池上正樹のレビュー一覧
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池上正樹
(いけがみ・まさき)1962年、神奈川県生まれ。大学卒業後、通信社勤務を経て、フリーのジャーナリストに。おもな著書に『ダメダメな人生を変えたいM君と生活保護』(ポプラ新書)、『ドキュメントひきこもり』(宝島社新書)、『痴漢「冤罪裁判」』(小学館文庫)、『ふたたび、ここから 東日本大震災・石巻の人たちの50日間』(ポプラ社)、共著書に『石巻市立大川小学校「事故検証委員会」を検証する』(同)がある。現在、ダイヤモンド・オンラインにて「「引きこもり」するオトナたち」を連載中。
大人のひきこもり 本当は「外に出る理由」を探している人たち (講談社現代新書)
by 池上正樹
「ひき -
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ネタバレ序章から何とも例えようがないずしりと鈍く重い気持ちになりました。
当事者である柴田さんの
「いっそのこと、絡み合った問題の糸を、全部燃やしてやった方が早いのではないか」
という言葉の背景を想像すると、同年代だからなのか、共感する部分もあるからか、どうしても他人事には思えませんでした。
その後の章でも様々な理由・環境で”ひきこもり(未満)”の状況にある方々が出てきて、中には警備員になられた高橋さんのような理想的なステップを踏んでいかれる話もありましたが、やはり再び最終章で紹介された柴田さんの話が序章とあわせて印象に強く残りました。
最終章では柴田さんから筆者の池上さんに送られたメールが時系列 -
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「体裁は整っているように見えるのに、何か大事なものが欠けている」
この新書は、この一文から始まります。
私は何か日本社会の本質を描き出した一文だと思います。
ひきこもってしまう原因は、十人十色です。社会や組織から理不尽な仕打ちを受けて、
自分に存在価値を見つけられず、ひきこもってしまう。体調や精神に不調をきたして、
ひきこもってしまう。一概に、これが、ひきこもりになる原因とはいえません。
また引用すると、「周りの空気を読みすぎてしまうくらい心やさしい感性の持ち主だからこそ、ひきこもってしまうのだ」。
やさしい人が、ひきこもってしまうなんて、なんだか矛盾しています。
やさしい人だからこそ、社 -
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四十歳以上の、公的支援を受けられないひきこもりは推定100万人以上、という衝撃的な予測で始められた本書は、高齢化していくひきこもりの現状について、その分析と、いま現在取られている対策とを広く紹介したものである。
最新の内容を含んだ新書であり、この本は早く読んだ方がいい。情報は古くなればなっただけ価値を失う。これだけの内容が古びてしまうのは、それだけで大変惜しいものだ。
個別事例も多く含まれているため、古びてからも読む価値がない内容ではないのだが、ひきこもり対策の現状について現場の動きが読めるのは、大変価値ある内容である。
個人的には、大変心を揺り動かされた一冊だった。現状の苦しさ、難 -
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引きこもりについて取材を続けるフリージャーナリスト池上正樹さんの女性の引きこもりについて書かれた本。
引きこもりと聞くと中年男性を想像しがちだが、女性の数も多い。性被害のPTSDを抱えている人や夫からの経済的心理的DV等女性ならではのケースもあること。引きこもりをサポートする場にたどり着いても男性が7割を占めており居場所を作るのが難しいこと等、知らない事が多く書かれていて興味深く読み進める事ができた。
実際のケースを見ても引きこもりの状態になってからの出発はハードルが高いなと思う反面、また新しく社会と繋がろうという試みに希望を持つ事もできた。
ジェンダーの視点って大事だなと思った。 -
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ネタバレ最近よく目にする「下流」。いまや老人ではなく中年も入る。
私はいわゆる就職氷河期世代なのだが、当時は友達もなんだかんだと就職していて(地方の公立大学、文系)、実感としてそんなに氷河期だった覚えはないのだが、当時就職した人たちはだいたい5年の間に職を変えている。派遣で就職してうから試験受けて公務員に移行した子もいた。みんな留学したりと方向性を変えて、25年経った今、みんなそれなりに生活はしているが、50歳ともなると子供がいたら学費、独り身なら仕事できなくなったらどうしようなどという不安が重くのしかかってくるのである。自分の子供たちが成功できるように地ならしをしてあげるような余力は私にあるんだろう -
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自殺した引きこもりの人の考えることはよく分かりませんでしたな…筆者に大分長文のメールが多々送られてきているようでしたが…社畜死ね!!
ヽ(・ω・)/ズコー
↑まあ、そんな意味不明なメールを送る輩だからこそ自殺を図ったのでしょう! 人間、そんな簡単に自ら死ねませんて…社畜死ね!!
ヽ(・ω・)/ズコー
引きこもりの人ってなぜだか親が教師やら公務員やらの人が多いみたいですね…因果関係を調べてみるのもまた、楽しそうではありますね…フフ…。
んー、特に感じ入るところは無かったと言いますか…自殺した引きこもりの人はダメですけれども、中にはきちんと更生(?)し、社会復帰を果たした若者などもい