作品一覧

  • ルポ「8050問題」 高齢親子〝ひきこもり死〟の現場から

    ルポ「8050問題」 高齢親子〝ひきこもり死〟の現場から

    ビジネス・実用

    3.5
    1巻924円 (税込)
    80歳の親が収入のない50歳の子どもを支えている「8050問題」。親が死ぬと、子どもも死んでしまうケースが多発。長期高年齢化するひきこもり当事者たちの現状を徹底リポートする。
  • ひきこもる女性たち

    ひきこもる女性たち

    ビジネス・実用

    3.6
    1巻913円 (税込)
    ひきこもるのは男だけじゃない。 社会に消された、ひきこもる女性たちのリアル。 日本の大問題として根付き、一向に解決の糸口が見えない「ひきこもり」問題。 2010年に内閣府が発表した「ひきこもり実態調査」では、その調査における「ひきこもり」の定義に該当する 約70万人のうち男性と女性の比率が 7:3だったということから、男性が圧倒的な数に上る。 けれども、その裏で 肩身の狭い思いをし、声を上げたくても上げることのできない女性たちが数多くいることを知っているだろうか。 その中には、そもそも社会から「ひきこもり」 と認知されていない人々もいるのだ。
  • 下流中年 一億総貧困化の行方

    下流中年 一億総貧困化の行方

    ビジネス・実用

    3.0
    1巻880円 (税込)
    ◆介護離職、非正規スパイラル、引きこもり、ワーキングプア……他人ごとではない中年のリアルな危機! ◆巻頭対談:雨宮処凛氏×萱野稔人氏 『「生きづらさ」について』から8年、「生きづらさ」はどう変わったか ◆「ロスジェネ世代」はどこに行ったのか? 団塊ジュニア世代(71年~74年生まれを中心に前後数年の間に生まれた世代)は、 就職氷河期と重なり、「ロスジェネ」と呼ばれたが、彼らは今や40歳を超える中年となった。 「中年フリーター:氷河期の非正社員ら、歯止めかからず273万人に」というニュースが流れたが、 まさに彼らが非正規労働を続けざるを得ず、新たな問題となっている。 ◆人は、どのようにして社会のレールから転落するのか。 また、這い上がるためのスキルとは、どのようなものなのか ◆いまは社会に関わりを持てている“働き盛りの”中年世代であっても、 突然、転落するかもしれないリスクは誰もが持っている。 それどころか、真面目で、他人の痛みを理解できる優しい人ほど“社会のレール”から外れやすく、 抜けられなくなることが多い。 1日に10時間以上働いても、月に10万円余りにしかならない実態にあえいでいる働き盛りの世代も多い。 職場で苦しみ孤立する人がいても、かつての会社が家族のように守ってくれた終身雇用の時代と違い、 激しい商品開発競争の中で、上司も同僚も自分のノルマに追われる。 職場で我慢していても支援などの相談窓口へ行っても、気合論や精神論ばかり説かれて、 「しんどい」などと弱音を見せると、精神科への受診を勧められる。 若年者や高齢者と違って、働き盛りとみなされる中高年世代には、 セーフティーネットがほとんど用意されていないことも、 こうした“地獄”からいつまでも抜けられなくなる要因にもなっている。
  • 大人のひきこもり 本当は「外に出る理由」を探している人たち

    大人のひきこもり 本当は「外に出る理由」を探している人たち

    ビジネス・実用

    3.7
    1巻880円 (税込)
    セーフティネットの狭間で置き去りにされた40歳以上は推定100万人! このままでは「老後破産」者が激増してしまう。ところが、どうすればいいのか、わからない。ハローワークを訪ねても同じ求人がグルグル回る「カラ求人」や、非現実的な「神様スペック」を求める企業が少なくない。いつの間にか時間が過ぎ去り、やがて家族ごと地域に埋没する―。ひきこもりが「長期化」「潜在化」する背景と、新たな取り組みを探った。(講談社現代新書)
  • ルポ ひきこもり未満 レールから外れた人たち

    ルポ ひきこもり未満 レールから外れた人たち

    ビジネス・実用

    3.8
    1巻847円 (税込)
    派遣業務の雇い止め、両親の多重債務、高学歴が仇となった就職活動、親の支配欲…。年齢も立場も、きっかけも様々な彼らに共通するのは、社会から隔絶されて行き場を失ってしまった現状である。たまたま不幸だったから? 性格がそうさせているから? 否。決して他人事ではない「社会的孤立者」たちの状況を、寄り添いながら詳細にリポート。現代社会の宿痾を暴き出し、解決の道筋を探る。制度と人間関係のはざまで苦しむ彼らの切実な声に、私たちはどう向き合うことができるのか…。 【目次】序章/第一章 誰か見つけて/第二章 親子の高年齢化/第三章 毒親・ロスジェネ世代の就職難/第四章 機能不全家族/第五章 高学歴女子の転落/第六章 Uターン転職/第七章 支援とブラック企業/第八章 社会への道のり/第九章 自らの意思で出会いが選べる/第一〇章 あとがきに添えて~命を絶った柴田さんのこと
  • 痴漢「冤罪裁判」(小学館文庫)

    痴漢「冤罪裁判」(小学館文庫)

    ビジネス・実用

    3.7
    1巻517円 (税込)
    【ご注意】※お使いの端末によっては、一部読みづらい場合がございます。お手持ちの端末で立ち読みファイルをご確認いただくことをお勧めします。 もし、あなたが痴漢に間違われたらどうしますか?痴漢撲滅キャンペーンの1996年頃から痴漢犯の摘発が急増。だが、中には示談金目当ての悪質な女性や、誤認逮捕も増えている。痴漢冤罪に巻き込まれたら、膨大な裁判負担、信用失堕、さらに解雇の可能性も…。男性にとって、まさに人生を揺るがす大打撃なのである。本書は、実際に痴漢冤罪に巻き込まれた男性たちを取材し、当時の状況、裁判の過程をはじめ、無実の被害者と家族の苦悩と戦いの日々を追う。「痴漢に間違われないためのアドバイス」も掲載。サラリーマン必読の書。
  • 増加する大人の発達障害 職場はどう向き合うか

    増加する大人の発達障害 職場はどう向き合うか

    ビジネス・実用

    4.0
    1巻220円 (税込)
    職場の“トラブルメーカー”“困った人”は、もしかすると発達障害かもしれない。 生まれつき脳機能の障害がありながら、大人になるまで見過ごされてきた「大人の発達障害」が今、深刻な問題になっている。 職場や家庭では、どう対処していけばいいのか。 『週刊ダイヤモンド』(2014年9月27日号)の第2特集を電子化したものです。 雑誌のほかのコンテンツは含まれません。
  • 「職場の発達障害」最新事情

    「職場の発達障害」最新事情

    ビジネス・実用

    -
    1巻165円 (税込)
    発達障害はかなり認知されてきている。 「大人の発達障害」もそれなりに知られるようになった。 だが、まだまだ誤解も多い。 職場でそんな「大人の発達障害」とどう付き合っていけばいいのか。 『週刊ダイヤモンド』(2018年3月10日号)の第2特集を電子化したものです。 雑誌のほかのコンテンツは含まれません。 *本誌の電子版も販売しています(最新号は毎週月曜日配信)。 詳しくは「週刊ダイヤモンド」で検索ください。

ユーザーレビュー

  • 大人のひきこもり 本当は「外に出る理由」を探している人たち

    Posted by ブクログ

    375

    池上正樹
    (いけがみ・まさき)1962年、神奈川県生まれ。大学卒業後、通信社勤務を経て、フリーのジャーナリストに。おもな著書に『ダメダメな人生を変えたいM君と生活保護』(ポプラ新書)、『ドキュメントひきこもり』(宝島社新書)、『痴漢「冤罪裁判」』(小学館文庫)、『ふたたび、ここから 東日本大震災・石巻の人たちの50日間』(ポプラ社)、共著書に『石巻市立大川小学校「事故検証委員会」を検証する』(同)がある。現在、ダイヤモンド・オンラインにて「「引きこもり」するオトナたち」を連載中。

    大人のひきこもり 本当は「外に出る理由」を探している人たち (講談社現代新書)
    by 池上正樹
    「ひきこもり」という言葉の響きには、さまざまなイメージがまとわりついている。  いまだに「裕福な家庭だから」とか「怠けている」「親が甘やかしている」などといった誤解や偏見が根強く残る一方、「働きたくないから」と仕事をしないで友人と遊び歩いている人や、治療が必要な非ひきこもりタイプの人格障害が疑われる人まで含めてしまう見方もある。

    ひきこもる当事者たちの多くは、本当は仕事をしたいと思っている。社会とつながりたい、自立したいとも思っている。しかし、長い沈黙の期間、空白の履歴を経て、どうすれば仕事に就けるのか、どうすれば社会に出られるのか、どのように自立すればいいのかがわからず誰にも相談できないまま、一人思い悩む。  中には、何とか現状を打破しなければいけないと思っているのに、仕事などに行こうとすると、身体が動かなくなったり、おかしくなったり、痛くなったりするなど、 傍目 からはわからない問題を内に抱えていて、社会に出ることができない人たちも少なくない。

    そして、ひきこもりの中核にいる人たちは、一般の人が気づかないようなことでも全身で感じ取れるくらい、感性が研ぎ澄まされている。だから、他人を気遣うあまり、人一倍疲れやすい。  そうした周りの空気を読め過ぎてしまうくらい心やさしい感性の持ち主だからこそ、ひきこもってしまうのだ。逆に言うと、他人を傷つけたり迷惑をかけたりすることも厭わないくらいモノを言える無神経なタイプであれば、ひきこもりにはならないし、なれないともいえる。

    また、島根県が二〇一四年三月に公表した「ひきこもり等に関する実態調査報告書」によると、地域の中でひきこもっている人の年齢は、四〇歳代が最も多いことがわかった。しかも、ひきこもっている人のうち、四〇歳以上の中高年層の比率はなんと半数を超えて五三%にも上り、本人とその親の年代は、ますます高齢化が進んでいるという現実が明らかになったのだ。

    「昨年、山形県が行った調査結果を見たら、ひきこもる人の中高年の割合が、半数近くを占めていることを知りました。四〇代、五〇代の方は、ひきこもり状態にあっても放置されていることが多く、生活保護予備軍にもなる。山形県と同じような形で年齢の上限を設けずに調査して、実態を探る必要がありました」

    男性の割合が七一%で、女性の二四%に比べて三倍近くに上った。男性のほうが外からのプレッシャーで顕在化しやすいのは、全国的な傾向でもある。  家族構成については、ほとんどが家族と同居。複数回答で聞いたところ、「母」「父」「兄弟姉妹」「祖母」「祖父」の順に多かった。一方で、孤立が懸念される「ひとり暮らし」も約一五%いた。

    〈他人に頼るべきではないという風潮が、この結果を招いている〉といったツイートも紹介されていた。第二章でも詳しく触れるが、自己責任論が声高に叫ばれる昨今、他者に迷惑をかけてはいけないという規範性の中で、気のやさしい人たちがいつのまにか社会の隅に追いやられている。それゆえに、〈世間こそが鬼です〉というツイートには胸が痛くなる。〈家にいるのは結果でしかない。ある程度は他者の手が必要。根性論を捨てれば多くの人を「救済」できる〉というツイートも見られた。このような価値観が、これからの社会には求められているのである。

    〈私もうつ病で、ひきこもっています。主婦です。長男が、やはりひきこもりです。高校に行けず、3月に中退予定です。中卒で、病気で、この先どうなってしまうのだろうという不安でいっぱいです〉  そう明かすHさんは一五年ほど前、職場でのパワハラが原因でうつを発病し、ずっとひきこもっているという。

    そんなHさんは、いまの若い世代に対して、進学校から一流大学、一流企業へと進めるくらい勉強ができれば、人生は安泰だと感じられた自分たち四〇歳代の価値観を押し付けてはいけないと考えている。たとえその〝コース〟から外れようとも、いまの時代、就職できるだけでも立派なものだと評価する。

    いまの社会の不幸は、誰もが、何が幸せかわからなくなっていることに起因しているのではないでしょうか。お金や物質的には、ほとんどの家計が苦しくなっていると思います。総中流時代から、総下流時代になっているように感じています。希望が見えない時代では、うつ・ひきこもり・自殺は、増える一方なのではないでしょうか〉

    筆者の印象では、ひきこもり状態にある人たちの三分の二くらいは、就職の失敗や、再就職できなくなるなどの理由から、〝空白期間〟を続ける人たちだ。

    「私は、履歴書の資格の欄が立派に埋まるんです。ところが、ほとんどの資格は、自分で開業している人か、企業で必要に迫られて取得した人以外、まったく役に立ちません。にもかかわらず、資格の学校はその必要性を盛んに煽ります。社団法人や財団法人、NPOなどが、ものすごい数の資格を作っている。でも、資格を取っても、就職活動にプラスになるわけではありません。資格に幻想を持っている人がいますけど、公認会計士が早期退職を迫られたり、生活保護を受けている弁護士もいたりするのが現状です」

    「日本人って、誰かから相談をされたり、誰かの困りごとが自分に降りかかってきたりすると、家族でも『迷惑をかけるな』っていう風潮がありますよね」 「迷惑」という言葉のもつ響きには、日本独特の文化や美徳に根ざした意識が影響しているのだろう。しかし、そのことがかえって、コミュニケーションの大きな阻害要因になっていると横山さんは言う。

    そもそも、電気やガスが止まった家庭には、見回りに行かなければいけないと指摘するのは、都内で発達障害などの当事者による「ネッコカフェ」を運営し、自らも当事者である金子磨矢子さん。 「ライフラインの会社は、ただ止めるだけでなく、確認する必要がある。とくに水道は最後に止まる。水がなくなったら、人は死にます。生活保護の窓口担当者も、一度相談に来た人には、気をつけなければいけない。ただ、追い返すだけではダメです。Nさんはちょうど(生活保護) バッシングが激しくなっていた影響で窓口に行けなくなったのか。前に窓口に相談に行ったとき二度と来たくないと思ったのか。三一歳で、本当に気の毒です」

     神奈川県に住む四〇代男性Qさんは、トータルで一五年ほどひきこもり状態にあった。 「子どもの頃から、ずっと私は(世の中の) 対象外でした。高校へ進学してしまうと義務教育ではなくなり、当時はサポートやケアがなかったんです。二〇代の段階で、どこに相談していいかわからず、四〇代になったいまもまた、公的な支援対象から外れ、最後の生活保護も受けられそうもない。常に、はじかれてきたんです」

    中学時代に発症した「神経症」で通学が困難となり、高校を一年で退学。その後、六年間ひきこもった。 「私がひきこもった頃はバブル期だったため、親もそれなりに羽振りは良かったようです。経済的なサポートは、十分受けています。ひきこもった最初の一年くらいは、ある病院の相談機関に通っています。しかし〝この先どうしたら〟という悩みに対して、誰も導いてはくれませんでした」  自力で動こうとしては空回りの繰り返し。次第に両親からは放置状態となり、六年もの時間を棒に振った。

    「私の両親は、一言でいえば幼稚な人たちでした。社会というものに対し、高をくくったようないい加減さがありました。教育にも熱心ではなく、私にとってはあてにならない身近な大人でした」 「父親は、決して社会的地位の高い人間ではありませんでした。性格は陰湿なのですが、極度のええ格好しいでもあったため、理想と現実が嚙み合わず、常にイライラしていました。酒癖も悪く、何時間も母親に絡むさまに辟易したものです」

    私は家族がとある新興宗教の熱心な信者という家庭で育ち、その宗教の学校に通って、宗教の考え方にがちがちに染められてきました。  自分のアイデンティティが確立する頃に、宗教に対して違和感を覚えましたが、その宗教を否定することは、他者から自分を否定されることを覚悟しなくてはなりません。私の周囲は、この宗教に対して万歳という人ばかりで、否定でもしようものなら全方位から糾弾されますから、違和感を覚える自分自身を否定しなくてはならない状況でした。  大学生の時に、その宗教とは無関係の大学に入り、一人暮らしをし、周りが宗教の信者だらけという状況からは脱することができました。それでも、生き辛いという感覚は抜け落ちることがありませんし、今でもその感覚をもてあましながらもがいているように思います〉

    〈「安全基地」を体験してこなかったことに、原因があるのかもしれません。ただ、思うのは、ひきこもりである方の多くは本当に信頼の置ける相手、安心できる相手を持っていないように思います。そんな相手を作るのは、ひきこもりを経験されていない方でも難しいでしょうが、安心と安全が保障される場所というのが本当にないのです。

    「元気な人でさえ、なかなか社会や人とつながりをつくっていけない時代なのに、人間関係がもともと苦手な人で、一旦社会から離脱した人がもう一度社会に戻るには、大きな壁がある。消えた高齢者の話も、人がつながっていけないところでは、同じだと思いますね」

    どこにも行き場がない。純粋な「ひきこもり」関係の家族会のようなものに参加したい。でも、どこに相談したらいいのかわからない──。そんな声が毎日、筆者のもとには数多く寄せられてくる。 「自分の住む近隣に、同じような悩みを共有できる空間があったらいいのに」  しかし、地域の中で孤立している「ひきこもり」の人たちやその家族が、個々の意向に添うような集まりを探そうと思っても、なかなか情報すらないのが現実だ。そんな彼らに手を差し伸べようとする民間の支援者の側は、個別に正面から向き合って選択肢を提示し、長くサポートし続けようとすれば資金面が厳しくなり、なかなか採算が合わないといわれている。そんな支援の動きの中にも、少しずつだが、新たな模索も始まっている。

    ひきこもるにしても、お金は必要だ。株は五〇〇円くらいから始められる。投資はスタイルや性格を踏まえて合うものを選ぶ。時間があることを前提に、投資を通じて社会、経済を学べることにつながる。無理のない範囲内の投資なら、部屋にいながら世の中とつながることができる。詐欺もあるので、こういう怪しい手口については要注意という紹介もあったという。

    0
    2024年07月01日
  • ルポ ひきこもり未満 レールから外れた人たち

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    序章から何とも例えようがないずしりと鈍く重い気持ちになりました。
    当事者である柴田さんの
    「いっそのこと、絡み合った問題の糸を、全部燃やしてやった方が早いのではないか」
    という言葉の背景を想像すると、同年代だからなのか、共感する部分もあるからか、どうしても他人事には思えませんでした。

    その後の章でも様々な理由・環境で”ひきこもり(未満)”の状況にある方々が出てきて、中には警備員になられた高橋さんのような理想的なステップを踏んでいかれる話もありましたが、やはり再び最終章で紹介された柴田さんの話が序章とあわせて印象に強く残りました。

    最終章では柴田さんから筆者の池上さんに送られたメールが時系列で紹介され、折々のアクションについても書かれていましたが、個人的には最初の会合の開催をきっかけに少しずつナーバスになられていっているように感じました。
    柴田さんの思うような条件で会合が開催され、理想の形でできていたら、もしかしたらもう少し生きていらしたのか?
    そんな想いもふと抱きました。
    同時に冒頭の「問題の糸を全部燃やす」という言葉を発した時には、もしかしたらそれはそこまでの本気ではなかったのではないかとも感じました。
    勝手な推測ですが、9カ月のロスタイムは生きる糧になる物事への希望が少なからずあったからではないのかなと。

    とりあえずは読み終わった直後の感想を思ったままに。
    もっと頭を整理してまとめておきたい考えや感想もあるけど…。

    0
    2019年05月09日
  • 大人のひきこもり 本当は「外に出る理由」を探している人たち

    Posted by ブクログ

    「体裁は整っているように見えるのに、何か大事なものが欠けている」
    この新書は、この一文から始まります。
    私は何か日本社会の本質を描き出した一文だと思います。

    ひきこもってしまう原因は、十人十色です。社会や組織から理不尽な仕打ちを受けて、
    自分に存在価値を見つけられず、ひきこもってしまう。体調や精神に不調をきたして、
    ひきこもってしまう。一概に、これが、ひきこもりになる原因とはいえません。

    また引用すると、「周りの空気を読みすぎてしまうくらい心やさしい感性の持ち主だからこそ、ひきこもってしまうのだ」。
    やさしい人が、ひきこもってしまうなんて、なんだか矛盾しています。
    やさしい人だからこそ、社会で活躍してほしい。
    しかし、本当にやさしい人は、今の社会では、この凄く生きにくい、これは真実だと思います。

    少なくない人が日本社会や組織に違和感を感じていると思います。
    異常な社会と言った方がいいかもしれません。
    何が異常かは、うまく表現できませんが、冒頭の一文を考慮して表現すると、
    日本社会は、ものすごく便利な社会ですが、人が生活をする上で極めて困難になっている。
    普通は便利になると生活が快適になるはずですが、それは表面的な
    便利さで、人が元気に幸福でいられる要素を奪っていっているように思えます。
    ここ十数年でしょうか、もの凄い勢いで、社会が変化して、大事な何かを失ったのかもしれません。
    その失ったものは、おそらく人が生きていく上で絶対に必要な
    何かだと思います。共感、優しさ、助け合い、、、なかなか表現できません。

    日本社会はどんどん便利な社会になっていますが、心に余裕がなく、競争が激烈で、
    何でも成果を求められ、人と人が、助け合うことが、なかなか難しい社会になっています。

    経済成長が明らかに行き詰って、労働人口が絶対的に減っているのに、
    GDPを増やせと言っている時代です。1人当たりの労働生産性を上げれば、大丈夫!
    個人にもっと付加価値をつけろ!、、、社会からの要請は、いつも現実とかけ離れています。
    そのしわ寄せは、あらゆる所に及んでいます。

    私は今は、組織人として働いていますが、いつクビになり、放り出されるかわかりません。
    日本社会は一度、社会との結びつきが途切れると、復活するのが困難な社会です。
    間違いなく、私は「大人のひきこもり予備軍」です。私の周囲には、ひきこもっている友人は、
    結構います。どの友人も、優しくいい奴です。みんな一生懸命、働きたい、でも、ひきこもってしまう。
    自分に、できる事といえば、相手の話に耳を傾けることぐらいです。

    今は、利益を出せる人間とそうではない人間とに、社会が振り分けているような感じがします。
    誰も好き好んで、ひきこもりになったりしません。
    そうせざるを得ない理由があったからです(本書にも、具体的な事例が書かれています)。
    その理由をしっかり受け止めてくれる機関や人は、なかなか存在しません。人は自信’がなくなると、
    行動することが億劫になりますし、今の自分を客観的に振り返り、再度、行動するのは、かなり困難です。

    嘆いても仕方ないですが、嘆かずにはいられない状況です。

    0
    2018年03月10日
  • 大人のひきこもり 本当は「外に出る理由」を探している人たち

    Posted by ブクログ

     四十歳以上の、公的支援を受けられないひきこもりは推定100万人以上、という衝撃的な予測で始められた本書は、高齢化していくひきこもりの現状について、その分析と、いま現在取られている対策とを広く紹介したものである。
     最新の内容を含んだ新書であり、この本は早く読んだ方がいい。情報は古くなればなっただけ価値を失う。これだけの内容が古びてしまうのは、それだけで大変惜しいものだ。
     個別事例も多く含まれているため、古びてからも読む価値がない内容ではないのだが、ひきこもり対策の現状について現場の動きが読めるのは、大変価値ある内容である。

     個人的には、大変心を揺り動かされた一冊だった。現状の苦しさ、難しさを改めて見せつけられ、解決されない問題について、考えさせられる。
     新書とはこうしたものであるべきだろう。なんの衒いもなく、星五つである。

    0
    2015年02月10日
  • 痴漢「冤罪裁判」(小学館文庫)

    Posted by ブクログ

    痴漢冤罪裁判
    何もしてない男がある日、痴漢の犯人にされる
    これは誰にでも起こりえることかもしれません
    被害女性に指摘され、何もしてないから話せば
    わかるかと駅長室へ向かうがそれが命取り・・・
    それにしてもひどいのは警察
    男の言い分は何も聞いてくれない
    挙句に罪を認めれば罰金で楽になれるよって
    あと裁判官もひどいです
    女の不安定な言い分を鵜呑みにして有罪判決
    でもあきらめない男はついに逆転無罪に
    でもそこまでにいったいどれくらいの月日を
    費やされたことか・・・
    痴漢冤罪は調べる警察、裁く裁判のひどさに
    あきれて何も言えないです
    こんなにひどいのかと
    お願いですから警察のかた、ちゃんと仕事してください
    裁判官のかた、ちゃんと仕事してください
    そして本当の痴漢犯を捕まえて裁いてください

    0
    2026年02月13日

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