日中関係史 「政冷経熱」の千五百年

日中関係史 「政冷経熱」の千五百年

ビジネス・実用
880円 (税込)

4pt

3.8

日中の関係は、古来、ほぼ疎遠であった。経済的な交流は盛んでも、相互理解は進まなかった。現代の日中関係を形容する際に「政冷経熱(経済面では交流が盛んなのに、政治的関係は冷淡であること)」と表現されることがあるが、そもそも千五百年間、日中間はずっと政冷経熱であったともいえる。遣唐使とは、少なくとも中国の側からすれば「敗戦国」からの朝貢使節に過ぎず、この時代、日本は東アジアから隔絶していた。江戸時代になると、寺子屋で漢文を庶民に教えるなど「漢語化」の傾向がみられるものの、中国文化を全面的に信頼することはなかった。一方、近代中国が西洋文明を学ぶ際、原文ではなく「和製漢語」を通じてその概念を把握しようとした。ゆえに彼らは西洋文明の本質を理解しなかった。そもそも和製漢語を生んだ日本語と日本に対する理解も、表面的なものに過ぎなかった――。サントリー学芸賞受賞者が、最新の研究成果を踏まえて真摯に綴る一冊。

詳しい情報を見る

  • カテゴリ
    :
    ビジネス・実用
  • ジャンル
    :
    社会・政治 / 国際
  • 出版社
    :
    PHP研究所
  • 掲載誌・レーベル
    :
    PHP新書
  • タイトル
    :
    日中関係史
  • タイトルID
    :
    359068
  • ページ数
    :
    264ページ
  • 電子版発売日
    :
    2016年02月12日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    21MB

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

日中関係史 「政冷経熱」の千五百年 のユーザーレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

    購入済み

    中国を好きな人でも嫌いな人でも日本と中国が多くのものを共有し、あるいはかつて日本が多くのものを中国から学んだことは否定しない。漢字はその最たる例だし、仮名も漢字から派生したものだ。仏教もその起源はインドにあるけれど漢籍仏教を受容した。儒教の中でも特に朱子学は江戸時代には支配的だった。本書を読むとしかしそれでも歴史上大部分の時期において日本と中国は政治的に疎遠だったことが分かる。

    0
    2024年08月23日

    Posted by ブクログ

    日中の歴史を、双方の視点から描いた一冊。

    特筆すべき内容はないものの、極力客観的に分析してた。

    0
    2023年04月02日

    Posted by ブクログ

    古代から日中戦争まで両国はどのような関係にあったのかを辿る。歴史を知ったうえで両国関係を認識する必要がある。

    好き嫌いといった感情論だけで語るべきではない。教養を身につける意味でも良書と思う。

    0
    2017年03月09日

    Posted by ブクログ

    日中関係が難しい局面にある現在において、過去の日中関係を振り返り、中国に対する「完全な認識」を得ようとすることは意義あることであると思われる。その点で、本書は、古代から近代までの日中関係の歴史を大局的に把握できる良書である。ただし、本書ではあえて1920年代以降の日中関係に触れていないので、その部分は他書による補完が必要である。
    本書によると、日本と中国は地理的に近く、要所要所では関係を取り結んでいたものの、基本的にずっと疎遠な関係が続いていた。また、「政冷経熱」という現今の現象は、日中関係の長い歴史に一貫したモチーフにほかならず、政治と経済が噛み合わないのが歴史的な構造だったという。江戸時代以降、「漢語化」ともいえる中国文物の土着化・日本化が起こるが、漢文訓読体により理解することにより、本当の意味で中国を理解することにはならず、かえって脱中国が進んだ(日清戦争以降に日本を学びに来た中国人にも同じ構造がみられる)という指摘が印象に残った。

    0
    2015年11月15日

    Posted by ブクログ

    日本が中国の影響を一番受けたのは江戸時代だというのが驚き。でもまぁそうだろうなと思う。律令制にしたってほんの上っ面だけ真似してすぐに形骸化してしまったし。儒教だってずいぶん前に入ってきたはずなのに江戸時代になるまでは為政者の間にすら広まらなかった。もういいかげん、中国の日本に対する影響を過大視するのはやめたほうがいいのかも。日清戦争前後を記述した部分(李鴻章が国際情勢や日中関係をどう捉えていたか等)がよく書けている。

    0
    2015年11月01日

日中関係史 「政冷経熱」の千五百年 の詳細情報

  • カテゴリ
    :
    ビジネス・実用
  • ジャンル
    :
    社会・政治 / 国際
  • 出版社
    :
    PHP研究所
  • 掲載誌・レーベル
    :
    PHP新書
  • タイトル
    :
    日中関係史
  • タイトルID
    :
    359068
  • ページ数
    :
    264ページ
  • 電子版発売日
    :
    2016年02月12日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    21MB

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

この本をチェックした人は、こんな本もチェックしています

PHP新書 の最新刊

無料で読める 社会・政治

社会・政治 ランキング

岡本隆司 のこれもおすすめ

同じジャンルの本を探す