感情タグBEST3
Posted by ブクログ 2019年05月09日
序章から何とも例えようがないずしりと鈍く重い気持ちになりました。
当事者である柴田さんの
「いっそのこと、絡み合った問題の糸を、全部燃やしてやった方が早いのではないか」
という言葉の背景を想像すると、同年代だからなのか、共感する部分もあるからか、どうしても他人事には思えませんでした。
その後の章で...続きを読むも様々な理由・環境で”ひきこもり(未満)”の状況にある方々が出てきて、中には警備員になられた高橋さんのような理想的なステップを踏んでいかれる話もありましたが、やはり再び最終章で紹介された柴田さんの話が序章とあわせて印象に強く残りました。
最終章では柴田さんから筆者の池上さんに送られたメールが時系列で紹介され、折々のアクションについても書かれていましたが、個人的には最初の会合の開催をきっかけに少しずつナーバスになられていっているように感じました。
柴田さんの思うような条件で会合が開催され、理想の形でできていたら、もしかしたらもう少し生きていらしたのか?
そんな想いもふと抱きました。
同時に冒頭の「問題の糸を全部燃やす」という言葉を発した時には、もしかしたらそれはそこまでの本気ではなかったのではないかとも感じました。
勝手な推測ですが、9カ月のロスタイムは生きる糧になる物事への希望が少なからずあったからではないのかなと。
とりあえずは読み終わった直後の感想を思ったままに。
もっと頭を整理してまとめておきたい考えや感想もあるけど…。
Posted by ブクログ 2020年09月06日
努力しても駄目な理不尽な目にある社会的孤立者たちのルポタージュ。
淡々と生を絶つ事となった柴田さん。文面や会の条件付けなどから察するに自分で言うほど不真面目な人間ではなかったと思われる。父親のアルコール依存と母親の風見鶏的態度も影響大なのであろう。自己責任という言葉を嫌いつつ自己責任で死を選ぶ状況を...続きを読む看過してよいものなのか考えさせれられる。
Posted by ブクログ 2019年01月17日
読むと胸が痛くなるほどよく取材している。確かに、どの年代でもサポートとフォローが必要。その描かれている社会が良いか、悪いかを見極めるには「お金持ちと権限やパワーを持っている人」をどう接するかではなく、「一番弱い人」(どんな年齢、民族、環境等)をどう接するかが重要ですね。「一番サポートを必要としている...続きを読む」人を切り捨ているように無視するのであれば、その社会には明るい未来が訪れるはずがない。
Posted by ブクログ 2021年06月21日
自殺した引きこもりの人の考えることはよく分かりませんでしたな…筆者に大分長文のメールが多々送られてきているようでしたが…社畜死ね!!
ヽ(・ω・)/ズコー
↑まあ、そんな意味不明なメールを送る輩だからこそ自殺を図ったのでしょう! 人間、そんな簡単に自ら死ねませんて…社畜死ね!!
ヽ(・ω・)...続きを読む/ズコー
引きこもりの人ってなぜだか親が教師やら公務員やらの人が多いみたいですね…因果関係を調べてみるのもまた、楽しそうではありますね…フフ…。
んー、特に感じ入るところは無かったと言いますか…自殺した引きこもりの人はダメですけれども、中にはきちんと更生(?)し、社会復帰を果たした若者などもいて、そうした人は応援したくなりますな…なんでも次は彼女が欲しい、との願望が沸いてきたそうで、婚活までしているのだそうな!
なんというアグレッシブさ…そうした部分を兼ね備えているのなら、彼女も自然とできそうですけれどもねぇ…
さようなら…。
ヽ(・ω・)/ズコー