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Posted by ブクログ
中江藤樹の思想・行動を通じて読者自身の日常社会とのかかわりを考えさせる書き方をしている。
戦国武士達の換骨奪胎をはかるために権力者が指定する学問・林羅山の朱子学。これにより権力者にとって聞き分けのいい武士を育成をすすめた。世渡り術としての学問が盛んになり、その結果士風が低下した。
それに対し、中江藤樹は、儒教の本質である明徳を明らかにすること説き続ける。
権力から離れ、学問で聖人の道を志す「処士」。その処士の集まる理想の里・桃源郷づくりを目指した中江藤樹。
●天子から庶民に至るまで、学を修めれば、必ず聖人の域に到達できる。それにはまず人間としての道を究めること。
●処士とは、他人の世話にならず自分の資産だけで生きていく事ができる立場にありながら、自分の学説を国の外に出て説いて回る人。
●自分の体は先祖から受けたものであり、先祖は天から受けたものなのだ。
●孝とは究極的には太虚に対して愛敬を尽くすことだが、その始まりはまず親に対する愛敬の行いから始まる。
●処士にならなければ真の学問を保つことはできない。聖人に達することはできない。
●学問の目的は、己の明徳を明らかにすること。それが修身・斉家・治国・平天下に通じる。
東洋的成功は己の明徳を明らかにし、聖人となることなのです。
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