々の幸せを誓った彼、そして、権力闘争のはざまに育つ姫君の 心の奥にある思いとは。 読者の胸を刺し貫く魅力でベストセラーとなった異世界ファンタジーシリーズ、 震撼の第二部へと橋をかける必読の8編。 ※この電子書籍は2021年4月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本としています。 -
このミステリーがすごい!2023年版
※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 34年の信頼と実績を誇る、新作ミステリーランキングブックです。 巻頭では『ジョジョの奇妙な冒険』35周年を記念し『岸辺露伴は動かない』を特集。 荒木飛呂彦さんへのインタビューや、作家の伊坂幸太郎さん・辻村深月さん・法月綸太郎さん、脚本家・加藤敏幸さんが荒木作品を語るエッセイ、脚本家・小林靖子さんへのメールインタビューを掲載します。 また、西村京太郎さん追悼企画を実施。有栖川有栖さん・大山誠一郎さん・千街晶之さんに「トラベルミステリー」「本格ミステリー」「社会派ミステリー」の三つの視点から、作品を紹介してもらいます。西村さんの担当編集者による座談会も必読です。 各業界人も注目する2022年の国内&海外のミステリー小説ランキング・ベスト20、超人気作家による自身の新刊情報&特別エッセイなど、例年の人気コンテンツも充実の一冊です。 ※読者プレゼントのご応募は電子版は対象外となりますので、予めご了承ください。 -
借金を返すためにマグロ漁船に乗っていました
両親が事業の失敗により5000 万円の借金を背負い、家では催促の電話が鳴りやまない。そんな中で高校を中退した著者は、17 歳にしてマグロ漁船員となる。借金返済のため、親の頼みでマグロ漁船に乗せられたのだ。 そこで待っていたのは、休憩もままならない過酷な労働、厳しい上司からのパワハラやいじめ、怪我や命の危険と隣り合わせの毎日……。覚える仕事は山のようにあるが素人にはどれも難しく、できなければしごかれる。地獄のような苦しみを味わいながらも、日本から遠く離れた海の上では逃げたくても逃げられない。 巷では「ヤクザから借金のカタにマグロ漁船に乗せられる」「マグロ漁船員の給料は超高額」と噂されるが、漁船員自らその実態を語ることは少ない。借金返済のためにマグロ漁船に乗るという都市伝説のような話を実際に体験した著者が、その知られざるリアルを語る! -
感情に折り合いをつける仏教の言葉
人は、様々な悩みや苦しみを抱えて生きています。悲しみや後悔、妬みや怨み、そして日常のイライラ……。こうした感情に折り合いをつけるには、仏教の言葉がうってつけです。仏教は、感情をうまくコントロールするための教えでもあります。あなたを苦しませている心の働きに対して、きっと対処法を示してくれるでしょう。 -
両面宿儺の謎 桜咲准教授の災害伝承講義
『このミステリーがすごい!』大賞シリーズ。洪水・津波・疫病など過去の災害についての伝承を調べ将来の教訓とする「災害伝承」を研究し、マスコミ露出も多い新進気鋭の民俗学者・桜咲竜司准教授。神や妖怪の名を借りた災害伝承について研究する「妖怪防災学」を確立した彼いわく、「妖怪退治とは、人為を超えた不可解な出来事を克服してきた歴史、すなわち防災の伝承でもある」。「新地名に隠された危険な旧地名」や「伝承や神話に登場する怪物の正体」などの講義や書籍が人気で、災害に関するコメンテーターも務める異色の民俗学者である。が、彼には論文盗用の疑いもあった。よく知られた「桃太郎と鬼退治」「河童と人柱」「両面宿儺(りょうめんすくな=頭部の前後両面に顔があり、手足が合わせて八本もある鬼神)の正体」の謎を解く彼の研究は、やがて、思いもよらぬ結論を導き出すこととなり……。そして論文盗用疑惑に隠された悲しい真実とは。知的興奮に満ちた歴史民俗学ミステリー。由来を解き明かされる実在の地名も多数登場します。 -
DREAM ドリーム 成功者が教える魂の富の作りかた 文庫版
シリーズ累計10万部突破のベストセラーが待望の文庫化!! 人気YouTubeチャンネル「学識サロン」激賞! ごく普通の青年が体験した成"幸"の物語、『CHANCE』から2年......。 人生の師に学び、成功者の入り口に立ったあの日から6年後、主人公の卓也は信じていたビジネスパートナーからの予期せぬ裏切りに遭う。 傷ついた卓也に手を差し伸べてきたのは2人のメンター。1人は優れたバランス感覚で「不労所得」を築く方法を教える師。もう1人は圧倒的なビジネスセンスでお金を生み出す方法を教える師。 卓也は2人に学びながら、ビジネスと資産形成を両立させていく。しかし、待ち受けていたものは衝撃的な出来事だった。 圧倒的な感動と不思議な安らぎに包まれる、作者自身の体験をもとに描く「成功者シリーズ」の第2弾!! -
黄蝶舞う
平清盛が保元・平治の乱を制し、源義朝を死に追いやったのは有名な史実だ。そして嫡男・頼朝が囚われながらも死を許され、伊豆に配流になったのもよく知られる。清盛亡き後、頼朝は平氏を滅亡させ、鎌倉幕府を開いた。史上初の武家政権。しかし、初代頼朝・二代頼家・三代実朝ら3人の源氏の将軍は、いずれも悲劇的な死を遂げている。その数奇な因果は何を物語るのか。本書は、代表作『君の名残りを』で、タイムスリップ青春小説として平家物語の時代を描いた著者が、源家三代の将軍と、頼朝と北条政子の娘・大姫、実朝を暗殺した頼朝の子・公暁の5つの死を、妖しくも幻想的に描く連作時代小説である。死してなお続く清盛と頼朝の葛藤と、史書も記録しない頼朝の死の謎を描いた「されこうべ」をはじめ、実朝の死への道行きに寄り添った表題作「黄蝶舞う」など5篇の幻想譚を収録。ミリオンセラー『四日間の奇蹟』の著者が挑んだ新境地。解説:末國善己。 -
噓つきは殺人鬼の始まり SNS採用調査員の事件ファイル
累計75万部突破「行動心理捜査官・楯岡絵麻」シリーズの著者が描く新作は、就職活動!? SNSの裏アカウント特定を生業とする塩崎真人は採用面接中の学生のSNSの調査をする。アナウンサー志望の灰原茉百合は裏アカウントを持ち、そこでデリヘル嬢をしていたことが発覚し、不採用となった。茉百合に存在をつきとめられ責められた塩崎は、なんやかんやでバディを組むことに。塩崎たちは、あるSNSアカウント主が殺人犯ではないかと疑うも警察は証拠がないと動けないと言われ、ふたりは証拠集めに乗り出すことに。しかしその矢先、塩崎の裏アカ調査に利用していた本アカウントの人物が何者かに殺害される。責任感の強い茉百合に感化された塩崎は、絶対絶命の危機に陥りながらも、驚天動地の真相にたどり着く! -
図解いちばんやさしい地政学の本
いま世界では、パンデミックの混乱がつづくなか、ロシアのウクライナ侵攻や切迫する台湾有事、北朝鮮のミサイル発射など、物騒なニュースがたえません。なぜこうした問題が起きているのかを考えるとき、さまざまな解釈の方法があるでしょう。 「地政学」とは、地図をもとにその国の政治や軍事を考えていく学問です。軍事理論でもあるため、戦後の日本では封印されていました。 地理というのは、時代が変わっても変わりません。ですから、変わらない地理をもとにすることで、それぞれの国や地域がとる戦略というのは自ずと決まってくる、と考えられます。となると、いくら世界情勢が混沌としてきても、その国がとるべき一貫した正しい戦略があるはずだ、となります。地政学ではこう考えるわけです。 混沌として先の見えない時代です。だからこそ、普遍的な知である地政学的視点をもつことが大切です。それによって、より自信をもって世界と向き合うことができるはずです。 (「はじめに」より) -
このミステリーがすごい! 2022年版
※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 33年の信頼と実績を誇る、新作ミステリーランキングブックです。 巻頭には、2021年最も注目された作家のひとりである加藤シゲアキさんへのインタビューを収録。 ほかにも、 ・米澤穂信さん作家生活20周年記念インタビュー&陸秋槎さんとの特別対談 ・令和の館ミステリーの書き手(今村昌弘さん・岡崎琢磨さん・斜線堂有紀さん・知念実希人さん・方丈貴恵さん)が集う座談会 ・声優・斉藤壮馬さんと作家・青崎有吾さんの同世代対談 ・読書会「闇の自己啓発会」の江永泉さん、木澤佐登志さんによる「闇のブックガイド ミステリー編」 など、 2021年のミステリーを振り返る企画が盛りだくさん。 各業界人も注目する2021年の国内&海外のミステリー小説ランキング・ベスト20、超人気作家による自身の新刊情報&特別エッセイなど、例年の人気コンテンツも充実の一冊です。 ※巻末掲載の「サイン色紙プレゼント」は電子版は対象外となりますので、予めご了承ください。 -
関西ヤクザの赤裸々日記
ワシは「元極道」と呼ばれる男です。 籍は、関西の広域組織に置いとりました。今から十数年ほど前の話です。 おこがましくも、一般社会の枠に当てはめて言うなれば、ワシがおった組織は大企業、ワシ自身は中間管理職のような位置におりました。 極道が日本の端っこにただ、ポツンとあるかのように思われとるこのご時世。世間様がイメージする極道が、ホンマの極道から日に日にかけ離れていく様には、良くも悪くも、やり切れん思いがいたします。 余計な世話焼きかもしれんことは覚悟の上、ホンマの極道の世界を、一度は覗いていただきたい。そう思って筆をとりました。 間違いなく、皆様が知っているような、あるいは思い描いているような世界とは違うとは思います。何かしらのメッセージとして、心の片隅のどこかにでもチラと、置かせていただけたなら幸いです。 -
明石元二郎 日露戦争を勝利に導いた「奇略の参謀」
世界最強のロシア陸軍を相手に勝利を重ね、日本海海戦でバルチック艦隊を完膚なきまでに打ち破った日本の陸海軍。しかし、ヨーロッパにおける明石元二郎大佐の活躍がなければ、日本がロシアとの戦争に勝つことはあり得なかっただろう。将来を嘱望された若き将校に下った密命――それは、辛くも勝ちを拾っている日本を有利な条件で講和へ導くために、遠き欧州の地でロシアの後方を攪乱することであった。誰が敵か味方かもわからず、まさしく孤立無援で手探りの戦いを強いられた明石は、持ち前の粘り強く奔放な性格もあって、一人また一人と同志を増やしていく。はじめは小さかった炎も彼が煽り続けるによって、やがてロシア革命へと燃え広がっていった。その明石の地道な活動こそが、ロシアに戦争継続を断念させたといっても過言ではない。日露戦争の表舞台には現れることのなかった活躍を中心に、「奇略の参謀」明石元二郎の波瀾に満ちた人生を描く長編力作。 -
ルポ西成 七十八日間ドヤ街生活
国立の筑波大学を卒業したものの、就職することができなかった著者は、大阪西成区のあいりん地区に足を踏み入れた。 ヤクザ…、指名手配犯…、博打場…、生活保護…、マイナスイメージで語られることが多い、あいりん地区。ここで2カ月半の期間、生活をしてみると、どんな景色が見えてくるのか? 西成の住人と共に働き、笑い、涙した、78日間の体験ルポ。 -
ふたご
「お前の居場所は、俺が作るから。泣くな」 ピアノだけが友達の孤独な少女の夏子は、異彩の少年・月島と出会い、振り回され、傷付きながらもその側にいようとする。 やがて月島は唐突に「バンドをやる」と言い出した。 彼は、夏子の人生の破壊者でも創造者でもあった。 大切な人を大切にすることが、こんなに苦しいなんて--。 異彩の少年に導かれた孤独な少女。その苦悩の先に見つけた確かな光。 直木賞候補となった鮮烈なデビュー小説。 「生生しくて、切なくて、痛くて、何度も胸を揺さぶられた。この小説が好きだ。好きだ、と叫び出したくなる」 宮下奈都(解説より) 【藤崎彩織】 1986年大阪府生まれ。2010年、突如音楽シーンに現れ、圧倒的なポップセンスとキャッチーな存在感で「セカオワ現象」と呼ばれるほどの認知を得た四人組バンド「SEKAI NO OWARI」でピアノ演奏とライブ演出、作詞、作曲などを担当。研ぎ澄まされた感性を最大限に生かした演奏はデビュー以来絶大な支持を得ている。2017年に発売された初小説『ふたご』は直木賞の候補となるなど、大きな話題となった。他の著書に『読書間奏文』がある。 ※この電子書籍は2017年10月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本としています。 -
サーチライトと誘蛾灯
ホームレスを強制退去させた公園の治安を守るため、ボランティアで見回り隊が結成された。ある夜、見回り中の吉森は、公園にいた奇妙な来訪者たちを追いだす。ところが翌朝、そのうちのひとりが死体で発見された! 事件が気になる吉森に、公園で出会った昆虫オタクのとぼけた青年・エリ沢が、真相を解き明かす。観光地化に失敗した高原での密かな計画、〈ナナフシ〉というバーの常連客を襲った悲劇の謎。5つの事件の構図は、エリ沢の名推理で鮮やかに反転する! 第10回ミステリーズ!新人賞を受賞した表題作を含む、軽快な筆致で描くミステリ連作集。/【収録作】「サーチライトと誘蛾灯」/「ホバリング・バタフライ」/「ナナフシの夜」/「火事と標本」/「アドベントの繭」/あとがき/解説=宇田川拓也 -
会社を潰すな! 崖っぷち社員たちの企業再生ドラマ
「究極の実務ビジネス小説!」「はじめて『決算書って面白い!』と思えた」「痛快な快進撃。明るい気持ちをくれるさわやかな読後感」「新しいことをしたいけど、一歩が踏み出せない。そんな方におススメの作品」「ビジネスに関わる全ての方へ、まず読んでおいて損はない一冊です!」(NetGalley会員レビューより、一部抜粋)倒産寸前の赤字書店へと出向を命じられた銀行マン・鏑木健一(かぶらきけんいち)。期待と不安を胸に書店のドアを叩くと、待っていたのは会社経営に無知な女社長と、鏑木を敵視する6人の店長たちだった。しかし、鏑木の情熱に社員たちの心に少しずつ変化が……。虚実交えた迫真のストーリーで、決算書の読み方からマーケティングやマネジメントの基本までが自然と身につく、ビジネスエンタメ小説! 解説:川上徹也(コピーライター)『崖っぷち社員たちの逆襲』を改題し、再編集。 -
保険ぎらい 「人生最大の資産リスク」対策
「万が一の備え」といって、たくさんの保険に加入する「保険好き」は多い。しかし、「生命保険」に入ったところで、病気にならないわけではないし、死なないわけでもない。病気で入院(通院)したり、死亡したら、お金がでるだけである。それなのに、もっともらしい言葉で私たちを勧誘して、高い保険料を支払わせたり、いざ支払いとなると、じつは制限や条件が厳しいという保険も多く存在する。限られた老後資金をムダな保険に費やすのは勿体ない! 本書では、入ってはいけない保険、見直すべき保険を大公開。さらに、健康保険や公的制度を上手に活用することで、悠々自適な老後ライフを送る術を紹介する。保険の真実に踏み込んだ衝撃的な内容に、生命保険会社が青ざめること必至! -
カブールの園
シリコンバレーで起業した30代後半、日系3世の女性レイ。 80年代アメリカの小学校時代に周囲から受けた壮絶ないじめの後遺症を今も抱えながら、黒人の同僚とコンビで自社製品のプレゼンに駆り出される日々を送る。 精神安定剤を手放せないレイは、大仕事を前に休暇を命じられ、旅に出る。 日系1世の祖父母が戦中に入れられたマンザナー強制収容所、レイの母がひとり暮らすリトル・トーキョー。自らのルーツを歩いたレイは、目を背けていた本心・苦しみの源泉を知った。 複雑な形で差別の問題が日常にある3世の苦しみ、母親との関係。 日本とは、日本人とは、私とは何か――。 VRや音楽のミキシングアプリを対比させ、問題を鮮やかに巧みに 浮かび上がらせる。「マイノリティとしての私たちのこと」を問いかけた傑作。 第30回三島賞受賞。芥川賞候補。 「一読者として非常に感銘を受けた」平野啓一郎(選考委員) 様々な人種が暮らし、薬物の誘惑も幼児虐待も当たり前に転がるニューヨークで、女子プロレスラーとして働く姉の稼ぎで小学校時代を送った。やがて当たり前のように、一つの悲劇が起こる――日本人青年が、かつての生活を振り返る「半地下」も収録。 解説・鴻巣友季子 ※この電子書籍は2017年1月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本としています。 -
平将門 坂東八ヶ国を制した覇王
桓武天皇の子孫にして、陸奥鎮守府将軍・平良持の子、将門。右大臣藤原忠平卿に仕えることになった将門は、父の命で従兄弟で幼なじみの平貞盛とともに京にのぼることになる。都では市中を荒らしまわる群盗を退治したり、先の左大臣藤原時平の娘で、忠平の姪の褒子に恋をしたりと多忙な日々を送る将門。しかし父良持の死がきっかけとなり、運命は一変する。なんと故郷の地で将門を待っていたのは、一族相手の血で血を洗う抗争だった。父の遺領をめぐって戦いを仕掛けてくる伯父達を相手に必死で戦い、打ち破ることに成功する将門。紛争を解決するうちに、坂東一円の豪族達から支持を集めるようになった将門は、「新皇」として朝廷からの独立を宣言する。しかしその野望を打ち砕かんと一人の男が都から帰ってきた。圧政に苦しむ領民たちを助けるべく、あえて逆賊の汚名を被る覚悟で、朝廷に叛旗を翻した男の壮絶な生涯を描く歴史人物小説。 -
ブレイクスルー思考
何事も悪いほうにばかり考えてしまう。どうせ無理だとすぐに諦めてしまう。そんなしがらみに囚われている人は多い。本書は、『生きがいの創造』『生きがいの本質』などのベストセラーで知られる著者が、マイナス思考でもプラス思考でもない「ブレイクスルー思考」を提案し、人生を前向きに生きるための発想法について、わかりやすく解説する。まず第一章で、私たちをとりまく家族関係や仕事でのトラブル、病気の悩みなどを例示。続いて第二章で、それらの問題をブレイクスルーするための11の発想法を提案する。そして第三章では、その提案に基づいて第一章に掲げた人生問題の模範解答を示す。このような三部構成を読み進めることで、家族関係・勉強・仕事などで行き詰まった時、目の前の壁をぶち破る思考を身につけることができる。思い通りにならない人生を、希望を持って送れるようになるヒントが満載。心のもやを晴らし、抱え込んでいる問題を解決できる本。 -
愛の論理
「愛している」という言葉は、恋愛小説やドラマなどでは陳腐なぐらいよく使われるフレーズである。実際生活においても、私たちはこの言葉を、便利なものとして、さまざまな場合において使っているのではないだろうか? しかし、突き詰めて考えてみれば、「愛」とは、いったいどういうものなのか? このことは、古今東西の哲学者や作家たちが、それこそ大まじめに追及してきた、「人生における究極のテーマ」なのだ。私たちは、物事の価値観が揺れ動いている現代において、このテーマについていかなる考察をしておかなければならないのか。このような問題意識にたって書かれたのが、本書である。「男女の愛」から、より広い意味での「人間愛」にいたるまで、さまざまな角度から深く検証と考察を行い、読者の人生観や恋愛観、価値観にまで大きな揺さぶりをかけて行く。魅力にあふれた人生論である。 -
「やさしさ」過剰社会
ある大学生は、自分の友だちに深刻な悩みごとは相談できないという。「友だちにそんな重たい話をして、負担をかけたくない」。しかしそんなに気を遣う関係が、友人関係と言えるのか。目を転じれば、子どもを叱れない親、部下を注意できない上司が世に溢れており、人を傷つけてはいけないという風潮があるようだが、背景には「子どもに嫌われたくない」「部下に訴えられたくない」といった思惑があるのではないだろうか。上っ面のやさしさが主流になり、あえて厳しいことも言う本物のやさしさが疎まれてしまう時代。日本古来の「間柄の文化」にも言及しながら、ベストセラー『「上から目線」の構造』を著した心理学者が現代の「やさしさ」を分析する。【目次より】●人の気持ちを傷つけない人はやさしいのか? ●聞き分けのいい母親より、厳しい母親でありたいと思う人は一二% ●アドバイスを受けてムカつく部下 ●気遣いをさりげなく伝えるやさしさ etc. -
人間にとって健康とは何か
「病気の原因を探る」理論は時代遅れ、ヒトラーは凄まじく「健康度」の高い人物、「幸福の法則」はほんとうに存在する……現代医療の最先端を俯瞰しながら、「健康」と「幸福」に潜む逆説を鮮やかに読み解く! 近年、医学界では健康についての考え方に大転換が起きている。病気の要因を除去する「疾病生成論」から、健康の要因を支援・強化する「健康生成論」へ。そもそも、そこで人間が「健康」であるとは、いったいどういうことなのか? 本書では、ひきこもり問題の第一人者である斎藤氏が、SOC(首尾一貫感覚)、レジリエンスなど最先端の概念を縦軸に、ヒトラー、ヤンキー、橋下徹、旧日本軍など多彩な例を横軸にして、みたこともない斬新な「健康論」を展開していく。さらに著者は問う。「幸福」は「健康」と深く関係するが、なぜ人は「世界一幸福だ」とはいっても「世界一健康だ」とはいわないのか。その背後に潜む「健康と幸福の逆説」が解けたとき、誰もが驚愕することだろう。気鋭の精神科医が、「健康」と「幸福」の常識を一変させる。内容例:なぜ「心が折れる」という表現は流行したのか/SOC、レジリエンス……「心の健康」を示す尺度とは/SOCの高い人には、よくも悪くも「鈍感さ」がある/ヒトラー、アイヒマンに宿る「健康な狂気」とは/ストーリーを書き換えることなく成功するヤンキーたち/「多様性」の担保が危機的状況の「同期」を防ぐ/「弱いきずな」が地域のレジリエンスを高める/家族システムは単純な因果律では説明できない/幸福をめぐる格言から浮かび上がる六つの分類/幸福の才能とは「あらゆる偶然を必然と感ずる」こと/「フロー体験」と依存症、中毒は区別すべし/仏教こそエビデンスに基づく真の「幸福の科学」?……ほか -
なぜ疑似科学が社会を動かすのか
企業における人事採用の際に、性格分析が使われることがある。しかし、非常に複雑な存在であるヒトの性格を、質問に答えてもらうだけで診断するのはかなり困難である。世間に流行している心理テストもほとんど疑似科学の疑いが強い。一方、巨大市場を形成しているサプリメントも注意が必要で、その効果をうたう主張のほとんどは疑似科学といえる。なぜこのようにあやしげな理論が蔓延するのか? この人間心理の謎を解くカギは、科学と疑似科学の両方の源である、「規則的なパターンや原因の抽出」という行為である。本書は共同研究者とともに「疑似科学とされるものの科学性評定サイト」を立ち上げた疑似科学研究の第一人者が、進化生物学の視点から人間心理の本質に迫る。◎抗酸化作用があるという活性水素水/◎学校や自治体が本気で採用した、放射能の除染効果があるというEM菌/◎疑似科学としての占星術、血液型占い/◎封印された超能力の科学 etc. -
古代史の謎は「鉄」で解ける
船をつくるための鉄斧や武器となる刀の材料になるなど、鉄は古来きわめて重要な資源であった。紀元前から倭人は鉄を朝鮮半島から輸入していたが、1~2世紀に『後漢書』などが伝える「倭国大乱」が起こる。著者はこれを、高句麗の南下によって起こった「鉄の爆発」を伴う社会変革だと考える。それ以降、日本に遊牧民の文化である「光る塚」がつくられ、「鉄の集落」が全国で形成された。そして、都市国家連合である「倭」は朝鮮半島の海上権益を巡り、四世紀末から高句麗と戦うことになる。騎馬民族高句麗は非常に強く倭は軍事的に敗北するも、伽耶国の鉄工業が河内に導入され、ヤマトの工業力は高められた。一方、前方後円墳が大量に築造されるが、あの不思議な形は鉄の交易に関わる秀逸なアイデアの賜であった――。船と港の専門家が、鉄の交易に着目し日本の原像を探る。ベストセラー『日本史の謎は「地形」で解ける』著者、竹村公太郎氏も推薦! -
愛をこめて生きる
エレベーターに乗り込んで、階数ボタンを押すやいなや「閉」ボタンを押してしまう。発車間際の電車に滑り込む。一分一秒を惜しむより、“今”という時間に愛をこめ、自分を見つめる余裕を持ってこそ、人生は豊かになるのです。 本書は、その深い信仰と慈愛のことばで多くの人を導いてきたシスターが、何気ない日常に溢れている真の幸福に気づくための生き方、考え方をやさしく説くエッセイ集です。 自分から挨拶する、誰かが落としたゴミを捨てる、トイレットペーパーの新しいロールを付け替える。それだけで“今”という時間が輝きます--面倒なことをした後のささやかな満足感が、幸せの素。だからこそ、小さなことにも愛をこめ、当たり前のことにも感動できる、そんな心の習慣を大切にしてください……聖書のことばを織り交ぜながら、著者がやさしく語りかけます。 生き方を見つめ直し、新しく生まれ変わりたいすべての人に贈る、心洗われる生き方論。 【渡辺和子 先行配信作品(2012/12/10より1ヵ月間)】 -
「食べない」健康法
現代人の食べすぎが病気を増やしている! ガン、脳梗塞、心筋梗塞、糖尿病、通風などの病気は、1日2食以下の「少食生活」で改善できる。本書は、断食が体に良い根拠から、その具体的な実践法、「飲酒はOK?」「いつまで続けるべき?」などの素朴な疑問までを解説。永年、断食指導を行なってきた著者が明かす「少食健康本」の集大成。「健康のために」と1日3回食べている方は必読!石原式「健康食」(朝)下記のどれか○食べない。○お茶に梅干し。○黒砂糖入り生姜紅茶1~2杯。○人参・リンゴジュース1~2杯。○生姜紅茶1~2杯と人参・リンゴジュース1~2杯。(昼)下記のどれか○ネギと七味唐辛子をしっかりふりかけたそば(とろろ、ワカメ、ざる)。○ネギと七味唐辛子をしっかりふりかけた具だくさんのうどん。○タバスコをふりかけたピザやパスタ。○ごはんや弁当ならよくかみ、腹八分以下に。(夕)○アルコールを含め、何を食べても可。 -
徳川秀忠と妻お江
「秀忠さまは、当年おいくつですか」お江は淀殿の顔色をうかがうように訊いた。我ながら(もう負けている)と感じ、みじめな気分になっていた。「十七歳におなりです」(六歳も年下のお相手。ましてこちらは三度目の結婚ときている。なんとまあ……)お江は打ちひしがれて、黙り込んだ──。信長の妹・お市の方の三女・お江は、幼くして父母を殺されるという悲運を味わう。そして23歳のとき、三度目の結婚で家康の三男・秀忠に嫁ぐ。このとき、秀忠が将来二代将軍になるとは、だれもが夢想だにしていなかった。関ヶ原の戦いでの大失態、大御所家康の院政、春日局との確執……数々の苦難を乗り越え、江戸幕府の土台を築いた夫婦の波瀾の生涯を描く力作長篇小説! -
未来を拓く君たちへ
本書のタイトルは、『未来を拓く君たちへ』である。しかし、本書を実際に一度手にとってみていただきたい。本書が、これから実社会に羽ばたこうとする大学生や、実社会で働き始めたばかりの若いビジネスパーソンたちだけではなく、働くすべての人々たちへのメッセージであることがわかるはずだ。著者は本書で、人生を登山にたとえつつ、その頂に登り詰めるまでに、どのような登山をすれば、「悔いの無い人生」「満たされた人生」を送ることができるのかを、詩的な言葉で静かに語りかけている。そして、人生という山の登り方次第で、「香りある人生」を味わうこともでき、老いて悔いることのない、「大いなる人生」をその手に収めることもできるというのだ。本書は、著者の深い思索の中から生まれた三部作『なぜ、働くのか』『仕事の報酬とは何か』『人生の成功とは何か』と、同一の線上にある、「どう生きるか」を真剣に考える手助けとなる作品なのである。 -
[新版]ドラッカーの実践経営哲学
短時間で「世界最高のマネジメント」を習得できる! 世界最高の叡智と言われるドラッカーのマネジメント論。しかしながら、その翻訳本を手にとってみても、「難しそうで、なかなか読む気になれない」「読んでも難解で意味がわからない」という人が多い。そのような人のため、ドラッカーの著作の解説本として本書は書かれた。翻訳書の要点を短時間で読みたいという人のための要約本である。実際の企業事例を紹介しながら、難解と言われる経営理論をやさしく解説している。まさにドラッカー入門書の決定版といえる内容である。忙しいビジネスマンでも、この一冊さえ読めば、ドラッカー通になれる! ドラッカー翻訳の第一人者、上田惇生氏推薦。 -
陵の王
面を着けた旅の男の名は、かつて、その美しさのあまり死を賜ったといわれる者の名とよく似ていた――。 今は昔、蘇合香と名乗る男が街はずれに住んでいた。道に迷い、行き倒れていた青年と出会い、その連れである少年も共に、自宅で一泊させることに。久しぶりの人との会話を楽しむ蘇合香だったが、二人の旅が龍王巡礼と知り、慌てて止める。「蘭陵王」のように殺される、と。蘭陵王とは、「そのあまりの美しさのため皇帝から死を賜った」と囁かれた者の名だった――。気鋭コンビが贈る、ヒストリカル・ファンタジー開幕!!【連載時のカラーページを完全収録!】 -
警視庁異能処理班ミカヅチ
彼らは、事件を解決せず救わず、 ただ「処理」する。 内藤了待望の新シリーズは、 警視庁の底に棲むやつらを描く、 前代未聞の警察×怪異の物語! ☆☆☆ ヤクザに追われ、アルバイト先も失った霊視の青年・安田怜は、 路上で眠っていたところ、サラリーマン風の男に声をかけられる。 曰く 「すこし危険な、でも条件のいい仕事を紹介しよう」 「場所は警視庁本部――」 警視正は首無し幽霊、同僚も捜査一課も癖の強いやつばかり。 彼らは人も怪異も救わない。仕事は、人知れず処理すること――。 桜の代紋いただく警視庁の底の底、彼らはそこにいる。 -
姫騎士様のヒモ
★第28回電撃小説大賞《大賞》受賞作★ 灰と混沌の迷宮都市『灰色の隣人(グレイ・ネイバー)』。 数多のモンスターと財宝を孕むダンジョンの鮮烈な灯りの影には、必ず害虫が潜む。そんな掃き溜めに咲く汚れなき深紅の花が姫騎士・アルウィン。王国再興を志し秘宝を求めるダンジョン攻略の急先鋒――そして彼女に集る元冒険者・マシューは、この街に数いる害虫の一人だ。 仕事もせず喧嘩も弱い腰抜け、もらった小遣いを酒と博打で浪費するクズ、そう人は罵る。 ――しかし、彼の本当の姿を知る者はこの街にはいない。 「お前は俺の飼い主(おひめさま)の害になる――だから殺す」 「おい、てめぇ! ただの腰抜けじゃ……ッ!」 「内緒にしてくれよ。俺たちみたいな害虫が何をしているかなんて、彼女は知らなくていいんだ」 ――彼は自らの手を汚すことを厭わない。 「マシュー、お前は私にとって大切な命綱だ」 「君が必要とする限り、俺はこの手を離さない。言っただろ。俺は君の『ヒモ』だって」 ――全ては姫騎士様のために。 選考会騒然! エンタメノベルの新境地をこじ開ける、衝撃の異世界ノワール! -
密殺処刑人
船橋の外れでひたすら剣を修行する若侍……影山彦十郎のもとへ、八州廻りの大野兵庫が訪れる。若くして直心影流の達人となったが、道場内のいざこざで勘当された彦十郎を、公儀の裏仕事へと誘うためであった。 依頼内容はやくざと内通している裏切り者の役人を、事故に見せかけつつ始末するというもの。思わぬ荒事に緊張しつつも、彦十郎は木刀による絶技で、裏切り者を見事仕留める。 密命を果たした彦十郎は、望みどおり江戸に舞い戻ってくるが、それは同時に、表沙汰にはできぬ役所の制約を飛び越えた悪党退治……裏の処刑人の世界に飛びこむことを意味していた。 数奇な運命を、おのれの豪剣で切り開く若侍の活躍!新シリーズ開幕! -
サレ妻の復讐【単行本版】
【※この作品は話売り「サレ妻の復讐~魔性の刺青~」の第1巻~6巻を収録した単行本版第1巻です。重複購入にご注意ください。】 「私は夫に秘密を持ってしまった」5年間、献身的に義母の介護を続けた香蓮。義母が亡くなり、先の見えない介護生活が終わった…その四十九日に夫の浮気を知る。「離婚はまだできない。せめて一周忌は終わってからでないと、古風で献身的な嫁の鑑を介護が終わった途端に捨てるとか外聞が悪すぎるだろ」そう笑いながら愛人と電話する夫は、介護疲れで老け込んだ香蓮を捨てて若く綺麗な女を選ぼうとしていた。自暴自棄になった香蓮は飛び降り自殺を図るが、とある男に止められる。その男は彫師を名乗り、その脇腹には「香蓮」の名前と同じ美しい蓮の花のタトゥーが彫られていた……。「旦那を地獄に堕としてやれよ…どうせ死ぬならその前に」その日、胸に彫った「秘密」が香蓮の運命を変えていく――。 -
男嫌いな美人姉妹を名前も告げずに助けたら一体どうなる?
男嫌いで有名な同級生の美人姉妹、亜利沙と藍那。ひょんなことから2人に関わることになった隼人は、なぜか彼女たちから”特別扱い”を受けることにーー。予測不能な濃厚ラブコメ、コミックス1巻が登場! -
いのちの食べ方
弟切飛(おとぎり・とび)は中学2年生。同級生とはあまり絡まず、兄と生き別れた日に「ひとつ目の男」が残していった相棒のバックパック「バク」と人知れず会話をしながら日々を過ごしている。 「弟切くんは、よくその鞄としゃべっているでしょう?」 しかし、そんな飛の秘密がクラスメイトの少女・白玉龍子(しらたま・りゅうこ)にバレていたことが発覚。飛の日常が変わり始める中、クラス内で、とある事故が発生する。どうやらその原因は、飛と龍子にしか見えないはずの「人外」にあるようで―― これは、一人の少年が立ち向かう、現実と非日常、「人」と「人外」を巡る冒険。「いのち」が「いのち」を食べる物語。【電子限定!書き下ろし特典つき】 -
虎は龍をまだ喰べない。
とある山中、虎が捕らえた獲物…… それは今やその姿を見かけることが 殆どなくなった一匹の龍だった。 龍の肉は至極の味、その血は全ての傷を癒やし、 心臓を食べれば不老不死となると言われる。 しかし、龍の未成熟な体つきを見て、 虎は食べるのをやめてしまう。 龍と虎、獲物と捕食者の関係。 ふたりを繋ぎとめるのは、狩猟本能? それとも……。 『少年の痕』で熱狂を呼んだ一七八ハチの新作は、ファンタジー異類旅譚! 躍動感あふれる動物たちの姿をご堪能あれ。コミックス2巻は10月刊行予定! -
エリオと電気人形
100年前に始まった人類とAIの戦争は、人類が電気を放棄することで決着した。電気を失った世界に生きる、最後の電気人形・アンジュと電気人形に育てられた人間・エリオの近未来スチームパンク冒険譚――。 -
敬川先輩の怪異否定録 ―とあるネット掲示板の書き込みについて―
ごく普通の男子高校生・赤崎在人は、動画サイトでとあるショート動画を目にする。『四葉ひなというキャラクターを覚えてますか?』というスレッドをまとめたその不気味な動画に興味を持った在人は、オカルトめいた話を集める《怪異蒐集部》なる非公認の部活の存在を知り、一人部長にして先輩の敬川歌を尋ねる。オカルト話に食いつくかと思われた敬川だが、意外にも怪異の類を信じていないらしく、「僕は心霊現象や都市伝説の類を精査し、完膚なきまでに否定するために蒐集している」のだという。在人自身も遊び半分ではあったが、その夜自宅で動画サイトを見ていると、今度は奇妙な動画広告が流れる。それはドライブレコーダーのような主観視点の映像で、見覚えのある道を走り、やがて在人の家の外観を映し出し・・・。インターネットを経由して伝染し、一週間で死に至る呪いに抗え。変人オタク×コミュ強後輩バディが挑むモキュメンタリーホラー! -
逆行した悪役令嬢は、なぜか魔力を失ったので深窓の令嬢になります 聖女アンナの物語
蒼伊完全書き下ろしシナリオで贈る、もう一つの「逆行」の物語、開幕! ド田舎の弱小貴族の娘として生まれるも、 優しい両親の願いで国内随一の名門校「トルソワ魔法学園」に通うことになった男爵令嬢・アンナ。 貴族の縦社会の縮図のような学園で自分の居場所を見失いかけるが、 気高く美しい令嬢・ラシェルと出会ったことで彼女の運命は大きく変わっていく――。 やがて「聖女」となるアンナ視点で描く、もう一つの逆行の物語。 -
Mr.マロウブルー
高校の頃イジメにあって以来“引きこもり”中の蒼井。近所のコンビニが世界の最果て。その原因になった元同級生と再会し「自分の駄目さ」を自覚、自らの命を断とうとしたその瞬間…体が女子高生と入れ替わって…。 -
貴族令嬢。俺にだけなつく
転生した先に待っていたのは貴族たちとの学園生活。裕福で傲慢な貴族の家柄に生まれたけど、あくまで現代人として当然の振る舞いを心がける。そんな立ち振る舞いに貴族令嬢たちは俺に深く信頼を寄せてくれて―― -
乳母の分際で
婚約破棄された転生令嬢が辺境で育児ライフ! 十三人きょうだいの長女だった前世の記憶を持つディアナは、夜会で王太子から婚約破棄を告げられる。ディアナの実家ツェーリンゲン公爵家と王家の間では、半世紀に一度婚姻を結ぶことが定められていたが、こうなっては仕方がない。何事においても冷静なディアナは、自立して生きるために働く道を選ぶ。 職業斡旋所で見つけたのは、魔物が跋扈する辺境にあるライトニンゲン伯爵家での乳母というお役目。貴族たちの噂話が届かない遠い場所で働こうと思っていたディアナには、好条件の仕事だった。伯爵の子どもは三人。みな問題児でトラブルを起こしてばかりのようだが、それも伯爵の妻である子どもたちの母が突然姿を消したことが理由らしい。ディアナはたくさんのきょうだいを育てた前世の経験を生かせると、伯爵家で働くことを即決する。 だが、子どもたちは予想以上に手強く、伯爵は厳格で難しい人物。しかも魔物が荒らすこの地は常に危険と隣り合わせだった。その上、ディアナの周囲で不穏な騒動が起こるが、いつも優しく励ましてくれる伯爵の弟・アトラス卿の笑顔に、ディアナは癒やされるようになって……!? -
アラブの格言(新潮新書)
神、戦争、運命、友情、家族、貧富、そしてサダム・フセインまで――。素早く、簡潔に、かつ深くアラブ世界を理解するには、彼らの世界の格言を知るに限る。「追う者と追われる者は、共に神の名を口にする」「一夜の無政府主義より数百年にわたる圧政の方がましだ」など、古来より伝承され数多ある中から530を厳選。そこに加えられた著者独自の視点、解説によって、鮮明に浮かび上がる「アラブの智恵」とは。 -
シュガーアップル・フェアリーテイル ~銀砂糖師の家~
人間が妖精を使役し、砂糖菓子が幸運をもたらすと信じられている世界──。 特別な砂糖菓子職人・銀砂糖師である少女・アンと戦士妖精であるシャルは、夫婦となり砂糖菓子店を営みながら満ち足りた生活を送っていた。 ところがある日、砂糖林檎収穫の交渉人として駆り出されることなって……? 二人の夢と恋が紡ぐ王道ファンタジー☆新章コミカライズ
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