宗教消滅 資本主義は宗教と心中する

宗教消滅 資本主義は宗教と心中する

ビジネス・実用
880円 (税込)

4pt

4.3

かつて隆盛を誇った新興宗教は、入信者を減らし、衰退の一途をたどっている。
著者は、毎年恒例のPL学園の花火が「地味に」なっていることから、日本の新興宗教の衰退を察知。
日本の新興宗教の衰退は、なにを意味するのか――。

本書は、世界と日本の宗教が衰退している現象を読み解きながら、
それを経済・資本主義とからめて宗教の未来を予測する。

共同体を解体しつくした資本主義は、宗教さえも解体し、どこへ行きつくか。
拠り所をなくした人はどうなっていくのか。
ポスト資本主義の社会を「宗教」から読み解く野心的な1冊。

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宗教消滅 資本主義は宗教と心中する のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    宗教、教団の発展と衰退には経済成長や社会のあり方が関係していることがよくわかった。人が信じるものだから、知り合いを作りたいという気持ちで宗教と繋がり、人間関係の煩しさから解消に至る、人が信じるものを否定するから宗教対立が起こるんだろうなぁ。

    0
    2025年08月19日

    Posted by ブクログ

    宗教学者の島田裕巳が、宗教の衰退を分析する一冊。

    現在、日本の宗教は衰退しているらしいが、これは日本に限らず世界的な傾向であり、同時に現世利益的な宗教が台頭してることがよくわかった。

    0
    2019年04月07日

    Posted by ブクログ

    昭和まで、地域や集落、企業や家族といった共同体に基盤をおいていた時代だった。資本主義によってその共同体は緩やかに解体されつつ、良い意味でも悪い意味でも、個の時代という自由に向かっている。

    繋がりをどう再定義するか、が、今後のテーマ。個性=タレント性ではない、というのが発見だった。

    0
    2019年04月03日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

     好著です。
     「資本主義の終焉と歴史の危機」という本で我々が当たり前、と思っている資本主義は(特に日本で)すでに終焉し、次のパラダイムを探している、という指摘がされました。
     それを全く別の角度、「宗教」という切り口で見ると新しい世界感が浮かび上がります。
     宗教的には日本は無神論者が多く、多神教ということもあり他の国とは違う、という分析がされてきました。しかし…日本を含め各国「共通に」、
     『経済成長期に宗教(特に新宗教、キリスト教に置ける福音主義など)は勢いを伸ばす」
     「低成長期に入ると宗教は停滞・衰退していく」
     と主張します。
     日本において神は神社にいる。神と日常的に接点を持とうとするとミニ神社である神棚をおいて手を合わせるしかない。
     それに対してキリスト教、イスラム教の神は常に人と在る。したがって、経済理論にも「みえざる神の手」などの存在を仮定する。
     最後、あまり掘り下げられないで終わった論点ですが、(資本主義は終わったとは言え)資本主義には人が必要であり、宗教が存在する余地が生まれる。これがロボット化がすすみ経済に人が必要なくなった時、宗教もなくなるのか。
     日本の高度成長期、地方から都市部にでてきた人々をうけいれ、ふれあいの場を提供し、愚痴や相談できる環境を提供したのが創価学会をはじめとする新宗教だった。いまではその役割を終え、各団体とも老齢化が進んでいるという分析はなるほど、と思いました。

     

    0
    2016年03月15日

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