池上正樹の作品一覧
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2019/12/20更新
ユーザーレビュー
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序章から何とも例えようがないずしりと鈍く重い気持ちになりました。
当事者である柴田さんの
「いっそのこと、絡み合った問題の糸を、全部燃やしてやった方が早いのではないか」
という言葉の背景を想像すると、同年代だからなのか、共感する部分もあるからか、どうしても他人事には思えませんでした。
その後の章で...続きを読むPosted by ブクログ -
「体裁は整っているように見えるのに、何か大事なものが欠けている」
この新書は、この一文から始まります。
私は何か日本社会の本質を描き出した一文だと思います。
ひきこもってしまう原因は、十人十色です。社会や組織から理不尽な仕打ちを受けて、
自分に存在価値を見つけられず、ひきこもってしまう。体調や精神...続きを読むPosted by ブクログ -
四十歳以上の、公的支援を受けられないひきこもりは推定100万人以上、という衝撃的な予測で始められた本書は、高齢化していくひきこもりの現状について、その分析と、いま現在取られている対策とを広く紹介したものである。
最新の内容を含んだ新書であり、この本は早く読んだ方がいい。情報は古くなればなっただけ...続きを読むPosted by ブクログ -
80代の親と50代のひきこもり子を扱った本。
親の遺体と暮らしたり監禁されたりと様々なケースが紹介されている。
一番惨いのは年齢により救いの声を封殺した行政と思われる。「9060問題」に移っているのも考えさせられる。
東京都も重い腰を上げたようだが2020年コロナ禍によりまた事態は変わるような気がす...続きを読むPosted by ブクログ -
努力しても駄目な理不尽な目にある社会的孤立者たちのルポタージュ。
淡々と生を絶つ事となった柴田さん。文面や会の条件付けなどから察するに自分で言うほど不真面目な人間ではなかったと思われる。父親のアルコール依存と母親の風見鶏的態度も影響大なのであろう。自己責任という言葉を嫌いつつ自己責任で死を選ぶ状況を...続きを読むPosted by ブクログ