あらすじ
80歳の親が収入のない50歳の子どもを支えている「8050問題」。親が死ぬと、子どもも死んでしまうケースが多発。長期高年齢化するひきこもり当事者たちの現状を徹底リポートする。
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Posted by ブクログ
80代の親と50代のひきこもり子を扱った本。
親の遺体と暮らしたり監禁されたりと様々なケースが紹介されている。
一番惨いのは年齢により救いの声を封殺した行政と思われる。「9060問題」に移っているのも考えさせられる。
東京都も重い腰を上げたようだが2020年コロナ禍によりまた事態は変わるような気がする。
Posted by ブクログ
8050問題とは80代の親が収入のない50代の子供の生活を支え、行き詰まっている世帯の事である。臨床現場でも、ここ5年程、増えている印象がある。その実態は多様であり、軽度の障害が分かる人もいれば、グレーゾーンの人もいて、多職種、多機関の対応が必要になる。本書は、この問題の実態と行政や民間で進んできている取り組みについてのレポートである。まだまだ手探りの感はあるが、少しずつ取り組みは進んできているところもある状況は理解出来た。
Posted by ブクログ
「親が死んだら子も死ぬ」という見出しの向こう側にある生活の細部が、淡々とした筆致で積み重ねられていて、何度もページを閉じたくなりました。
親が子を責め、子が親を恨みながらも互いに縛られていく構図が具体的で、ニュースの「8050問題」が一気に顔のある現実になります。
当事者や支援者の声を丁寧に拾い、親子どちらか一方を断罪しない視線には大いに学ぶところがありましたが、救いや処方箋の提示は控えめで、読後に重さだけが残る箇所もあります。
それでも「自分の身の回りで同じことが起きたら」という想像力をぐいっと引き出してくれる、覚悟して読むべき一冊だと感じました。